4/19(月)衆議院議員笠井亮事務所は本田正則区議、そねはじめ前都議と周辺住民と一緒に、国交省を通じてUR本社から直接、進捗状況などを聴き取りました。
中央(UR住宅)完成、南側業者募集中
UR(都市再生機構)は、西ヶ原1丁目の本郷通り沿いのUR団地の南隣の土地(農水、国税宿舎跡地)を2007(H19)年3月、国から買いました。
URは独立行政法人で、開発はできますが、直接、新規の住宅提供はできません。旧公団住宅の建て替えは例外です。
一方、買った土地には2012(H25)年12月までに賃貸住宅を建てる条件が付いています。そこで、中央工区(UR住宅の南隣)に、建て替え住宅を完成させ、住民の皆さんの引っ越しも終わろうとしています。
また、南側工区(買った国有地南端)は、現在業者募集中です。賃貸住宅を建てて貸す民間事業者に、定期借地権で土地を貸すのです。場所によって1〜7階までの高さ制限を付けました。
引っ越し終了後の旧公団住宅は、解体後、計画検討を始めます。
南側工区-今度は大丈夫と言うが?
南側工区はこれまで、2回、事業者募集をしましたが、まとまらず、3度目の事業者募集を行っています。今度は、うまくいくのでしょうか?
問題は二つあります。
一つは、借地権で土地を貸すやりかたの結果、企業が若い子育て家族には高すぎる家賃になっています。URの回答では、ワンルームを除けば西ヶ原4丁目や杉並、江東などで、11万8千円〜38万の家賃です。借りられる人はまれです。
もう一つは、URも民間業者も、収益を優先する事業体だということです。
中央工区は、周辺住民に不満が残っているのに、建築を進めました。南側工区は、同じURの事業なのに、中央工区と南側工区の両方の開発の複合の影響を提示し、合意を待たずに募集開始しました。
そのまとまらなかった募集条件でも、応募する民間企業は利益が上がらないからまとまっていません。
周辺住民にも入居者にもプラスに
公有地を活用するのですから、特定企業やURが収益を上げるのではなく、社会的に意味があり、周辺住民にも、入居者にもプラスになる計画にすべきです。
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