・ビックリしましたね。実は私も、特急電車が４時間も遅れるという体験をしました。日本母親大会の帰りに、水戸駅をすぎ“石岡”という駅で止まってしまったのです。５時半ごろには上野に到着の予定でしがた、１０時近くに。

・ケイタイは通話できず、車内アナウンスも「大地震発生により、線路の安全を確認中」というだけ。どこでどのような地震が発生したのか、被害が出ているのかどうか、全く説明されないままでした、幸いにも大きな被害はありませんでしたが、ケイタイからケイタイ、又は電話もダメでした。あらためて首都圏のもろさを実感しました。

　今回の郵政民営化法案では「全国のあまねく公平に貯蓄の手段を提供する義務」というむねの条文（郵便貯金法第１条）はなくなります。結局は、民間銀行と同じように、もうからないとサービスを低下させることになってしまいます。実際に政府の案も、修正案も「全国一律サービスを課さない」（竹中大臣）というのです。
　 都心や過疎地の郵便局が減るなどネットワークの維持もされる保障がありません。


郵貯だからできるサービス（大手銀行との比較）

民営化すると巨額の赤字に
――― 国会で政府もみとめました。

民営化すると郵便貯金をあつかう会社に巨額の費用が課せられます。公社のままなら1400億円の黒字、民営化すれば600億円の赤字になる ―――　日本共産党の追求に、政府もこのことを国会でみとめました。

ご存知ですか？ 郵便局職員・建物に税金は使われていません。 郵便、貯金、簡保は独立採算でおこなわれ、すべて黒字。 税金は使われていないのです。 外国では？ ●ドイツ……民営化後、郵便局が激減し、法律で郵便局設置を義務づけることに。 ●ニュージーランド……やなり郵便局が少なくなり国営の窓口を復活。 ●アルゼンチン……郵便局が３分の１もへり国営に戻す。

東京民報2005年７月号外