日本共産党・せいの恵子

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区の責任で公共交通、区民の足を守れin足立区

2024年4月20日に公共交通を守ろう!シンポジウムが開催されました。地域公共交通!私も行かなければ〜と参加しました。会場は、ほぼ満員、資料も足りなくなるくらいで参加者の熱気が伝わってきました。

足立区では、2024年4月から、民間が自主運行していた5路線のバスの廃止が問題になっています。各バス事業者は、減便などで赤字の対策を取って来ましたが、減便をすればするほど、利用者が減る悪循環に陥り廃止になりました。シンポジウムでは、廃止された路線の代替策や、交通不便の解消も含め、総合的に交通政策を活性化させることなど、足立区の公共交通の充実を求めさらに住民運動を拡げて行くことが共有されました。

地域公共交通は、区民福祉を向上させる目的があり、採算性だけでは割り切れない事業です。なので、ほとんどの自治体がなんらかの形で補助をし、地域の足を守っています。北区では、コミュニティバス運行事業者に負担金も出し運行をお願いしています。足立区では、開業以来20年間もの間、事業者の独立採算での運行に頼ってきた経過があり、補填がなく収支が赤字だと民間事業者では、廃止の結論になるのではないでしょうか。

シンポジウム講師の可児先生(愛知大学地域教育センター研究員)からは改めて、交通は基本的人権、交通権を保障することが国・自治体の責務。事業者と自治体だけでなく住民参加で地域公共交通を考え、作っていくことの大切さが強調されました。

浮間地域の新規コミュニティバス利用者からは「銀行に行けて、年金がおろせるようになった」「北医療センターに行くのが本当に楽になった」「図書館に行けるようになった」など、今まで出来なかったことが出来るようになった喜びが、言葉から伝わってきます。その人の生き方を支援する、その人の人権を尊重する。まさしく「交通は基本的人権」だと思いました。これからも、地域の皆さんとより良い地域公共交通の充実を目指します。