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2014年 |
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6月30日(月) |
北区議会最終本会議が終了。
今議会に提出頂いた「集団的自衛権行使容認に反対の意見書を」との陳情は、北区議会では継続審査となった。議会終了後、官邸前での抗議行動へ参加。
駅を降りて、官邸前をめざし、ぞくぞくと人が集まっていく。途中、「公明党が全国会議員集会を開き、執行部一任となった」とのご案内を聞く。
集まった人々から、「平和の党とは名ばかりだ」との声があがる。
官邸前に近づいてゆくと、抗議に集った老若男女、人々が長い行列となって、思い思いのプラカードをかかげ、コールしていた。
「憲法壊すな」「安倍はやめろ」「憲法守れ」「安倍は退陣」
私も一角にまじって、コールを唱和。
人の波がどんどん拡がり、ドラムや鳴り物の音と共に、憲法をこわそうとしている安倍首相らへの怒りの声が響き渡った。解釈で憲法を壊そうとする暴挙、絶対に許さない!!
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6月29日(日) |
先月、区政報告懇談会にて、ご要望頂いた件が一件落着。
「新堀橋歩道橋が老朽化により傾き、階段が傾斜していて、降りる時に前のめりになってしまう。子ども達は通学路で怖いと言っている。なんとかしてほしい」とのご相談。
すぐに北区の窓口に相談し、先週、補修工事が行われました。子どもたちからも喜びの声を頂き、私もホッとしました。
改善に尽力頂いた区職員の皆様、工事を請け負った業者の皆様、本当にありがとうございました。
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6月28日(土) |
学習交流会「トマトの会」が主催した日本軍「慰安婦」問題の学習会に参加。講師は中央大学の吉見義明先生。会場は80人を超え、会場いっぱいに。
日本軍「慰安婦」問題に現れている歴史認識について、雑誌「世界」で掲載されたアメリカの世論、アメリカ人の声なども紹介された。
「日本人の中で、「強制連行」があったか、なかったかについて、繰り広げられている議論は、この問題の本質にとって、まったく無意味である。世界の体勢は、誰も関心を持っていない。性、ジェンダー、女性の権利の問題について、慰安婦の話を聞いたとき彼らが考えるのは、「自分の娘が慰安婦にされていたらどう考えるか」という一点のみである。そしてゾッとする。これが問題の本質である」と。
まったくそのとおりだと強く感じた。
日本政府は、被害女性に対して、いまだに事実を認め、謝罪していない。責任を認めた上での補償もしていない。そんな政府が、再び、戦争する国をつくろうとしている事に、多くの人達が、強い怒りと憤り、嫌悪を感じるだろう。
都議会での女性差別、人権侵害の野次問題も、無関係ではない、今に続く問題だと思う。
戦争犯罪の深い反省の上にたち、アジアや世界との信頼を築くことが、人権を守り、平和な日本をつくる未来ある道ではないかと、学習会に参加し、改めて考えました。 |
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6月26日(木) |
私が委員を務める企画総務委員会が開会。北区母親連絡会から寄せられた陳情、「憲法解釈による集団的自衛権行使容認に反対する意見書提出を求める件」を審査し、私、山崎たい子委員は「採択」の立場で態度表明を行いました。
(内容は別途参照下さい)
各会派の態度は、自民党(2人)、公明党(2人)、維新・みんなの会(1人)が、継続審査を主張。民主区民クラブ(1人)が主旨採択、共産党(2人)が採択を主張し、継続審査が過半数を超え、結果は「継続審査」となりました。
「採択」とならなかった事は非常に残念ですが、自民、公明などが「否決」できなかった、 「継続審査」となったのは、やはり国民・区民の世論が押していることと受けとめています。
委員会が終わった後、共産党議員団とそねはじめ都議、来年の区議選候補者で初挑戦する野口まさとさんと一緒に、王子駅北口で宣伝。政党間の密室協議で憲法を壊す「解釈改憲」を許さないために、更に力をあわせましょうと呼びかけました。
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6月25日(水) |
北区議会建設委員会 「王子駅周辺まちづくりグランドデザイン」中間まとめが示されました
