日本共産党北区議・福島宏典・ふくしまひろのり
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豊島地区とりわけ豊島五丁目団地のダイオキシン対策を問う
2006.09.29
(参考=ダイオキシン類等の土壌汚染問題について=は、ここをクリック>>)
 

(質問要旨) 
 昨年早々から発生したこの問題は、ダイオキシンならびに重金属の調査の結果が判明した段階で、北区が土壌汚染問題の根本的な解決を求め、団地だけでなく周辺の二つの開発地域を含む24ヘクタールをダイオキシン類特別措置法にもとずき地域指定を求めた。
しかしながら東京都は、旧豊島東小、豊島東保育園、東豊島公園の一部の三地域,合計1.3ヘクタールを地域指定したにとどまった。

 こうした経過を経て大きく三つの対策が打うたれ、また、打たれようとしている。

(1) 健康影響調査が148人に実施されました。5月・6月には重金属の影響評価と住民 説明会が行われた。10月・11月にはダイオキシンについて同様の対応が予定されている。
(2) 地域指定を逃れた都市機構用地についてはすでに6月、「50センチ覆土対策」が完了している。合わせて保育園、児童館、旧幼稚園、二つの小・中学校については、アス ファルト+人工芝敷設が行われた。こうした対策に「リスク管理」をおこなうとする日本で始めての手法が採られた。
(3) ブルーシ-トに覆われ、「立ち入り禁止」になっている区有地(区管理地域)の内、地域指定されたところについては土壌汚染対策を決定する手続きに入った。
「対策が決定するのにどのくらいの時間がかかるのか」との私の質問(第1回定例会の予算特別委員会)に「ダイ特法の一例目となった大田区の例で行けば約6月」と答えた。

設問 そこでお尋ねします。スケジュール通り進んでいるのは(1)のみだ。本日は、遅れている(2)と(3)について伺う。

問1 「ブルーシ-ト何とかならないか」の声は多い。保育園園庭が2年も使えないのは心が痛む。なぜこんなに遅れてしまう理由はなんなのか。
問2 ダイオキシンの「リスク管理」は、日本ではじめてのことだがなんの法的根拠の無いもの。きちんと条例化すべきだがどうか。
問3 リスク管理の中身(項目)が見えてこない。マニュアルもまだだ。
(1)団地では一月に地下の水道管が破裂。自転車置き場が使えない。
(2)五号棟の児童館前のコンクリート陥没も直せない。
(3)七号棟前の大木の立ち枯れ、
(4)自治会も要望出しているが、50センチ覆土対策の土地に植栽を。
(5)雨天のさいの覆土した土壌の流出などの心配。

以上はみんなリスク管理やマニュアルと関わりがある問題ばかりだ。項目としてはどのような内容になるのか   日常管理のあり方    リスク管理の情報伝達  ライフラインなどの突発事故   リスク発生時の初動体制   大規模災害時の対応など考えられるが、どのようなものになるか

問4 特に大規模災害時の対応が重要と考えるがどうか。液状化、ハザードマップの上で具体的に検討が必要だ。お答え下さい。

 次の質問は、地域指定された北区の対策についてだ。これに関しては東京都の態度は全く許せない。本来はダイ特法通りに粛々と手続きに入り、早く対策を出すべきだ。覆土で根回しは姑息だ。知事自らがマスコミを使っての北区バッシングの先頭に立っている。 また、中川議員とともに先日、大阪能勢町を視察し、覆土でなく土壌撤去が「科学的」「物理的」には可能であることを確認してきた。

問5 環境省が27億円の予算を計上してるが「土壌撤去」を想定してるがどうか。
問6 先にも指摘したが、東京都の動向を認めることが出来ない。対策の実施者は「東京都」は区議会全会派の意向だ。改めて北区の決意を問う。
問7 いずれにしても「結論」はダイ特法にのっとり、一日も早く対策を打ち出し、住民の合意形成に全力を挙げるべきだ。

 

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