3/18の北区議会防災対策特別委員会
北区から仙台市若林区に
緊急支援物資出発
●18日午前0:00、北区の緊急支援物資が宮城県との連日の調整の末、出発しました。備蓄物資からクラッカー9千食、アルファ米1万5千食、飲料水3000本(500niペットボトル)、毛布700枚を届けます。
●今後二次三次の物資搬送や人的支援も東京都と調整のうえ実施する構えです。
北区内の被害
●半壊1件、家屋倒壊危険10件の他、北区が確認できている設備物、外壁、水道、屋根などの被害件数が報告されました。北区がつかめていない被害も相当ありそうです。屋根は51件となっていますが、瓦屋さんへの注文は、私が聞いているだけでも150件を超えています。
●区有施設でも、エレベーター閉じ込め(北とぴあ)や内壁被害などがありました。
北区内の対策
●帰宅困難者と、避難区民を約6000人
全小中学校を避難所とし、小学校32校、中学校7校で約5900人を受け入れ、さらにふれあい館9館、教育未来館、北とぴあ、赤羽会館、滝野川会館、エコベルデなどで、600人を受け入れ、宿泊や休憩をしていただきました。各校の教員、職員が徹夜で対応し、暖房と、毛布、お粥缶、水などを提供しました。
●保護者が帰宅困難で、保育園の児童引き取りは翌日12日10:10で11:47に完了、児童館では当日20:00、学童クラブでは当日(翌日)24:05で24:25に完了でした。保育士さんたちも職場に泊まった方が多数になりました。
●卒業遠足先から帰宅できなかった中学も4校ありました。
日本共産党の支援活動
●日本共産党は、人命最優先で救助・救援活動への提案を行うとともに、12日から救援募金を呼びかけています。仙台市に対策本部を立ち上げ、高橋千鶴子衆議院議員を中心に、現地での支援対策を強化しています。まもなく、この本部を中心に人的支援活動も開始する予定です。
●「原発は子どもたちが外遊びできないほど危険なのか?」「今は大丈夫なのに外遊びさせないのはおかしい」などの質問、意見、計画停電や物資不足、情報不足への不満の声も多数あります。北区にも伝え善処を求めています。
3/12 北区への緊急申入れ概要
1, 被害状況の把握と公表をすみやかに適時行うこと。
2, 「震災何でも相談窓口」を設置し、区民からの相談に応じること。
3, 被害に対する速やか対策を行うこと。家屋の修繕や片付けのために、「住宅リフォーム助成事業」前倒しや、室内散乱の片付け支援を実施すること。
4, 都営、区営住宅、公社、公団住宅など、北区として修繕などの復旧対策を早急に行うよう申し入れること。
5, 北区として、被災者に対する可能な限りの支援を実施すること。
6, 今後発生するであろう被災者の受け入れを公的住宅などの対応を含め、準備するよう、国や都に求めること。
●北区の募金額は216万6624円です。
(3/19日午前10時)日本共産党が責任を持って現地へお届けします。
●私が関わった救援募金活動
13日(日)駒込駅東口で25170円、
14日(月)西ヶ原駅東口で2335円、
田端銀座で24324円、
15日(火)上中里駅で17985円、
霜降銀座で20560円、
田端駅北口で33598円、
16日(水)田端駅南口で1800円
17日(木)田端駅北口で8001円
田端銀座で17695円
18日(金)田端駅北口で8001円
駒込駅東口で31577円
のご協力をいただきました。
3/14、15付けレポートより
●私は、上中里1丁目で地震に遭遇、直ちに滝野川会館に向かい情報確認をしました。途中、酒屋さんで酒瓶が落ちて割れるなどの被害を目にしました。
その後、西ヶ原、田端、中里、東田端、田端新町をバイクで一回り、さらに小中学校に開設された避難所をまわり、状況確認、教員や区の職員を激励をしました。翌朝も小中学校を一回りしスキー合宿の田端中の生徒たちが一泊して帰宅できたこともお聞きしました。
●帰宅困難解消まで、地域振興室などが対応してほしかったとの要望がありました。
●12日日本共産党北区議員団としての情報交換で、室内散乱やドアの不具合(豊島五丁目団地(約5000戸)で、ドア開閉不能・施錠不能が1000件を超えそう)などの高層ビルの被害、瓦の落下やブロック塀の倒壊、道路の陥没、給水塔からの水漏れ、ガラス散乱などもわかりました。
●13日以降も、様々なご相談が寄せられています。仕事がぱったり途絶え、従業員の給料が払えないなど今後が心配になるお話しもあります。緊急融資の新設など求めたいと思います。
●防災無線、計画停電、原発の放射能被害など情報の改善も強い要望です。
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