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2009年9月29日 通算874号

さがらとしこ事務所 
東京都北区赤羽北 3-23-17
TEL&FAX 03(3905)0970

日本共産党区議団
北区王子本町1-15-22 区役所内
TEL 03(3908)7144

新政権発足から2週間
国民のたたかいが政治を動かす
北社保病院など公的存続へ 厚労省・臨時国会に法案提出を検討

・障害者自立支援法の廃止や後期高齢者医療制度も廃止へ。
八ッ場ダム計画の中止にむけて、政策転換が現実のものになっています。

・区議会では前年度決算の審査中ですが、「構造改革」路線からの転換で、自治体本来の仕事へと、ここでも政策転換がもとめられています。

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人間らしく働き、暮らせる区政を
北区議会第3回定例会 日本共産党・やまき直人議員が代表質問
 9月11日、北区議会第3回定例会本会議で、日本共産党を代表して質問にたったやまき直人議員は、「自公政権退場」という総選挙結果をうけ、北区が区民にとって一番身近な自治体として、人間らしく働き、暮らしていける施策の実現に全力をつくすべきだと、花川区長に求めました。

やまき議員はまず、くらし、環境を守るため、
(1)人間らしく働けるルールの確立、
(2)後期高齢者医療制度と障害者自立支援法の廃止、
(3)生活保護制度の改善、
(4)高校の学費無償化など教育費の負担軽減、
(5)地球温暖化をくいとめる国際的な責任を果たす、ことを国や都にはたらきかけよと提起しました。

花川区長は、「必要に応じて国や都に要望してゆきたい」などと答弁しました。

北区の緊急雇用対策区民に周知徹底を
続いて、北区がおこなっている緊急雇用対策について、ほとんどが民間事業者に委託されており、見えにくいことから、事業内容について区民に周知徹底するよう求めました。

公契約条例制定で雇用の安定をはかれ
中小企業や商店街への支援については、公契約条例の制定で人間らしく働ける賃金と労働条件を義務づけ、建設労働者のくらし、雇用の安定を図ることなどを求めました。

高齢者への支援 安心の子育て施策を
また、高齢者と子育て支援については、要介護認定制度の抜本的改善と「待機児解消」にとどまらない積極的な保育計画を策定するよう要求。無認可保育園への具体的支援も求めました。

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社保・年金病院を公的存続
厚労省 臨時国会に法案提出も
「しんぶん赤旗」2009.9.26付より
共産党、住民とともに要求
 自公政権のもとで売却の方針が決まっていた各地の社会保険病院(53カ所)と厚生年金病院(10カ所)について、厚生労働省は存続に向けた検討に入りました。民主党の関係者は「マニフェストの方針通りに公的医療機関として管理する方向で推進していく。関連法案を臨時国会に提出することも含めて検討している」と話しています。

 社会保険病院は政府管掌健康保険(現・協会けんぽ)の保険料で、厚生年金病院は厚生年金の保険料で建設され、地域医療の中核を担ってきました。社会保険庁が設置・保有し、公益法人や地方公共団体が運営してきました。

 しかし、小泉政権下の2001年、公明党の坂口力厚労相(当時)が「社会保険病院の3割程度の整理合理化を検討する」と表明。02年の医療改悪と04年の年金改悪のなかで両病院を「整理合理化」する方針が決められました。

 社会保険庁の「解体」で保有者がなくなるため、08年10月には独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」(RFO)に両病院の管理が移管されました。RFOは医療施設を譲渡・売却するための組織で、来年9月末に設置期間が切れます。

 病院の先行きに不安が広がり、医師や看護師の退職や診療科の廃止・縮小が進むなど、地域医療に深刻な影響が及んでいます。

 公的な医療機関としての両病院の存続・充実を求める住民の願いは強く、意見書などを採択した自治体・医師会は全国で480にのぼります(09年8月時点)。01年以降に集まった各地の存続署名は200万を超えます(社会保険病院・厚生年金病院等の存続をめざす全国連絡会調べ)。

