活動日誌

2012年3月28日(水)

池内さおり12区予定候補と訪問・対話行動

すっかり春らしくなってきました。

民主党は、消費税増税法案の提出をめぐって党内分裂の様相ですが、国民生活や日本経済のことを真剣に考えれば、10%の大増税はありえない選択です。

さて、そんな情勢の中、今日は池内さおり衆院東京12区予定候補とともに、赤羽・志茂の地域に入り、訪問・対話行動をおこないました。

事務所を出ると、目の前の赤羽公園ではついにキリンの滑り台の復元工事が完了し、まわりの柵もとれていました。なつかしい元の姿が復活し、子どもたちが元気に遊んでいるではありませんか。

 

キリンの滑り台

 

キリン復活までの長い長い話を、わずか1分にまとめて池内さんにお話し、ともに喜んでもらいました。そこで、記念撮影!

 

池内さおり

 

行動では、後援会員のみなさんに「しんぶん赤旗」の購読をすすめ、ララガーデンでは、先日テレビでも紹介された赤ちゃん八百屋「ほっと村」と、新しい乳幼児一時預かり・ふれあい交流サロン「ララちゃんのおうち」を訪ね、活動の様子をうかがいました。

また、赤羽中央街商店街に店を構える尾花北区商店街連合会会長には、消費税増税に頼らなくても社会保障充実・財政危機打開の道は開けるとした日本共産党の「提言」を届け対話。会長から「こんな景気の時に消費税を増税したら、ますます日本経済はダメになる。いま必要なのは、働く人の給料をふさわしく引き上げて、町の商店街で買い物ができるようにすることだ」とのお話をいただき、「まさに提言の通り」と意気投合しました。

行動の終わりに、区民の生の声を聞いて元気が出た、という池内さんといっしょにラーメン屋で食事をとりました。対話を広げ、なんとしても消費税増税をストップさせたいと思います。

2012年3月26日(月)

北区議会最終本会議で新年度予算に反対討論

2月22日から始まった北区議会第1回定例会。本日、最終本会議を迎え、委員会での審査を経た条例案や新年度予算、意見書などの採決がおこなわれました。

2012年度予算については、7日間の予算特別委員会審査を受けて本会議討論がおこなわれ、私が日本共産党を代表して反対討論を、公明党の議員が賛成討論をおこないました。

 

新年度予算反対討論

 

一般会計予算については、木造耐震改修助成上限額の引き上げや「長生きするなら北区が一番」をスローガンにした高齢者対策の充実、引き続く待機児解消策など、私たちが求めてきたものが反映されていることには歓迎の意を述べつつ、以下の4つの理由で反対の立場を表明しました。

第1に、「社会保障と税の一体改革」に対し、国の動向を注視する態度にとどまっている姿勢です。

社会保障切り下げと消費税大増税の計画に、花川区長は「国会の場において、充分な議論が尽くされるものと考えております」と、まるで他人事のような答弁。こうした姿勢は認められません。

第2に、財政調整基金をゼロとする一方で、新庁舎や十条まちづくりの基金は「聖域」とする財政運営の「手法」です。

区は、現在の財政状況がいたって健全であるにもかかわらず、新年度予算で財調基金68億円をすべて取り崩し、さらに歳入が不足するといって学校改築基金から8000万円を借り入れるという「手法」をとりました。私は、この「手法」の中に「北区の財政は大変」という誤ったメッセージを送って外部化路線のさらなる徹底や職員定数削減など「経営改革」路線を推し進めつつ、新庁舎建設や十条の再開発計画は「聖域」として基金を積み増そうというねらいがあることを指摘しました。

第3に、指定管理者制度に対する無反省です。

指定管理者制度を導入した浮間東保育園で、1年目に続いて今年度も職員の大量退職が繰り返され、受託法人の社会福祉法人宮原ハーモニーが2期目の継続意思を撤回するという事態が発生しました。指定管理者制度の破たんをしめすものですが、これを「一法人内部の問題」としてすませようとする区の姿勢は容認できないものです。

