本田 正則
23区内でも16区が踏み出している高齢者への補聴器購入助成。北区では、補聴器の調整ができる店舗が少ないなど「課題が多い」と導入に後ろ向きでした。
2022年9月の区議会本会議で私は、認定調整師のいる補聴器販売店舗は十分にあることや、財政面での課題もクリアしていることを事実をもって明らかにし、一刻も早く助成を実現するよう要求。区から、「今後、医師会や関係機関のご協力も頂きながら、制度導入に向けた検討を進めていく」との答弁を引き出すことができました。
「保育園に入れない」と悲鳴が上がり始めた2013年、都議会で日本共産党の、そねはじめ都議が「遊休の都有地を有効活用して保育園を誘致しては」と提案。待機児解消策を模索していた東京都は、この提案を受け入れ制度設計を開始し、田端1丁目の田端アパート跡地で、都有地を活用した第1号の認可保育園が誕生しました。
私は、17年2月の代表質問でこの事例を紹介し、待機児童解消へさらなる保育園の増設をと要請、都有地活用の3例目となる認可保育園が田端5丁目に開設されました。
2012年に東京都が候補区間を発表した特定整備路線補助81号線。西ヶ原を横切り豊島区へと抜ける路線は、平安時代からの古刹、無量寺を貫通するものでした。
私は、このことを知り即座に行動、計画が地元の貴重な文化財を壊し、地域の景観やコミュニティを分断することを広く住民に知らせると、お寺や地元町会などからも疑問の声が次々とあがりました。
こうした動きの中で、当初全面的な協力を表明していた北区も、「実質8年での建設は困難」と都に見直しを要請、北区部分の約350mが候補区間から除外されました。
戦前、陸軍の軍事施設が集中し、「軍都」と呼ばれた北区。戦後は基地や施設を解放し、平和都市へと姿を変えました。私は、区議会で「軍都北区から非核平和都市北区への歴史の継承発展を」と求めてきました。
岸田内閣は今、敵基地攻撃能力の保有、5年間で43兆円もの防衛費増額など、危険な戦争への道に国民を駆り立てようとしています。暮らし、憲法、平和を破壊する大軍拡・大増税にキッパリ反対し、憲法9条生かした外交で平和を守りぬきます。