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2017年 |
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4月24日(月) |
こどもソーシャルワークセンター視察
大津市に開設された「こどもソーシャルワークセンター」を視察しました。
このセンターは、京都のNPO法人山科醍醐こどものひろばで、夕刻の子ども生活や学習を支援する活動などを行っていた社会福祉士、スクールソーシャルワーカーの幸重忠孝さんが、滋賀県大津市に拠点を移し開設したセンターです。
大津市社会福祉協議会や大津市役所にも近接した一軒家。幸重さんの活動に共鳴したオーナーさんの協力で改修し、一階は10畳ほどあるオープンスペース(くつろぎの居間、兼食卓と台所)、バーベキューもできそうな中庭、2階は学習や読書、相談などができるお部屋が2つの他、緊急時、宿泊可能なお部屋もあり、とてもアットホームな空間でした。
その日の夜の居場所「トワイライトスティ」に私も参加。社会福祉協議会からの委託により、保護者の就労や障害、精神疾患などで、夜の時間帯に家庭で関われない子ども達に、大学生や地域のボランティアが、マンツーマンで子どもと関わります。
夕食はカレーうどん、大根サラダ。
「あんなあ、うどんはだめなん」という子どもの声に、急遽、ふりかけおにぎりとから揚げ、ポテトフライを追加調理。子どもと一緒に、私もお手伝いをさせて頂きました。調理中、「おれの夢な、料理人」と語ってくれたA君。このセンターで、一緒にご飯をつくる体験や楽しさが、そんな夢をふくらませてくれたのかもしれません。
ご飯の後は、近くの銭湯へ。
スタッフが一緒に入浴しながら、身体や髪の洗い方を伝えたり、体調を察したりもするそうです。
お腹も満たされ、お風呂でさっぱりして、ゲームや将棋で遊びながらのお話。ワープロのキーボードが印刷された紙の上で、お兄さんが出題して、入力遊び。
A君はその紙を、大事そうに持ち帰りました。
もう一人のB君は、帰り際、幸重さんの背中へ、ピョンと飛び乗り、おんぶしてもらいながら家路へ。幸重さんと子どもたち、そして、私の心にも、やわらか~な気持ちが拡がりました。
子どもの貧困問題がクローズアップされる中で、北区でも、子どもの学習支援や子ども食堂のとりくみが、広がり始めています。子どもたちが通える中学校区に一つ、夜の子どもの居場所ができように、大津での取り組みを生かしていけたらと感じました。
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4月22日(土) |
北区で活動する「子ども食堂」と子ども支援の輪
北区男女共同参画推進ねっとわーくが主催する、「ねっとわーくまつり」は毎年、旬な企画が注目。今年は、「子どもの貧困・孤立を防ぐには」をテーマに、パネルディスカッションがドームホールで行われました。
パネラーは3人。一人は、ネットワークのメンバーでもあり、滝野川で子ども食堂「COCOROごはん」代表の我妻さん。もう一人は、子ども食堂「キタクマ」代表の坪井さん。そして、社協の子ども支援担当をしている宮嶋さん。
はじめに、「COCOROごはん」の我妻さんより、
保護司やプレーパークなど、子ども支援に関わってきたボランティアで、地域の自治会館を無料で借りて始めたが、よく、まわりの方から、「子ども食堂って、貧乏な人が行くところ?」「子どもにタダメシを食わせるの?」など質問されるとのこと。
そんな問いに我妻さんは、「昔も近所のおばちゃんに、ご飯を食べさせてもらうことあったよね。」「かつては、家族、近所ぐるみで食事をしていたのに、最近は孤食になっている。」「生活保護の補足率は15%。実際に保護を受けていなくても、困っている人はたくさんいる」と語り、地域の中で、子どもが一人でも気軽に行ける居場所があるといいなと語りました。
最近は、学校の養護の先生、SSWの方も、子どもに声をかけてくれるようになった。地域の方も、「何しているのかな?」と覗いてくれ、手伝ってくれるようになったと、輪が拡がっている様子を語ってくれました。
続いて、「キタクマ」の坪井さん。
3人の息子がいて、共働き。保育園のママ友で、子ども食堂を立ち上げましたと自己紹介。
豊島5丁目団地内の中学校跡にできた、文化活動拠点施設「ココキタ」のキッチンスタジオを会場に、親子やボランティアあわせて、70~80人が集まる大所帯です。
坪井さんは、「親になって、子どもの貧困や虐待などに敏感になった。今の子育て世帯は、核家族で、最小単位。毎日、毎日、子育てや仕事を全部背負って、大変だけど、生活をまわしている。その大変さを、みんなで分担、共有して、少し、楽になったり、子どもが幸せにならないかな~というところから、はじまった」と、きっかけを語りました。
「非正規雇用のカップルなら、もっと大変。共働きの親の子どもたちは、孤食予備軍。最近、育休明けた友人が、仕事と子育てするなら、仕事は8時間がギリギリラインだよねって。時間がなければ孤立。
お金がなければお腹がすく。しわよせが、みんなこどもにいく。」
「何か困っていることを貧困ととらえると、地域や人とつながりを持つ時間がなくなる。家族と一緒に過ごす経験の乏しさもある。心の余裕もなくなってしまう。いろいろなモノ・コトがなくなってしまう」
