マスコミ各社既報の、花川与惣太区長の交際費問題。日本共産党北区議員団が出納簿の情報公開を求めて調べたところ、自民党国会議員、公明党の太田昭弘代表、民主党前国会議員の他にも各党の都議、区議、政党の会合などに、2003年度から05年度までの3年間で、計122件、約100万円が支出されていました。
12、13日の区議会予算特別委員会で、日本共産党は「区長の政治姿勢、倫理観が問われる」と追及し、政党、会派、政治家に支出した交際費全額を区に返還するよう求めました。
花川区長は、これらのうち政治資金パーティーに支出した54万6050円(03年4月から06年12月までの28件分)を9日に区に返還したことを説明。今後は政党、会派、政治家に支出せず、内容を公開すると答えました。
しかし、9会派43人いる区議のうち7会派18人の区議やその支持組織に、1件1千円から1万円、「区政報告会」や「後援会忘年会」「後援会ボウリング大会」等に会費として出したものはそのままで、受領者からの返還には、「まだ事例がないが希望があれば検討する」との答弁でした。
区長は4年前にも贈賄をした北区の請負企業からの献金を返した前歴があり、倫理条例に照らしても資格が問われます。
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