日本共産党北区議員 本田正則
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2012.2.17
北区新年度予算案 区民要望前進、もっと前へ
財政調整基金はゼロ、しかし主要5基金合計は依然297億円

 北区はこのほど、2012年度予算案の概要を発表しました。
 一般会計の予算規模は、約1328億円で前年度比3 % の減となっています。
 予算案の特徴は、災害対策・高齢者対策・子育て支援を重点分野とし施策の拡充をはかるほか、健康づくり、景気対策、就労・雇用、環境などの分野で新たな事業を展開するとしています。
 日本共産党はこの間区内で活動するさまざまな組織や団体と懇談を重ね、区民要望の実現を区長に求めてきました。

木造耐震改修助成上限100万円へ
  昨年8 月から12 月まで6 回にわたって開かれた「災害対策のあり方検討会」の提言をふまえ、防災対策を強化。木造民間住宅の耐震改修工事費助成については、上限が50万から100万円へと引き上げられます。住宅リフォーム助成制度は、通年募集で新年度も継続することになりました。

高齢者あんしんセンター機能充実
  区内の全高齢者を対象におこなった実態調査結果にもとづき、「長生きするなら 北区が一番」の実現をめざします。
   高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)に見守りコーディネーターを配置し機能を充実。旧新町中跡地に新しい特養ホーム(仮称)「新町光陽苑」(図)を建設します。
待機児解消へ、区立保育園を増設
 スローガンとしてかかげてきた「子育てするなら北区が一番」をより確かなものにするために、子育てしやすい環境を整備します。待機児解消にむけて西ヶ原の外語大跡地に西ヶ原南保育園を新設し、王子本町保育園は移設し定員増をはかるなど、2014 年4 月までに359 人の定員を拡大します。
日本共産党が、消費税増税無しの
社会保障維持・財源確保策提言
2012.2.10
北区新年度予算案記者発表
今年度▲73億円補正新年度▲41億円縮小

 今年度、赤羽体育館や田端の東台橋脇のエレベーターなど建設工事を始められなかったり、当初立てた予算を下回る契約であったり、不要であったりしたものの総合計が、73億円となる補正予算案が示されました。
  現在の新年度予算案では、来年度末に財政調整基金はゼロ、主要5基金合計では297億円となっています。しかし例年、5月の出納閉鎖時期にも、予算の使い残しが明らかになり、半分は財政調整基金に、残りを他の4基金に積み増すことになります。結局決算時点では基金が300億円を超すことになりそうです。
  新年度予算案では、昨年度を41億円下回る1327億円余が計上されました。
  優先課題とした、【地震・水害に強いまちづくり】【長生きするなら北区が一番】【子育てするなら北区が一番】に関して、【災害】備蓄や避難所、情報などの整備の他に、区有施設の耐震化や民間建築物の耐震化助成、人材育成など、【長生き】地域包括支援センターの名前を「高齢者あんしんセンター」と変えて拡充し、見守りやささえあい活動の充実を図る、特養ホームなどの建設など、【子育て】待機児解消と学校改築などを計上しています。
  その他、重点分野として、【健康づくり】や、【景気対策】で地域ブランド創出、もの作り企業支援、【就労雇用】で「23区初」を標榜する大学生のための就活前応援事業、【環境】では新エネ・省エネ機器導入や調査・研究を掲げています。
  しかし、一方で、37階建てビルを建てる十条再開発の推進なども促進を掲げており、ムダのチェックや、区民の住まい・なりわい・福祉・教育の充実ができるようによくチェックする必要があります。

日本共産党が、
消費税増税無しの社会保障・財政提言第一段階 9兆円
★社会保障再生
医療費窓口:子ども0、現役2割、高齢1割
国保料:1人1万円下げ
年金:削減中止、低年金引き上げ
特養ホーム保育所:待機0
介護保険:利用料保険料減免
★社会保障財源
歳出のムダ削減 3.5兆円
公共事業、原発推進、軍事費、政党助成金
富裕層と大企業負担増 8兆〜11兆円
第二段階:単年度収支黒字化へ
大企業の内部留保の一部で
2012.2.03
田端駅高台エレベータは建設工事一時中止

東台橋脇に建設がj計画されている田端駅から田端高台へのバリアフリー化のためのエレベータについて、建設工事の一時中止が区議会交通対策特別委員会に報告されました。
  擁壁の土台が、工事に支障があることが、今頃になって分かったためで、設計をし直して、建設を行うことが確認されました。道路や擁壁の管理、安全確認をしている東京都や北区の失態です。なぜ分からなかったのかなど明確にすべきです。

補助92号線は4月から一部暫定供用へ
区画整理で建設が進んでいる補助92号線。ポプラ坂までの工事完了は、平成25年3月の予定です。しかし、車道部分はほぼできあがるので、東京都は、今年の4月から一部だけ暫定供用を開始する予定です。本格供用はなお未定です。曽根はじめ前都議会議員に説明がありました。
  しかし、山手線の跨線橋や、八幡坂からポプラ坂まで、さらに田端1丁目、西日暮里4丁目はまだ未着手です。道幅20mの道路を作ると、地権者や、周辺住民に大きな負担になります。改めて住民の意向を確認し、計画の見直しを行うべきです。西日暮里3丁目については荒川区と住民で、補助92号線を作らないまちづくり計画も作っています。いずれにしても行き止まりです。
印刷局東京病院の移譲先、公的医療機関以外でもOKに
 政府は閣議決定で、印刷局に対し、2013年3月一杯までに、東京病院を移譲するように決定していましたが、このほど、公的医療機関以外への移譲も認める方向を示しました。
 これで、病院の引き受け手に幅ができたわけです。
 大事なことは、滝野川地域全体でも救急告示病院がたった一つになってしまっています。夜間休日の救急も含めた、地域の拠点病院としての役割を果たせるような医療機関が運営できるようにすることがますます切実になっています。せめて救急の機能を維持することは不可欠です。住民のみなさんが運動を強めること、北区がその実現にさらに力を入れること、そして、各政治勢力が力を合わせて実現に取り組むことが問われています。

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