第4に、低所得者に対するふさわしい対策がとられなかったことです。

この4月から、国保、後期高齢、介護の保険料が一度に値上げとなりますが、新年度予算には「払いたくても払えない」区民へのふさわしい対策が講じられていません。保険料が値上げとなったことなどから、国保、後期高齢、介護の3特別会計には反対しました。

採決の結果、一般会計と4特別会計すべてが賛成多数で採択となりましたが、今後とも区民要望の実現に全力をあげてゆきたいと思います。

なお、反対討論の全文は、こちらからご覧ください。

2012年3月23日(金)

岩淵小学校卒業式

私の自宅から徒歩3分のところにある岩淵小学校の卒業式に来賓として出席させていただきました。

始まりの頃は曇り空。何とか最後までもってほしいと願っていましたが、終了時には雨が降り出しました。いつもは桜も咲き始めた校庭で卒業生の送り出しをするのですが、今回は校舎内の廊下でお祝いしました。

 

岩淵小学校卒業式

 

岩小は児童数も少なく、それぞれの学年が1クラスずつです。今回の卒業生も30人。それだけに本当に一人ひとりが主人公となった式典となりました。

先週の赤羽岩淵中学校では、生徒も先生も涙、涙の卒業式でしたが、岩小の卒業生はみんな笑顔で晴れやかに退場。中学校でも、元気に勉強に励んでほしいと思います。

2012年3月18日(日)

赤羽エコー広場館4周年「エキエコ祭り」

赤羽駅高架下に赤羽エコー広場館がオープンして4年が経ちました。今日は、4周年記念の「エキエコ祭り」が開かれると聞き、のぞいてきました。

 

エキエコ祭り

 

昨年は東日本大震災のため、3周年のお祭りができなかったので2年ぶりとのこと。オープニングの式典のあと、会場をぐるりとまわりました。

リサイクル生地を使った手芸品の展示や古着のバザー、食育グループによる弁当の販売などたいへんな賑わいでした。

 

獅子舞

 

集会室のステージでは、獅子舞や講談も楽しみました。赤羽の地に古くから伝わる「稲付餅つき唄」にあわせて餅つきも披露。おみやげにいただいた、つきたての餅はとても美味でした。

会場では、見知らぬ方から声をかけられ、しばし談話。聞けば、同僚の共産党議員の知り合いだとか。北区の予算やコミュニティ活動について興味をお持ちとのことでした。こういう場で新たな出会いがあるのも楽しみの一つ。これからもエコー広場館の活動が発展することを願っています。

2012年3月17日(土)

北区革新懇総会で笠井亮衆院議員が記念講演

北区革新懇の総会が滝野川東ふれあい館で開かれ、出席しました。

冒頭、笠井亮衆院議員が「激動する政治情勢と展望」と題して、約1時間講演をおこないました。「消費税増税に頼らなくても社会保障充実・財政再建はできる」とした日本共産党の提言は、国会内でも大きな話題になっているとのこと。志位委員長が予算委員会の質疑で提言を野田首相に手渡した場面では、会場から拍手がわき、予算委員長はその後、「この資料は予算委員全員に配った方がよいのでは。民主党には勉強してもらいたい」と提案してくれたそうです。

笠井さんは、野田政権について、国民の声に鈍感で痛みがわからない政権、後期高齢・介護保険料値上げなどをおしつける冷たい政権、聞かれていることもわからない不勉強な政権と指摘。日本共産党が大きくならないと政治はよくならないと、国会議員としての実感をこめて訴えました。

 

笠井亮

 

講演をうけて、総会議案の提案と役員の推薦、討論へ。革新懇に結集する団体の代表が活動を報告しあいました。

日本共産党の池内さおり衆院12区予定候補は、「提言」を手に商店街を次々訪問した手ごたえを報告しながら、消費税増税をストップさせるため全力でがんばる決意を表明しました。

 

池内さおり

 

そねはじめ前都議は、都民不在の石原都政の現状を訴え、来年夏におこなわれる都議選での日本共産党の躍進をよびかけました。

 

そねはじめ

 

その後、民商、双友会、教組、子育て連絡会、生活と健康を守る会、日中友好協会、国民救援会、滝野川九条の輪の代表などが発言。3月11日におこなわれた「さよなら原発in飛鳥山」の成功と教訓についても、さまざまな角度からふれられました。

