22階建のとなりに23階建マンション計画が浮上
赤羽岩淵駅前に建てられた22階建てマンション(シティータワー赤羽ステーションコート)の隣に、新たに23階建てマンションが建設されようとしていることが明らかになりました。
建築主は、シティータワーと同じ住友不動産で、今年8月に着工、2012年11月に竣工という計画です。マンションとしては、現在北区内最大の高さとなるシティータワーと、それを超える高さの新マンションが幹線沿いに並立することになり、風害や景観阻害など住環境への影響が心配されます。
5月10日には住友不動産が住民説明会を開きましたが、住民側の参加は数名にとどまりました。建築主には、近隣住民への周知徹底と計画への理解を得るための努力が求められます。
(2010.05.20)
シティータワー赤羽の入居募集はじまる
約2年間の建設期間を経て、2009年12月に建物が完成。マンション名は「シティータワー赤羽」となって入居募集が始まりました。
深刻な経済情勢を反映してか、やはりすぐには入居者が埋まらないようで、住友不動産によるあの手この手での宣伝がおこなわれているようです。一般新聞には、A4サイズの紙を縦に2枚つなげた大版のカラー広告が折り込まれました(写真)。西友赤羽店の店頭にも、巨大広告垂れ幕が掲げられました。
広告では、「北区最高層 超高層22階建」とうたっていますが、高さだけを売り物にするマンション販売戦略は、正直、今の時代にどうかと疑問を感じざるを得ません。
そうこうしているうち、滝野川6丁目のNTT東日本社宅跡地に高さ111メートル、32階建、総戸数620戸の分譲マンション計画が浮上してきました。ひとつの超高層マンション建設が認められると、次々にそれ以上の高層が建てられてゆきます。
東京では、石原知事によって高さ制限が緩和され、これまでにない高層建築が町にあふれ出していますが、まちづくりの観点から逆に規制を強化し、地域によっては高さ制限を設けることも必要ではないかと思います。
(2010.03.10)
工事を中止し、住民と協定書結べ
赤羽岩淵駅前に建設予定の22階建てマンション計画は、建主の住友不動産が2月12日の第3回説明会を最後に住民への説明をボイコット。一方で、3月下旬からは本工事の杭打ちを開始するという状況になっています。
前回の説明会では、とりわけ風害に対する不安が広がる中で、建主側が植栽の配置についてシミュレーションのやり直しを行うことを表明。工事協定書についても「住民との間で協定を結ぶ。案は当方から示す」と約束していたにもかかわらず、その後、1ヵ月以上もまともな説明がありませんでした。
住民の声うけ、住友不動産が説明会開催を約束
こうした事態をうけて、住民の側は、「赤羽岩淵駅前22階建マンション建設を考える会」を結成。3月31日には住友不動産に対し、第4回目の説明会を早急に開くよう要望書を提出しました。これに対し、住友側はようやく「4月11日に説明会を開く」と回答してきました。
「考える会」はさらに、「住民への事前の相談もないまま杭打ちなど本工事を強行していることは極めて遺憾。協定書が締結されるまで、いったん工事を中止せよ」と要望しています。
(2008.04.08)
相次ぐ巨大マンション計画 住民への説明責任果たせ
赤羽地域で進む巨大マンション建設計画。騒音・振動、日照、風害、電波障害など周辺住民に及ぼす影響も看過できません。いくつかのケースを例に、問題点を探ってみました。
建主の思惑ばかり目立つ住民説明会
赤羽岩淵駅前に計画中のマンション(赤羽岩淵町計画)は22階建て。区内で一番高い民間マンションとなります。昨年末の住民説明会では、巨大な建築計画に地域住民から不安の声が相つぎました。とりわけ計画地のすぐ裏に保育園や児童館、小学校が建ち並ぶだけに、子どもたちへの影響が心配されています。
今年になってようやく2回目の説明会が開かれましたが、建築主側が前回約束した風害についての説明を「準備が間に合わなかった」と割愛して工事説明に進もうとしたため、住民らは猛烈に抗議。結局、2週間後に3回目の説明会を開き、風害についてあらためて説明しましたが、参加者の不安はいっこうに解消されていません。
旧赤羽警察署跡地には13階建て120戸のマンション(赤羽2丁目計画)が計画中。半数以上が問題の多いワンルームです。昨年11月の第1回説明会以降、住民への説明は一切なし。「あとは個別対応」と建設を強行する構えです。
近隣住民の団結で被害を最小限に
住環境を一変させる巨大マンションだけに、建築には住民への十分な説明が不可欠です。一方、住民側では、対策協議会などの組織をつくって建築主と工事協定を締結し、被害を最小限に抑える対応が急がれます。
(2008.03.04)
赤羽岩淵駅前に超高層マンション計画
赤羽岩淵駅前に、22階建て地上70㍍の超高層マンションを建設する計画が明らかになりました。建主は住友不動産で、来年1月中旬から着工としていますが、先に開かれた住民むけ説明会では、風害、地盤の弱さ、子どもへの影響など、不安の声が相次ぎました。
(2007.11.20)
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