北区は都市計画マスタープランで、王子駅周辺を「にぎわいの拠点」と位置づけ、まちづくりをすすめる方針の下、今年に入り、関係機関(印刷局、日本製紙、JR東日本)との意見交換を実施しています。6月25日の建設委員会では、王子駅周辺の現況の課題や土地利用及び道路ネットワークの考えが示されました。
(資料は別途ご参照下さい。)
今後は、7月以降に(仮称)懇談会などを設置し、中間まとめに対する意見を聞き、9月末にグランドデザイン(案)を策定する予定です。日本共産党は地域や商店街などの地元住民への情報公開と意見徴収を求めました。 |
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6月24日(火)
その2 |
北区議会区民生活委員会 国保料値上げに、区民から2700件もの問い合わせが殺到
今年度に値上げされた国民健康保険料などについて、納付通知書が届いた区民から、電話や窓口への来所で2700件もの問い合わせがあった(13日から5日間で)ことが、日本共産党の質疑で明らかとなりました。
年々あがる国保料に「払いたくても払えない」と、通常の保険証ではない、6ヶ月の短期保険証となっている区民は、6月9日現在、11430人となっています。重すぎる国保料負担の軽減は切実です。 |
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6月24日(火) |
区議会第二定例会会期中。本日は、文教委員会、区民生活委員会が開会。議会に行く前に、王子駅中央口にて朝宣伝。
通常国会が、閉会した後も、与党協議で「集団的自衛権行使容認」の閣議決定を、すすめようとしている安倍首相。あらたに、「集団安全保障」による武力行使まで、加えるよう閣議決定案に提案するひどさです。
日曜日には、若者が1000人以上集まって「戦争いやだ」「憲法守れ」と集会を行い、デモ行進をして、マスコミにも紹介されました。昨日は、官邸前緊急抗議行動もよびかけられ、多くの市民がかけつけました。
23日付け「朝日」世論調査では、安倍内閣支持率が43%と、前回(5月)の5割を切った49%から、更に6ポイント低下。集団的自衛権行使に「反対」が56%、「賛成」28%を大きく上回る結果となっています。
安倍首相、内閣は、この国民の声、世論をしっかり受けとめるべきです。 |
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6月22日(日)
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通常国会が事実上、閉会しました。(会期は22日まで)朝からの雨が、夕方にはあがり、昨日の宣伝カーに続いて、本日はハンドマイク宣伝!しんぶん赤旗記者の中祖さんと、王子駅中央口へ。
集団的自衛権の行使容認、会期内に閣議決定は見送られたものの、安倍首相は来週にも、早期の閣議決定をねらっており、引き続き予断は許しません。
「憲法を変えられるのは国民だけ。内閣の勝手な判断で、政党間の密室協議で憲法を壊そう等とは、ルール違反の政治。政治的立場の違いを超えて、力をあわせ憲法守ろう」と、呼びかけました。
たくさんの方から、激励を頂きました。
ありがとごいす!!
更に世論を拡げましょう。
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6月19日(木) |
北区議会第二定例会、本会議代表質問の日。のの山けん区議が、日本共産党北区議員団を代表し、大きく4点について、質問しました。
- 集団的自衛権の行使容認など、国政の諸課題に対する区長の姿勢、
- 北区基本計画の改訂への提案、
- 経営改革5ヵ年プランの見直し、
- 区民合意のまちづくりについてです。
経営改革プランについては、来年度、区が直営している北とぴあの管理運営を、指定管理者に移行する方針の下、5、6階の北区男女共同参画センターも、指定管理業者が管理することになります。
その結果、これまでどおりの活動ができなくなるとの不安や心配の声が、女性団体の皆様から多数あがっています。
また、まちづくりの特定整備路線(拡幅道路)についても、計画当初、都や区が関係住民の意見をほとんど聞かずに計画化したため、現在5000筆にのぼる反対署名が都、区に提出されています。
代表質問では、それらの問題についてもとりあげ、傍聴席は関係者の皆様でいっぱいでした。
質問内容と区長答弁要旨を、どうぞご参照ください。
≫質問内容と区長答弁要旨 (PDFファイル) |