私も日本共産党区議団を代表して北区政の現状と新年度予算審議の特徴について発言しました。

 

のの山けん

 

最後に、日本共産党の遠藤久北地区委員長が発言し、消費税増税やまちづくりの問題などを通して、国民の中で起きている変化を紹介。今こそ立場を超えて要求で団結する革新懇の出番だと訴えました。

私も、北区革新懇のさらなる発展のために力をつくす決意です。

2012年3月17日(土)

赤羽岩淵中学校の卒業式

今日は、区内の中学校でいっせいに卒業式がおこなわれ、私はいつものように赤羽岩淵中学校の式典に来賓として参加しました。

あいにくの雨で、気温も一気に低下。寒さも身にしみる体育館での式典となりましたが、卒業証書を受け取る一人ひとりの卒業生の顔を見ていると、ほんわかと心が温まる思いがしました。

 

卒業式

 

在校生の送辞あたりから涙をこぼす生徒の姿がちらほらと見られ、卒業生の答辞では読み上げている代表自身が涙声に。仰げば尊しの合唱では、ほとんどの卒業生が目を真っ赤にしていました。

3年間をともに過ごした友人や教師、それに学び舎との別れ。それは、中学校という空間から、またひと回り大きな世界へと踏み出してゆく明確な区切りの瞬間でもあります。卒業式というものがもつ感動は、やはり人として成長することを実感できる青春の特権ではないでしょうか。

そういえば、中学校の卒業式以来、ごぶさたしている旧友の顔がふと浮かんできました。中学卒業から、早33年が経ってしまいました。

2012年3月16日(金)

赤羽駅東口地区まちづくり全体協議会総会

赤羽駅東口地区まちづくり全体協議会の総会が、赤羽会館で開かれました。会則に基づく役員改選の時期ということで、2年前の発足以来の総会開催となりました。

最初に新役員の提案があり、これまで会長を務めてきた沼野泰郎自治会連合会長に代わり、尾花秀雄北区商店街連合会会長が、新たに会長となることが承認されました。

また、これまで東本通り東ブロック、駅前通り北ブロック、駅前通り南ブロックと、3ブロックに分かれていた部会を、東本通り東ブロックと駅前通り南北ブロックの2ブロックに再編する会則改正も承認されました。

続いて、各ブロックからの活動報告に移りました。

南北ブロックでは、3月25日に北区初の街コン、「羽゛コン」(バネコン)を計画しています。数百人の参加で町おこし、赤羽の宣伝になれば、と意気込みを伝えました。羽゛コンは今後、定期的に開催することも考えているそうです。

東ブロックからは、スズラン通り商店街のリニューアル事業について報告がありました。商店街南側が、ダイエー、高層マンション、聖母の騎士保育園、赤岩中とすべて改修工事となり、これにあわせて商店街も環境整備事業にとりくんでいるということでした。初年度となる今年度は、アーケード改修と証明のLED化、子育てコミュニティ事業として「ララちゃんのおうち」の開設などをおこなってきました。新年度は歩道の改修と彫刻の設置を計画しているそうです。

最後に、北区からの報告ということで、赤羽駅東口に設置を計画している地下式自転車駐車場の工事計画についての説明がありました。

 

まちづくり協議会

 

200台を地下に収容できる円筒型の駐輪場を4基設置し、800台の自転車置き場を確保しようというものです。建設費総額は約8億円、計画が煮詰まってくれば、新年度の補正予算で対応したいとのことでした。

ただし、現在、噴水と樹木がある位置に入口をつくるため、駅前の地上はすべて撤去し、何もない状態で整備するとのこと。放置自転車対策は不可欠ですが、東口の駅前の使い勝手や景観、財源対策については、今後大きな問題となってきそうです。

また、これとは別に、赤羽区民事務所前の空間を利用して、130台分のコイン式駐輪場も近々設置されるとのことでした。

2012年3月11日(日)

