活動日誌

2006年8月9日(水)

北区革新懇の「政治革新を語る納涼のつどい」に出席

恒例となった北区革新懇の「政治革新を語る納涼のつどい」が北赤羽ふれあい館で開かれました。私も、そねはじめ都議、福島宏紀、中川大一、さがらとしこの各区議とともに出席しました。

オープニングはヴィオラ奏者・筒井はるみさんによるミニコンサート。ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」からみんなで大合唱となった「ふるさと」まで、心動かす演奏に酔いしれました。

続いて元参院議員・吉岡吉典さんが「日米安保の侵略的変質と展望」と題して記念講演。現在の安保条約が、締結当時の「もっぱら日本を守るためのもの。自衛隊が海外に出かけたりすることはない」(岸首相)という言明から一変、アメリカが必要とする世界的な戦争に日本をつき従わせるものに変質していることをズバリ指摘しました。また、アジアで国連憲章にもとづく平和の国際秩序をつくろうという動きが広がっているときに、中国や北朝鮮を敵視し、『日米同盟』を旗印に軍事的対応に走る日本政府の姿勢を批判、「北朝鮮の国家予算は足立区の予算とほぼ同じ。これだけ貧しい国がどうして世界を相手に戦争などできようか」と「北朝鮮脅威」論を喝破しました。

講演の後は、区内各団体からのあいさつ。ビールと軽食で舌もなめらかに、活気に満ちた発言が相次ぎました。最後は予定の時間を少しオーバーして閉会。厳しい暑さも忘れるひと時を過ごしました。

2006年8月8日(火)

北区議員団主催の介護保険認定ランク下げ問題懇談会に出席

体の状態が前と変わらないのに介護度が1ランクも2ランクも下がるという全国に例のない認定ランク下げ問題が起きている北区の現状について、党北区議員団が介護事業者、ケアマネージャーなどによびかけて懇談会をおこないました。

やまき直人幹事長、そねはじめ都議のあいさつの後、さがらとしこ区議がランク下げ問題の現状と党区議団のとりくみを報告、これをうけて参加者から発言が相次ぎました。

あるケアマネージャーの男性は「区が介護事業所に対して独自に認定調査に関する文書を出しているが、これを見ると明らかにおかしいと思う。調査員がこれに従って調査をおこなえば判定は下がらざるをえない」と区の指導に疑問を呈し、介護事業所から参加した女性は「ランクが下げられ困っている女性がいたので、見るに見かねた区の福祉事務所のケースワーカーが区分変更の申請をしたら、介護保険課から『区の人間が区を訴えるなどありえない』といわれ即刻却下されてしまった」と深刻な実態が告発されました。また別のケアマネージャーの女性は「要介護の方が要支援となり必要な介護が受けられなくなってしまったので、必死の思いでかけずりまわり書類をつくって再申請に持ち込んだ。結果的には要介護に戻れたが、手間と時間とお金を考えると、こんなムダなことはない。それだけやって自分の仕事の報酬は4,000円程度。もうケアマネなどやるものか、という気持ちになってしまう」と怒りをぶつけました。

これだけ深刻な実態を生み出している北区の介護保険。引き続き問題の解決へ、関係方面へのはたらきかけを強めてゆく必要があると思います。

2006年8月6日(日)

飛鳥山支部・後援会主催の学習懇談会で問題提起

飛鳥山の党支部と後援会が主催の学習懇談会「これからどうなる日本は! 第4弾 日本の教育を考える」に参加し、教育基本法改定について問題提起の報告をしました。

政府が提出した教育基本法「改正」法案は、「愛国心」などの徳目を子どもに強要し、法律さえつくれば国が好き勝手に教育に口出しできるなど、重大な問題をはらんでいます。教育が悪いというなら、現行の基本法の精神をふみにじってきた歴代自民党政府の教育行政こそ問われなければなりません。

懇談では、若者や現役PTA役員の女性、戦争体験をもつお年寄りなど、さまざまな立場から教育の問題についてのご意見をいただきました。本田正則区議は、北区でも6校での使用が明らかになった「愛国心」通知表の問題を、やまき直人区議は、北区議員団がとりくんでいる区民アンケートの結果などについて発言しました。

秋の臨時国会、そして来年の2つの選挙では、教育の問題が大きな争点となるでしょう。草の根から基本法改悪反対の運動を盛り上げてゆかなくてはと決意を新たにしました。

2006年8月2日(水)、3日(木)

来年度概算要求にむけ政府と交渉

日本共産党東京都委員会が主催する政府交渉に参加しました。笠井亮衆院議員、小池晃参院議員、田村智子参院東京選挙区予定候補のほか、東京各地の議員、候補者が多数参加しました。

1日目は子育てに関する要望(少子化・男女共同参画担当)、障害者自立支援法に関する要望(厚労省)、介護保険制度問題に関する要望(厚労省)、2日目は、青年の雇用・労働に関する要望(厚労省)、少人数学級の実現・学校耐震化など施設整備に関する要望(文科省)と、つごう5時間にもおよぶかなり総合的な要請行動となりました。

北区で大問題になっている介護保険の「認定ランク下げ」問題についても、さがらとしこ区議が「必要な介護が受けられなくなるような事態はただちに改善すべき」と厳しく要求しました。

それにしても、出てきて答弁するのはいずれも20代から30代の若い担当官の方々。障害者の問題でも若者の雇用の問題でも、私たちがリアルな実態をぶつけて問題を指摘しているのに、原稿読み上げの判で押したような官僚答弁ばかりで「この人たちには人間の言葉が通じないのか」という気持ちにさえなりました。本当に国民のために働こうと思うなら、机上だけの仕事でなく、まずは現場の実態をつかむことからはじめてもらわないと困ります。