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6月17日(火)
その2 |
政府が集団的自衛権行使を容認する閣議決定「原案」を示した。夜は日比谷野外音楽堂で「閣議決定で戦争する国にするな!大集会」が開かれ、私も参加しました。主催者発表では5000人が集まったとのこと。会場は大きな熱気に包まれました。
集会の後、国会までのデモ行進。「安倍首相は、憲法守れ」「集団的自衛権閣議決定を許すな」「戦争する国NONONO」「憲法壊すな、平和を守れ」と、参加者の皆さんと、コールして歩きました。
官邸前では「怒りのドラム隊」に集まった皆さんが、力強くコールの連打。「安倍はやめろ」「憲法守れ」「ファシスト許すな」「戦争反対」ドラムの音と共に、官邸周辺に大きく響き渡り、デモ行進とエール交換。
議員会館前では、衆議院、参議院の国会議員が激励に並び、ここでも「閣議決定反対」「みんなの力で憲法守ろう」と唱和。安倍首相ら改憲派の憲法壊す暴挙に抗議と共に、憲法守ろうと連帯の声をあげました。
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6月17日(火)
その1 |
上中里駅での朝宣伝の後、地域の路地裏、商店街でハンドマイク宣伝。
「私たちの子どもたち、孫たちに平和な未来を」「戦後ひとりの戦死者も、他国の人の命も奪っていない。二度と戦争はしない、武力は行使しないと誓った憲法9条があるから。この憲法をこれからも子ども達に、手渡したい」とお話すると、中間テストで早帰りの中学生のみなさんが、手を振ってくれました。 |
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6月15日(日) |
今日も暑い!!
サッカーのワールドカップ初戦は残念だったけど、気をとりなおして、王子駅中央口にて宣伝。解釈改憲による集団的自衛権行使容認は許さない!憲法を守ろうとリレートークでよびかけました。
中年の男性が「徴兵制の危険も話した方がいい。自衛隊の人たちだって行きたい人なんかいないよ。そしたら徴兵制になる。他人事じゃないんだ。」と、話しかけてきました。
心配そうにチラシを受け取る学生さんもおりました。私たち一人ひとりの平和への思い、声を更に拡げましょう。
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6月14日(土) |
朝から陽射しが強い!!(@@)UV対策を万全にし、地域の皆さんと一緒に、午前中はハンドマイク宣伝、午後は宣伝カーで集団的自衛権の行使容認、閣議決定ストップをとよびかけました。
路地裏ではたくさんの皆さんから、拍手を頂いたり、わざわざ家から出てきて、激励を頂いたり、、、と、本当に励まされました。ありがとうございました。
明日も声をあげ、世論を拡げて、こぴっと頑張るし!! |
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6月13日(金) |
サッカーのワールドカップもはじまり、楽しみな一方で、国会の状況はきな臭い動きが強まっている。とにかく、毎日、戦争する国はいやだ、平和をよびかけてゆこう!!との思いで、今朝は王子駅南口での駅頭宣伝を行った。
憲法は国民のもの。国民が権力をしばるのが憲法なのに、一内閣の閣議決定で憲法の解釈を変更し、憲法を壊すなんて、こんなことがあっていいのか?「憲法破壊のクーデター」 今朝の赤旗一面の大見出しだ。
「アベ ノー センキュー」とのアピールを、女性医師が呼びかけていたが、まさにそのとおりと思う。
「豊島のまちの9条の会」会報が届き、86歳男性の方が戦争体験から次のように、語っておられた。「戦地を語れる人は86歳の私より上の人という時代になった。戦争を知らない世代が、また戦争を始めるという歴史を繰り返してはならない。戦争は、殺し合いだ。誰もが死にたくないが、はじめたらとまらない。悲劇を繰り返してはならない」と。
強く胸にせまる言葉だ。
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6月11日(水) |
けっこうな雨の中、決行された「なんでも相談会」北区社会保障推進協議会の実行委員会主催です。王子の三角公園で、まずはテント張りから準備。
相談にのるスタッフは、弁護士さんをはじめ、医療ソーシャルワーカー、看護師、ケアマネージャーなどの医療・福祉職の他、税金や保険料、雇用、生活保護などのくらしの問題を取り組んでいる民主団体の皆さん。