震災から1年「さよなら原発in飛鳥山」

あの東日本大震災から、はや1年が経ちました。いっこうに進まない被災地の復興や福島第1原発事故の処理に、いらだちを覚えるのは私だけではないと思います。

そんな中で、北区では飛鳥山公園で「さよなら原発in飛鳥山」集会が開かれました。午前中はぐずついていた空も、午後にはさわやかに晴れ渡り、上着もいらないほどの気温となりました。

何でもよいから黄色いものを身に着けて参加しようとのよびかけに、わが「のの花くらぶ」(日本共産党志茂・赤羽地域女性後援会)も黄色い風船を用意。一生懸命にふくらませています。

 

風船

 

他の地域からは、黄色い竜を掲げて参加する方もいました。よくできていますね。

 

黄色い竜

 

午後1時40分に文化行事がスタート。青年劇場の女優さんによる一人芝居、そしてトロンボーンのファンファーレで集会の幕開けとなりました。

最初に、浪江町出身の被災者、門馬洋さんがあいさつ。震災と原発事故の後、たいへんな思いをして北区に避難し、無我夢中で過ごした1年を振り返った門馬さんは、「事故が起こる前から原発は危険だと反対運動をすすめてきたが、私たちの運動が弱く、こんなことになってしまって悔しい。絶対に再稼働は許さず、原発をなくすためにがんばろう」としめくくりました。

 

門馬さん

 

続いて、明治乳業争議団、ほくと医療生協の青年グループ、被爆者の代表が次々とあいさつし、原発ゼロにむけた決意を表明しました。

子どもを放射線から守る会の代表は、親子で登壇。小学生の娘さんは、自分で書いた作文をよみあげ、「大人はどうして子どもを守ってくれないのでしょうか。最大の敵は放射能です。でも多くの人がそのことに気づいていません。放射能のない社会にしてほしいです」と訴えました。

 

子どもを放射線から守る会

 

今回の集会は、よびかけ人である北区労連をはじめ区内の諸団体や個人、現職・前職の区議会議員などが集まって実行委員会を結成し、2ヵ月ほど前から準備をすすめてきたものです。日本共産党北区議員団は9人全員が、新社会党や、みんなの党の区議会議員も参加しました。

そねはじめ前都議と池内さおり衆院東京12区予定候補も参加しました。

 

そね・池内

 

震災が起きた午後2時46分には、参加者全員で1分間の黙とうを捧げました。

続いて、北区在住の講談師・神田香織さんからの集会成功に向けたメッセージが紹介されました。神田さんご自身は、伊方原発の再稼働を止めるために、徳島の集会に参加しているとのことでした。

 

ふるさと合唱

 

集会の最後に、参加者全員で「ふるさと」を合唱。何十回と歌ったことのある歌なのに、「山は青きふるさと、水は清きふるさと」のところでは、思わず胸がつまってしまいました。

集会が終わり、いよいよパレードです。コースの関係上、飛鳥山公園からいったん王子三角公園へ移動。本集会で発言できなかった団体から1分間で決意表明を、とのリクエストがあり、「のの花くらぶ」も元気にアピールしてくれました。

 

のの花くらぶ登壇

 

パレードは三角公園から明治通りへ、映画館の角を曲がり柳田公園脇を通って王子警察署前、そして北本通りへと進む約20分間のコース。思い思いのプラカードやデコレーションをかかげ、「原発の再稼働は許さないぞ」「放射能を拡散させるな」「原発はいらない」と声をあげながら歩きました。

 

パレード

 

パレード終結点の三角公園では、パンダのぬいぐるみもお出迎え。

主催者側からは、集会には850人、パレードには500人が参加したと発表がありました。

 

パンダ

 

今日一日は、全国でさまざまな行動がおこなわれたと思います。辛い思いを乗り越え、一日も早く被災地の復興、生活と生業の再建、原発事故の収束がはかられるよう、私も全力をあげる決意を新たにしました。

本日の集会、パレードに参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした。

2012年3月10日(土)

十条富士見中学校内覧会

4月からの新年度にあわせて開校となる十条富士見中学校の内覧会に行ってきました。

「豊かな心と体をはぐくむ空間」をコンセプトに、「伸び伸びとした広がりのある学校づくり」「『やる気』に応える学校づくり」「周辺地域と調和のとれた学校づくり」の整備方針にそって建てられた新校舎。旧十条中学校の広い空間と歴史ある赤レンガ塀を生かした立派な教育施設となりました。

