来週の北区議会本会議代表質問で、石神井川の浄化と親水性の整備についてとりあげます。
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船着き場のある暖傾斜堤防 |
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盛り土をして遊歩道を高くし、川が見えるように |
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河川管理道路を活用した遊歩道 |
今日は、同僚の中川大一区議の案内で、区内の新河岸川沿線を調査しました。
昔は「川で泳いだり、魚をとったりー」自然の中で、人々のくらしと川がとけこんでいた時代もありましたが、洪水を防ぐため、コンクリート護岸やかみそり型の堤防など、治水、利水の整備や、工場用水などの廃液で「死の川」となり、川は危ないもの、汚いものとして、近づかないようにー人々の暮らしから分断されてしまいました。
しかし、自然や環境守る運動や法律の改正をかさね、川は治水、利水と共に、親水性を加え、潤いある自然空間として整備していく方向にすすんできています。
北区でも、中川大一区議が緩傾斜堤防や、河川管理道路の遊歩道整備、そこに桜並木をはじめ、緑化や潤いある空間もつくってゆくことを提案し、実現してきました。
今では、川や緑を楽しみながらウオーキングするなど、区民にも親しまれています。
川の水質改善では、毎年2万匹のコイを13年にわたって放流し、当時、住民を悩ませていたユスリカ対策としても効果を得、今ではコイ、フナ、手長えびが生息するようになりました。
そこに鳥たちも訪れています。
今回、王子駅南口の汚水排水で問題となった石神井川下流は、高速道路の建設にあわせて、川もコンクリートで固められた人口の川となり、臭気も漂い、川の沿線も親水性とは程遠く、殺伐とした環境となっています。
区内の河川が整備されてきた経験を発展させ、必ず潤いのある空間として再生させてゆきたいーと、心が高ぶりました。 |