政策・実績
01 住民とともにコミュニティバスを走らせた!
浮間地域唯一のバス路線「国際興業バス赤06便」は2013年3月のダイヤ改正により大幅な減便となり、住民の皆さんから増便の要望が数多く寄せられました。
北区は、国際興業バスに赤字分の半額(約880万円)を支援するかたちで、北医療センターへの延伸と増便を行いました。しかし、運行収支の改善が見られない事を理由に、北区は、わずか2年間でこの事業を打ち切り、2016年10月、国際興業バス赤06便は廃止となりました。「病院に通えない」「食事会にも参加できなくなる」「障害者施設にも通えない」など、地域住民の生活に大きな影響を及ぼしました。
私は、こうした声を議会質問で区に届け続け、国際興業バスや北区への要請にも住民と一緒に同行し、コミュニティバス新規路線実現へと地域のみなさんとともに頑張ってきました。
不採択になった住民陳情
2017年2月、住民のみなさんは、バス路線廃止にともなう救済策を求める、陳情(署名2395筆)を北区議会へ提出しました。日本共産党は採択を主張しましたが、自民、公明などの反対多数で陳情は不採択になりました。こうしたなかでも、日本共産党北区議員団は、予算組み替え提案や議会質問で、住民の切実な声にこたえて、コミュニティバス新規路線を求め続けました。
2019年、北区地域公共交通会議の設置、北区基本計画2020にコミュニティバス計画の復活、2021年、北区地域公共交通計画策定、浮間地域に北区コミュニティバス2ルート目の新規路線導入へと区政を動かしてきました。
※2022年12月試験運行実施予定が日野自動車の生産停止で試験運行が延期になっています。
浮間地域の次は、赤羽西地域にコミュニティバスを
北区地域公共交通計画では、2025年度から赤羽西地域のコミュニティバス新規路線導入準備に入る予定です。誰でもが安心して移動できる権利、暮らしの基盤を守るのは自治体(公共)の重要な役割です。浮間地域の次は、赤羽西地域にコミュニティバス新規路線実現に向けて住民のみなさんと一緒に頑張ります。
02 学校給食・子ども医療費の無償化へと前進!
日本共産党北区議員団は、予算組み替え提案や議会質問などで、学校給食の無償化を取り上げてきました、住民の皆さんの声や住民陳情の後押しもあり、第2子半額、第3子無料へと学校給食の無償化に向けて拡充させてきました。また、北区が先駆的に行ってきた子どもの医療費無償化についても、18才まで外来も含めて無償とするよう制度の拡充を求めてつづけてきました。
2023年4月から区立小中学校給食完全無償化、子ども医療費無償化も18才まで対象拡大へと前進させることができました。
03 高すぎる国民健康保険料を引き下げよう
「国民健康保険料」や「介護保険料」が高い。区民のみなさんから本当に多くの声が寄せられています。日本共産党北区議員団は、議会において、国保料や介護保険料の値上げ条例には反対を主張し、さらなる負担軽減を求めてきました。
国民健康保険は、非正規雇用や無職の方など比較的低所得の方も加入されています。だれでもが安心して医療にかかれる基盤として、保険料の軽減は必須です。
また、収入のないお子さんにも、年間5万5300円(2022年度)もの均等割り分が生じ、お子さんが多い世帯ほど負担が大きくなります。
日本共産党北区議員団は子育て支援に逆行している子どもの均等割り軽減を求め、2022年度から未就学児に限り、国民健康保険料の均等割り半額が実現しました。今後は、18才まで対象を拡げるよう引き続き頑張ります。
04 女性が単身でも安心して暮らせる支援の充実と家賃補助制度など住宅施策拡充
わくわくシニアシングルスが行った「2022年中高年シングル女性の生活状況実態調査」では、回答を寄せてくれた方のうち正規職員は半数に満たず、非正規職員、自営業では年収200万未満が半数となっており、正社員になれず、不本意で非正規雇用を選んでいる方が半数を超えている結果がでています。
私のところには、親の介護と看取まで頑張ったが、その後、仕事が見つからない。コロナ禍で仕事を失ってしまった。非正規の公務員を転々としているなど、中年のシングル女性(40代から60代前後)の方から声が寄せられています。
収入や仕事が安定しない、家賃や住むところが見つからない心配、また、住み続けることができるのかなど、中年シングルならではの不安があります。自治体が支援の眼差しを向けることが必要です。
就労なども含めた相談体制の充実、家賃補助や単身用の公共住宅の拡充に加え、そもそもの男女間の賃金格差是正や介護や保育などの賃金引上げ、非正規化に歯止めをかけるなどの取り組みなども頑張ります。
05 文化遺産、環境も壊す86号線計画ストップ
赤羽西地域では、静勝寺近くの道灌山(稲付城跡)をトンネルでくり抜き、赤羽自然観察公園とスポーツの森公園を20メートル幅の道路で分断する東京都の特定整備路線補助86号線(赤羽西地域)計画が進められています。
「子供たちの安全な遊び場を奪わないで」「静かな住環境が壊されてしまう」「防災に本当に役立つのか」など、地域住民からは反対の声が出されています。しかし、東京都はこうした声に、耳も傾けず、一方的に推し進めています。
住民は「86号線計画からくらし・環境・文化遺産をまもる住民の会」を発足させ、太田道灌ゆかりの「静勝寺」住職を原告団長として、事業認可を許可した国を相手取り、裁判で闘っています。
私も、住民の皆さんと、沿線住民へのヒアリング、都への要請や北区への計画中止を求める住民会の申し入れ(署名2740筆を北区に手渡す)に同行するとともに、区議会でも、この道路計画の中止、撤回を引き続き求めて行きます。
06 東日本大震災が議員活動の原点
2011年3月11日、東北地方を中心に未曾有の大災害となった「東日本大震災」が発生しました。北区でも、震度5弱を観測。候補者活動中に地震が発生、地面や電柱が大きく揺れ、非常に怖かったことを覚えています。
当選後すぐに、先輩議員とともに仙台市に赴き、被災地の医療機関や介護施設の対応がどうだったのか、また備えとして何が必要かのお話を伺いました。
災害拠点病院では、県内すべての透析患者を受け入れに、水や電気などのライフラインが不可欠だったこと、また、ある高齢者施設では、帰宅困難になったデイサービスの方や自宅で過ごすことができなくなったお一人暮らしの方を受け入れ、高齢者にとって災害時にこうした施設がよりどころとして重要なことなどを学ばせて頂き、災害時にケアが必要な方を受け入れる、福祉避難所整備や災害拠点病院に深井戸を設置する助成など、北区の防災対策に生かすことが出来ました。