広い正門から校内へ入ると、左手が校舎棟、右手がスポーツ棟となっています。そして、こちらが校舎棟のエントランス。

 

正門

 

校舎棟の1階は、中庭を囲んですべてが図書館、パソコン室、技術室、ランチルームなどの特別教室となっています。こちらは理科室。

 

理科室

 

そして、こちらが家庭科室です。一般利用で貸し出しすれば、「お料理教室」も十分できそうです。

 

家庭科室

 

2階から4階までは普通教室です。どこからでも見やすい湾曲した上下可動の黒板や、赤外線・熱を遮断するLow-eガラスを使用した窓など細かい工夫が施され、落ち着いた雰囲気の教室となっています。

 

普通教室

 

渡り廊下で反対側のスポーツ棟へ。天井が高く開放的な体育館は、国体でも使用できる広さをもち、いざという時には避難所としての役割を果たします。当然、地区体育館として地域開放利用も考慮しています。

 

体育館

 

スポーツ棟にはこのほか、屋外プールや武道場も整備されています。プールの水は災害時、消防水利、マンホールトイレ用水として活用できるようになっているそうです。

続いて、校舎棟へと戻り、職員室へ。壁には学校内の主要な場所が見渡せる監視モニターがすでに作動していました。いまどきの学校では、セキュリティーにも十分な配慮がなされているようです。

 

監視モニター

 

北区ではこの間、小中学校の改築が毎年のようにおこなわれています。ご案内いただいた営繕課長のお話では、一つ建てるたびに新たな改善が図られていくそうです。

たとえば、階段の壁にはこの通り切り込みが入っています。これは、上ってくる生徒と下ってくる生徒が衝突しないよう、見通しをよくするための工夫とのこと。私の地元となる赤羽岩淵中学校の新築工事も、いよいよ新年度から始まり、2014年春の開校をめざすことになります。その頃には、さらにグレードアップした学校ができあがることでしょう。

 

階段

 

それにしても、私が学んだ中学校のことを思い返しながら、あまりの教育環境の違いに時の進んだことを実感させられました。

よりよい環境で、よりよい人材が育ってゆくことを、願ってやみません。

2012年3月2日(金)

東京北社会保険病院の増床計画をヒアリング

医療危機が叫ばれる昨今ですが、北区の医療の中核を担う東京北社会保険病院が増床計画を発表したということで、そねはじめ前都議、さがらとしこ区議、本田正則区議、ながいともこ区議とともに、病院にうかがい、お話を聞いてきました。

初めに、施設長の塩津先生からスライドを使って計画について説明を受けました。

 

北社保病院改修計画

 

今回予定しているのは63床の増床と手術室など施設の改修。病院側としては100床程度の増床を計画していたのですが、都内の病院のベッド数は、地域ごとに基準が決められており、区西北部保険医療圏(北区、板橋区、練馬区、豊島区)の中では63床までしか許可されなかったそうです。

整備の具体的中身については、

  • NICU(新生児治療室)、GCU(継続保育室)の整備(9床)
  • ICU(集中治療室)、CCU(心疾患集中治療室)の整備(6床)
  • 分娩室の増室など周産期の充実
  • 検診センターを新棟に移動し、同フロアを救急室として拡張
  • 災害対策として、臨時病棟として使用できる講堂・会議室の整備
  • 一般病棟の2単位増床・手術室の増室(5室→6室)
  • 病児病後児保育スペースの確保
  • レストラン再開、コンビニ拡張などアメニティの充実

などとなっています。

また、これにあわせて看護師も61名を新たに採用、診療科目も増加を予定しているとのこと。下が完成予想図で、左側手前の青っぽい病棟が、増築となる建物です。

 

北社保病院完成予想図

 

説明後の懇談では、率直な意見交換をおこない、北区の全高齢者実態把握調査や「長生きするなら北区が一番」専門研究会報告書にもとづく医療介護連携のとりくみなども紹介させていただきました。

竣工は3年後としているそうですが、区民の命の砦として、役割を発揮していただくことを期待しています。