マイクで「みなさん、くらしのことで何かお困りのことはありませんか?ひとりで悩んでいる方はおりませんか?お気軽に声をかけてください」と、よびかけます。あいにくの天候でしたが、相談に着てくれた方がおりました。
家に帰ってくると、北区から国保料の通知が届いていました。昨年比で毎月4000円アップ。掛ける10回分で、年間にすると4万円の値上げです。なんという値上がりじゃ~!!(**)
払いたくても払えない世帯が、北区でも被保険者の3割にのぼります。高すぎる国民健康保険料、大問題です。
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6月10日(火) |
安倍首相が今国会中にも、集団的自衛権の行使容認を、憲法解釈を変えてできるように「閣議決定」を行おうとしています。とんでもない!!歴史的暴挙です。
月曜日には官邸前でも「戦争への道許さない」「集団的自衛権行使反対」の声が響きました。
私も今朝は、王子駅中央口で、日曜日に行われた北区母親大会での、宇都宮けんじさんのお話を紹介し、「ピンチをチャンスに変えて、平和憲法を守るために、力をあわせましょう!」と呼びかけました。
通勤途中、拍手をしてくれる男性、「頑張って!」と声をかけてくださる方、自分からレポートをとりにきてくださる方など、励まされました。世論を拡げましょう「STOP!集団的自衛権行使、閣議決定」
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6月8日(日)
その2 |
母親大会終了後、主催者の皆様と宇都宮健児さんの懇親会に、おじゃまをさせて頂きました(^^)V
都知事選挙の後、講演会の依頼がますます増え、「一日、午前、午後、夜とトリプルになる日もある」とのこと。「大変ですね~」との声に、「声がかかるうちが花です」と笑って応える宇都宮さん。本当に謙虚でタフな方です。
今、都知事選で共に運動した皆さんと、韓国の市民運動や市長選挙にも関心をよせ、交流していること、都議会や都政の監視活動、ジャーナリストや議員との対談など、選挙後も、様々なとりくみを継続していること等もご紹介頂きました。
その日は18時から、三多摩方面で会合があるとの事にて、17時には喫茶店を出て、赤羽駅までお見送りしました。書類のたくさん入った重たいかばんを持って、ホームまでの階段を勢いよく駆け上がっていく宇都宮さん、なんと健脚!!
「選挙はひとつの運動です。たくさんの出会いもあり、多くの人とつながって、平和憲法を守っていきましょう」と声をかけて頂き、別れ際、しっかり握手させて頂きました。
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6月8日(日)
その1 |
北区母親大会が開催され、講演会では元日本弁護士会会長の宇都宮健児さんが、憲法と時勢についてお話されました。
宇都宮健児さんは、冒頭に「今、憲法は戦後最大の危機的状況を迎えている。」として、安倍政権が解釈で憲法を変えようとしていること、また、参議院選挙で改憲派が3分の2以上とならなかったため、明文改憲は難しくなっているが、民主党の中にも改憲派はいる、公明も揺らいでいる中、改憲を諦めてはいない、厳しく見てゆく必要があると指摘。
集団的自衛権の行使とは、日本が攻撃されていないのに、日本と密接な関係にある国が武力攻撃を受けた時、一緒に反撃すること。海外で戦争するということであり、かつてのイラク戦争の時、アメリカのよびかけに応えて、イギリス、スペイン、イタリアなどは戦闘に参加し、戦死者を出し問題になった。イタリアではテロ行為も起きた。
アメリカ兵は7000人もの戦死者を出し、帰還兵は27000人も自殺している。PTSDで市民社会にとけこめず、フラッシュバックで体調も悪化し、苦しんでいる。外に出て、人殺しをする。自らの命を危機にさらす。生きて帰ってきても、自殺してしまう人が出る。そんな状況をつくって、自衛隊に入隊する人がどれくらいいるのか?また、戦争となった時に最前線に送られるのは、日本の若者だ。戦争をやることを決めた安倍首相や国会議員が行くわけではない。と、集団的自衛権の行使とはどのような実態なのか、リアルな内容が示されました。
更に、この間、秘密保護法の制定、国家安全保障会議(日本版NSC)がすすめられてきたが、これらも戦争する国づくり、体制づくりである。防衛計画大綱では、先制攻撃できるように、すでに先行している。国会にもはからず、国民にも知らせず、解釈で、閣議決定で集団的自衛権行使ができるようにする。まさに、憲法9条を実質改悪しようとしている、非常に危険な動きと批判し、欧米のウオールストリートジャーナルやニューヨークタイムズ等でも、安倍首相は、アジアで最も危険な政治家と報道されている事を紹介。
