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NO.138 2016年10月号
宇都宮章区政報告
暮らしの応援の抜本対策を求める。
 9月8日から始まった北区議会第3定例会は、10月7日に閉会。冒頭の本会議代表質問(北区共産党議員団ホームページを参照)につづき建設委員会及び7日間の決算特別委員会で質疑しました。その一部を紹介します。
●毎年10月の区議による管外視察の報告書をホームページで^公開することを要望。
●この6年間に13回もあった選挙。神谷小学校体育館での投票でスロープの不安定を指摘。区は改善を約束しました。
●障がい者差別解消法の施行にともない世論の啓発を主張。来年1月に障害当事者を含め幅広い区民が参加できるシンポジウム(北とぴあ・つつじホール)の予算がつきました。
●小中学校の入学の際支給される就学援助入学準備金(7月支給)を入学前に前倒し支給することを求めました。
●ノーベル受賞者が奨学金を受け苦学をした人が少なくないことをのべ、先進国では当たり前の給付型奨学金を区独自で創設することを求めました。
●東十条駅南口の跨線橋の架け替えの際、念願のエレベーター2基の設置を要望。前向きな答弁を得ました。
●王子5丁目の公衆トイレ(北本通り沿い)撤去の提案に反対し、存続を求めました。区は土地所有者のURと再交渉を約束しました。
●神谷体育館の利用率(稼働率)がほぼ100%であることを明らかにし、赤羽体育館が来年1月からオープンしても存続することを求めました。
●全体の質疑として当区議団はアベノミクス不況、年金削減、消費税や保険料の負担増のなか暮らし応援の抜本対策を求めました。区の積立金は533億円にふくらみ。昨年4月の区議選で訴えた「暮らし応援の予算組替案」が区議会では否決されたものの緊急、切実そして現実的な区民要望として際立ってきています。
 ひき続きのご支援をお願いします。
北区議会議員 宇都宮章
そねはじめコーナ−
百条委員会設置で徹底究明を
都議会の様子を語るそねはじめ都議会議員
都議会の様子を語る
そねはじめ都議会議員
 小池知事が、自民・公明都政への都民の不満をすくい取って支持を集めた結果、都民の願いに応えさせる大きなチャンスも生まれました。党都議団は小池知事に公約を守らせるよう、知事が動く前にどんどん提言をだしてきましたが、全てズバリ的中しています。
 待機児童対策では、私たちの提案が、小池知事の保育園増設目標引上げげ予算に盛り込まれました。五輪準備についても、都議団は8月にオリンピックの節約と情報公開を提言し、9月は海の森ボート競技場を埼玉県彩湖にという提案を出しました。最近の競技場見直し計画には、わが党提案が反映しましたが、知事の顧問が、五輪経費を3兆円と見積もったり、ボート競技の宮城県変更案など弱点もあって森会長から反撃されています。
 最も注目された築地市場移転先の豊洲の建物地下が汚染対策の盛り土をやらず空洞だったことを都議団の調査で初めて明らかにし、たまった水が地下水で汚染物質が含まれることなど次々と明らかにし、全国から激励の電話やメールが来ています。
 さらに都が安全と主張する地下水でも基準オーバーが現れ、盛り土で大丈夫という計画も怪しくなりました。やっぱりあの石原元知事の公害や汚染を軽視する姿勢が元凶です。百条委員会をつくり証人喚問しましょう。都議団は小池知事に豊洲移転中止と築地再整備の検討を迫ります。
宇都宮区議とは、UR公団住宅の家賃引き下げ、都営住宅の改善、地域の区民施設の拡充めざしてがんばりぬきます。
 来年定数が3人に減る北区で都議選をたたかう私は、議会と地元を必ず両立し、前々回の苦い経験は絶対繰り返さないと心に誓っています。
幻の鉄板復活 
柏木の神、我らに味方す
木元さんのギターで歌声を楽しむ
木元さんのギターで
歌声を楽しむ
  10月9日朝9時、土砂降りの雨の中を機材を運ぶ気の重くなるスタート。天は我らを見放したかと思いきや、何とバーベーキューのはじまる11時過ぎにはピタッと止んだ。柏木の神の思し召しでしょうか!
 焼肉・焼きそば・豚汁そして冷えたビールはもうたまりません。その上木元さんの生ギター歌声そしてカラオケと総勢50人の参加者は最高に盛り上がりました。そねはじめ都議が歌った「兄弟船」は都議選への厳しい船出がこめられれ。参加者全員がしっかりと舟をこぐ決意を新たにした1日ちでした。
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東日本大震災5年7ヶ月福島の現実 
百聞は一見に如かず!
 浪江町から避難してきている門馬さん宅にボランティアとして参加した報告は宇都宮レポート5月号の記事で紹介しました。
 2回目のボランティアとして9月15・16日の2日間4名の仲間と参加、今回は家の整理よりも放射能による汚染、津波による被害状況を知ってほしいと云う門馬さんの思いから、ツアーガイド門馬さんの企画にもとづき行ってきました。

