日本共産党・せいの恵子

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2022年11月16日

2022年11月16日 北区赤羽西4丁目22番地付近(弁天通り沿線)にて道路舗装の隙間から泥水が湧き出て、家屋等に被害はなかったものの辺りが水浸しになりました。

写真は泥水がしみ出した付近のもの(翌日)土が乾いて車の轍が残っていました。

この場所の地下では、東京都の下水管の新設工事が進められており、シールドマシンが地下14mを降り進んでいました。地元自治会を通じて、住民が原因などの説明を求めていました。

2023年1月15日に東京都下水道局より説明会が行われました。

想定される原因として、シールドマシンに工事に使われていた泥水が、地下に残されていた、想定外のコンクリート構造物や柵板等の隙間を通過し、道路上に湧出した可能性があると説明がありました。この間、東京都下水道局では、沿線住宅の緊急家屋調査、再度のボーリング調査、シールドマシンの水圧調査、道路地中へのレーダー調査、24時間の路面監視員の配備を行ってきました。こうした調査の結果に異常が無かったと報告がありました。私も、報告を聞いて、ひとまずは安心しました。また、この下水道局の対応はとてもきめ細かく、丁寧だとも思いました。

今後の対応としては、1、シールドマシンの周囲に粘性の高い充填材を注入して泥水が湧出するのを防止。(写真はその粘性を実験して見せてくれた場面)2、シールドマシンに使う泥水に逸泥を防止する添加材を配合して品質を管理する。3、地表面の監視人を常時配置。さらに、半年後あたりに再度調査をするとのことでした。

住民のみなさんからは、この道路は昔は河川だった、道路沿線は盛土をして住宅が建てられている。地中の中はなにが起こっているのか見えない、今後も同じことや地盤沈下が起こるのではと不安の声がありました。

シールドマシンの大きさの規模は違いますが、外環道の工事で大規模な陥没事故が起こっているのでやはり不安があるとおもいます。工事の再開については、道路管理者の北区と協議し、近日中に再開したいと説明がありました。