平和や民主主義ということを、全く理解してない政権である。国民の反対運動を大きくしてゆく必要があるとして、キリスト教、仏教など、どのような宗派の宗教者も、保守も革新も、自由主義、社会民主主義、共産主義者も、平和憲法を守るということで、一緒にやることが大事。
憲法の立憲主義、国民主権、基本的人権、平和主義に取り組むチャンス。運動を拡げ、ピンチをチャンスに変えて行こうと呼びかけられました。
オープニング
三線&ギター&ヴァイオリンのミニコンサート
aimaさん |
主催者挨拶
北区母親大会連絡会上野会長 |
講演する宇都宮健児弁護士と熱心にお話を聞く参加者の皆さん |
講演する宇都宮健児弁護士 |
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6月3日(火) |
上中里駅まえにて、朝の駅頭宣伝。
線路をはさみ、高台地域は同僚の本田正則区議の活動地域。線路より下の地域は、私が活動させて頂いている地域という事で、上中里駅での宣伝は一緒に行わせて頂いています。
宣伝の後、王子駅に向かって線路沿いの「飛鳥の小径」を歩きました。ここは紫陽花が道なりに群生していて、この季節、とても楽しいスポットです。ピンクやブルー、紫にイエロー、色鮮やかな紫陽花が、満開に咲いていました。大きな蜂も登場。
ちょうど一駅分を歩くと、身も心もほぐれ、心地良い汗がじんわり。乾いた喉をアイス珈琲で癒やし、ほっと一息。
今日も一日、こぴっと頑張るしい~。 |
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6月1日(日) |
東京ほくと医療生協で行われた「老いゼミナール」に参加しました。
このゼミは、日頃、医学生さん達と接している職員の方が、「なぜ(老い先短い)高齢者に医療をおこなうのですか?」と、問いかけられたのをきっかけに、すべての人に関係する「老い」をテーマに、医療者と地域住民、学生が一緒に、対話し、学びあうことを目的にはじまったそうです。
企画担当の方から頂いた「老いゼミニュース」では、第1回目は「老いとは何か~身体編」として、体験キットおいたろうを装備し、自動販売機で飲み物を買ったり、階段の上り下りをしたり、、、。第2回目は「高齢者総合評価」認知症テスト等も実施しながら、老いを多面的に理解する大切さを学び、第3回目は「心の老い、社会での老い」をテーマに、家族関係の変化などを通じて理解を深めてきた様子が紹介されています。
そして、第4回目、私が参加させて頂いた日のテーマは「高齢者の人権」でした。医療者は患者の人権を守れているか?診察場面で医師と患者のかかわり、区役所の窓口に相談に行ったときの職員と住民のかかわりをロールプレイで行い、グループで感想をのべながら、一緒に考えあいます。
診察場面でのロールプレイは、70歳を過ぎてがんやリンパ節転移がみつかり、余命1年にも満たないとの診断を医師が告げる場面でした。患者役となった若い職員さんは「とてもショックで、どうしたら良いかわからなくなった。
なんだか突き放されてしまったようで、、、。何かありますか?と聞かれても言葉が
でなかった。」と、その時感じた思いを率直に語っていました。
私も少なくない高齢者の方々から「それは年だからしょうがないですよ、と言うのはやめてほしい」、「今まで当たり前にできていたことが、病気や加齢でできなくなった時、ホントにショック。情けないし、切なくなる」との思いを伺うことが多々あります。
自身のおとろえや自身の命に限りがあることを、身近に感じるようになる。そのことに向き合って生活しなくてはならない時に、いのちやくらしが守られているという安心や、希望を持って生きられる状況をつくっていくために何が必要なのか?と、私自身も改めて考えさせられる機会となりました。
私が話し合いをしたグループの参加者は、20代が2名。30代、40代、50代、70代、90代がそれぞれ1名という年齢でした。幅広い世代で「老い」ということを考え、語り合うこともとても新鮮で素敵な企画でした。
次回は6月14日(土)、高齢者の人権の2回目~もし認知症になったら~がテーマです。参加やお問い合わせ先は、東京ほくと医療生協の学生研修担当係まで 03-3912-7210
メールは oji-ikyoku@tokyohokuto.or.jp |
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