 常盤自動車道を四倉インターで降り、放射線測定器で線量を計りながら、6号線で富岡駅に向かいました。途中、放射線数値の表示や自転車・オートバイ通行禁止の標識があり緊張しました。写真(1)は、駅前に広がる仏浜に家や田畑を除染したが、処理されずに山積みにされている放射能廃棄物です。
、処理されずに山積みにされている放射能廃棄物
 うぐいすだより5月号で紹介した「希望の牧場」牧場主の吉沢さんの話では山の除染は不可能で放射能は雨水で地下水に、偏西風や海流により地球規模の汚染に広がるそうです。
 門馬さん宅から6号線で宿泊する原町に向かう途中、夕暮れ時の移住制限区域は家に灯りがなく、人影もないゴーストタウンまさか日本の町が、と思い胸がつまりました。
 写真(2)は、農民連浜通り農産物供給センター(直売所野馬土)に設置された食料用放射能測定器です。風評被害を克服しようと独自に放射線量を測定検査し、出荷する全てのお米に証明証を付けて販売、この取り組みが県を動かし農協も測定検査をするようになりました。写真の測定器は3000万円するそうですが県から農産物供給センターに贈られてものです。
農民連花通り農産物供給センター(直売所野馬土)に設置された食料用放射能測定器
 福島県は浜通り、中通り、会津と大きく3地区に分けられています。津波による被害についてあまり知られていません。
福島県土木部まちづくり課の資料によると津波の規模は相馬港で 9.3m以上です。津波による浜通りの地区の死亡行方不明者は3,682名、その中で浪江町の犠牲者は152名にのぼります。
  写真(3)は常磐線下り方面寸断された線路、富岡駅は津波で流され今も復旧の見通しがたっていません。
常磐線下り方面寸断された線路
 写真(4)は津波で破壊された請戸小学校の教室です。1階には形だけの時計や流されずにとどまったオルガンなどがまだそのままになっていました。
偶然にも津波の前日避難訓練をしていて、訓練通り高台に避難し子供たちや教職員は全員無事でした。校長先生は、もし父兄の皆さんに聞かれたときに話をしなければならないのでと云い一人で2階の教室に残ったそうです。
請戸小学校の教室
神谷 K.H.
【街の色」
東十条駅ホームの屋根を支える古レール
3,4番線ホーム支柱は130年前の英国製
3,4番線ホーム支柱は
130年前の英国製

北口人道橋の
古レールを使った橋脚
 昭和3年(1928)2月田端赤羽間の電車線(複線)が完成し、京浜線電車の運行区間が赤羽駅まで延伸。現東十条駅は地元の不便さ解消のため度重なる請願をして昭和6年(1931)8月1日下十条駅として開業。当初「京浜線」の京は始発の東京駅からの「京」と終点の横浜(桜木町)の「浜」を組み合わせた名前でした。昭和7年(1932)9月東北本線の赤羽大宮間電化に伴い京浜線が大宮まで乗り入れ、これで「東北」が後につき「京浜東北線」となりました。昭和32年(1957)町名変更により東十条駅と改称。昭和42年(1967)10月1日に2島式ホームに改築。3・4番線が開業当時からのホームで屋根の支柱に古いレールが使われています。(写真左)これらはキャメロン社やバーロウスチール社など19世紀に英国で造られた輸入レールです。右の写真は北口東西を結ぶ人道橋の橋脚です。
神谷 U.T.
編集後記
  バーベキュー&カラオケ生ギターのつどいで、上記福島の現実を伝える写真展を開き「希望の牧場」牛の飼料代カンパ15,510円が寄せられました。 ありがとうございました。
スタッフ一同

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