■アスベスト(石綿）は、繊維状に結晶した鉱石。絶縁、断熱性にすぐれているため、煙突、タイル、電気製品に広く使われてきました。
・これが粉じんとなって、大気にまざると汚染物質となり、呼吸器障害の一種である石綿症や肺ガンを起こすので、欧米ではキラー・ダストと呼ばれてきました。
・１９８７年。ベビーパウダーにアスベストが含まれていることがわかり、回収されるという事件に。これがきっかけで、学校などの公共施設に使われていたことが大きな問題となり、一斉に撤去作業がおこなわれました。
・都条例は「石綿含有建築物解体等工事」を施工する事業者に、作業施工計画の届出を求めています。