 日本共産党国会議員団は、公的施設としての存続を国会で繰り返し要求。地域住民とともに政府への申し入れを行ってきました。RFOへの移管にあたっては、「医療に対する国の責任放棄であり、地域医療の崩壊を一層進めるものとして断じて容認できない」と政府に申し入れました。

 こうした世論と運動が高まるなかで、民主党も今回の総選挙の医療政策(詳細版)で両病院の公的存続を原則に、新たに「地域医療推進機構(仮称)」を設置して管理する方針を明記しました。

 すでに自公政権のもとで、静岡県浜松市の社会保険浜松病院は譲渡対象病院とされています。東京都新宿区の社会保険新宿診療所も、連携してきた社会保険中央総合病院と切り離され、個別に売却されようとしています。これらの扱いをどうするのかも問われます。


安心の地域医療 運動広げていく
厚生年金病院存続運動全国連絡センターの丸山和彦代表世話人の話:私たちは湯布院をはじめ全国各地で、地域の住民、
行政、議会、農協、商工会など、すべてを網羅する地域ぐるみの超党派運動を起こし、「公的存続が当然だ」という声を
国会の中につくってきた。それが政府の方針に結実した。私たちは、存続法案のたたき台として「患者、住民、自治体の
基本要求」を政府に提出しており、存続にとどまらず国が責任を持って充実させ、安心の地域医療体制をつくりあげるための
運動を広げていく。

職員雇用保障し 住民の声反映を
社会保険病院・厚生年金病院等の存続をめざす全国連絡会の桂木誠志事務局長の話:民主党がマニフェスト通りに
公的医療機関として存続させる方針を確認したことは、売却方針にストップがかかるという点で、大きな前進だ。
秋の臨時国会に向けて、病院を残すだけでなく職員の雇用を保障し住民の声を反映するよう、政府や各政党に対して
要望する取り組みを強めたい。


社保病院 整理進めながら存続を「手柄」 /公明党
2009.09.28 「しんぶん赤旗」より

 厚生労働省が、社会保険・厚生年金病院の売却を取りやめ、公的病院として存続させる方針を固めたことについて、「公明新聞」25日付が1面トップで「公明の主張が実現」と大きく報じています。同党の山口那津男代表は24日の記者会見で「公明党は当初の政府方針を見直し、公的医療機関として存続させるよう、かねてから検討してきた」などと述べています。
 しかし、「当初の政府方針」は、そもそも公明党自身が初めから策定にかかわり、推進してきました。小泉政権下の2001年、坂口力厚労相(当時、公明党)が「社会保険病院の3割程度の整理合理化を検討する」と表明。自公両党が強行した02年の医療改悪と04年の年金改悪で、両病院を「整理合理化」する方針を決めたのです。
  公明党の赤羽一嘉衆院議員(当時)は07年3月の衆院予算委員会で、病院存続を求める住民運動を“整理合理化計画が決まってもいないのに、患者の不安をあおっている”と敵視し、ともに運動している日本共産党を“選挙のたびに扇動を仕掛ける。マッチポンプだ”と攻撃する質問を行いました。
  赤羽氏の地元、神戸市議会でも、社会保険神戸中央病院の存続を求める住民や病院職員らの請願・陳情の採択に公明党は一貫して反対。昨年の12月議会で、別の請願者が出した同趣旨の請願を初めて全会一致で採択しましたが、「中央病院を守る住民の会」の請願は審議未了廃案とする党略的な行動をとりました。  こうした経過があるのに、今になって“存続は自分たちの成果だ”とはいかにも公明党らしい実績宣伝。住民を不安に陥れる政策を推し進め、批判が高まれば引っ込めて自分の手柄だと誇る。世間ではそういうやり方を「マッチポンプ」と呼ぶのです。(S)
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