対策計画の骨子(素案)

 この対策計画は、ダイオキシン類対策特別措置法案29条の規定に基づき指定されたダイオキシン類土壌汚染対策地域について、同法第31条第2項の規定に基づき作成するものである。この対策計画は、ダイオキシン類により汚染されている土壌に係る土地の利用等により人の健康に係る被害が生じることを防止するために必要な事業を実施するための計画である。
 本対策計画では、東京都環境審議会の意見を踏まえ、当該対策地域が団地内という多数の居住者が生活する場であることから、対策によるリスクが相対的に小さい覆土等による封じ込めを採用した。

注:覆土等とは、盛土(50cm以上)、コンクリート舗装(10cm以上)、アスファルト舗装(3cm以上)をいう。
1.1事業の内容
(1) 事業の概要
主要な対策内容は以下のとおりである。
   ・低木等の撤去工事
   ・地上構造物の撤去工事
   ・汚染土と覆土間の仕切り材(不織布)の設置
   ・外枠等の設置
   ・良質土を用いた盛土又はアスファルト舗装、ダスト舗装
   ・覆土表面の保護
(2) 工程
対策工事の概略工程案は、次表に示すとおりである。なお、可能な限り工程の短縮化に努めるものとする。

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