2013年7月28日号
日本共産党北区議員団
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平成25年第3回北区議会定例会に向けた予算内示会報告 

 北区議会第3回定例会(9月議会)に向け、予算内示会が開催されました。区の予定議案は、決算の認定など15議案です。内訳は、第2回定例会で制定された特別区税条例に基づき、延滞金などの金利を本則の14・6%を9・3%へ、7・3%を3%へそれぞれ引き下げる条例が5議案。次に公的年金の徴収方法や株式等に係る所得に対する課税などに関する条例が1議案。指定管理者の継続案件が5議案。一般会計と特別会計の補正予算が3議案です。また、追加予定議案として、まちづくり公社に関わる駐車場、駐輪場条例が3議案、仮称赤羽体育館新築工事請負契約が1議案予定されています。
  一般会計補正予算の主要事業は、@庁舎耐震対策費として、滝野川2丁目の旧滝野川中学校跡地に来年秋頃、区の教育委員会、選挙管理委員会、監査委員会が仮庁舎として移転するための工事費増額(約6千万円)。工事費総額は6億9千万円を予定、A赤羽会館の耐震改修工事を来年3月頃から1年間の予定で始めるための前払い金を計上。工事費総額は10億9千万円。工事期間中は旧赤羽中学校に仮移転する、B特別養護老人ホームみずべの苑にショートステイ11床の増設補助費、C仮称赤羽駅西口駐車場としてまちづくり公社から区分所有権を購入する費用として8億3千4百万円余、D「北区施設建設基金」積立金としてはこね荘の売却代金8億1千5百万円余を計上、EJR赤羽陸橋下の不発弾処理費として予備費増額1億円を見込むが積算不能、などです。
  尚、8月28日に開催された企画総務委員会で、北区契約・入札制度検討報告書について報告がありました。北区では今年の4月、学校新築工事の入札をめぐって職員が収賄の疑いをかけられ逮捕されるという事件が発生(収賄の疑いで北区職員を逮捕)。事件そのものは、最終的に不起訴となったものの、契約・入札制度の改善の必要性が浮き彫りになりました。今回の報告書は、庁内につくられた「北区汚職等防止対策検討委員会」がまとめたものです。報告書は、これまでの契約・入札に際しての課題を、@職員が疑いを持たれるリスクを極力減らすためのしくみをつくることA透明で適正な競争ができるしくみをつくること B外部の視点を入れた監視体制をつくることと整理した上で、具体的には、@入札案件関係者を限定 A入札参加業者に対する質問・回答担当の一本化B契約・入札事務に関する研修の充実C予定価格の事前公表(当面2013年10月から2000万円以上の案件から施行)D最低制限価格の範囲を予定価格の7〜9割に見直すE入札・契約に関する外部による監視制度の検討・創設などの対策を打ち出しました。この報告書をふまえて、早いものではこの10月から改善が始まります。
  区は、汚職等防止対策検討委員会は閉じますが、既設の「北区入札等審査委員会」「北区公共工事等制度検討連絡協議会」「北区物品関連契約等制度検討連絡協議会」において、引き続き制度の改善にとりくむとしています。


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