そんな状況の中で、自分に、私たちにできることは何かな?ご飯くらいなら、つくってあげられるかも。夕方の一番、忙しい時間帯の家事育児、子どもも大人も孤立しやすい時間帯を、みんなでシェアして、楽しい時間にしようと思いたったそうです。
やりはじめてから、ちょうど1年。
子ども同士、仲良しでもやってきて、参加が増えてきている。スーパー主婦たちが調理サポーターとなり、調理男子や子連れ参加のママが小さい子クッキングも。別のプレイルームを借りて、宿題や遊び。
未就学児の遊びコーナーも。
経験を豊かにと言う点で、夏は流しソーメン、クリスマス、節分の豆まき、交流レクなどにも挑戦。
また、ボランティアさんなどともみんなで考える「キタクマカフェ」長期休みの「キタクマランチ」、学習支援の取り組み「中学英語」商店街の空き店舗を活用し、商店街の協力で「キタクマバザール」も実施。
義務教育の私費負担の軽減のために「キタクマサポートファンド」学用品、制服などを橋渡しする「キタクマッチング」と、活動が拡がっています。
「貧困、シングルも自己責任じゃない。子どもは特にそう。助けてと言うのは勇気がいるけど、大人も子どももSOSが出せる。助けてといいやすい社会になったらいいな」と、あたたかいコミュニティづくりへの思いを語りました。
社協の宮嶋さんは、
北区での子ども食堂の取り組みをはじめ、地域の中で、子どもをささえるネットワークを、どうつくり、ささえていくか
社協としての情報発信や情報共有、助成金などの側面支援の他、北区の子ども支援に何が必要なのか、人材、食材、場所、資金など、共に考えていき、個々の団体でも、北区全体でも、活動のモチベーションを高めていきたいと語りました。
パネルディスカッションを聞いて、大変、励まされました。子どもの貧困の背景にある労働問題や社会保障の改善など、行政・政治の責任、役割をしっかり果たしつつ、地域の皆さんと連携して、子どもの健やかな育ちを、応援していけたらいいな~と思います。
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4月19日(水) |
築地再整備へ
今朝は、そねはじめ都議と、王子駅からご挨拶。
そね都議は、昨日の豊洲市場移転問題特別委員会で、新市場予定地は無害化されていないことを都に認めさせた上で、築地再整備の本格的検討を重ねて要請したことを報告。
質疑中、自民・公明席からは大変なヤジがとんだとのこと。利権・情報隠しで、都政の闇をつくってきた勢力の反撃の激しさを痛感。
おりしも、同日、築地市場で働く業者有志や築地女将さん会が、「築地市場関係者フォーラム」を200人以上が参加して開催。
「盛り土していなかったのは詐欺。豊洲移転はやめるしかない」築地再整備試案は「大変、嬉しい。築地跡地を欲しい人達に負けたくない。築地再整備で頑張りたい。協力してほしい」などの声があがっています。
都民・業者の立場を貫き、真実を示して論戦する、そねはじめ都議の気迫の訴えが、爽やかな朝、胸に響きました。
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4月17日(月) |
国際フォーラムは満席!!
東京から政治を変えよう!とよびかけた演説会に足を運びました。
会場は、有楽町にある国際フォーラム。
5000人もの参加者で熱気満々。
今や時の人となった中央卸売市場組合執行委員長の中澤誠さん。
そして、なんと!元公明党副委員長、元運輸大臣の二見伸明さんが応援演説にかけつけてくれました。
中澤さんは、「共産党がいなかったら、豊洲の闇は暴かれなかった」と
語り始め、「今、自民党が築地をたたいているが、移転推進で動いていた市場関係者、現場はとても怒って、いっきにまとまりはじめている」と。
「豊洲にしろ!とは、巨大な詐欺のようなものだ。盛り土もなかった。地下水管理も破綻した。築地の現在整備できない。みんな、ウソばかり。豊洲市場は日本の最大・最高規模の汚染地に生鮮を持って行くなんて、そもそも普通じゃない」と力をこめて告発。
「築地は、中小業者の目利きの力で価格が決まっていく。大手に負けることなく、対等に働ける。仕入れができる市場。世界の食のブランドの築地を守りたい。」との訴え。長年、築地で働いてきた方たちの誇りが胸に迫りました。
続いて、元公明党副委員長二見さんは、冒頭に「共産党の演説会に行くって、どうなっているんだ?」と、友人から電話がかかってきて、いろいろ話をしたそうです。
「夏の闘いは、単に都政を良くするだけでなく、国政の行方をうらなう歴史的意義がある」と強調。
「小池新党も一定評価するが、本当の都政改革できるか疑問。都民ファーストというなら、本当の都民ファーストは、筋金入りの共産党ではないか。」と。
「安倍政治は保守と思うか?」と問いかけ、
「保守とは思わない。国粋主義だ」と。
自らの戦争経験を語りながら、「共謀罪、教育勅語や我が闘争の教材容認の閣議決定など、憲法違反だ」と、厳しく批判。
「まともな、穏やかな保守は、憲法、人権を大事にする。中道、リベラル、革新も、手を結ばなければいけない。要は共産党と思う。自覚と誇りを持って頑張ってほしい。」と、大きな激励を頂きました。
戦争・武力行使はダメ。
憲法・平和が大事。
幅広い方々と力をあわせて頑張りたい。
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4月9日(日) |
雨をついての街頭演説、ご協力ありがとうございました。
赤羽駅東口での街頭演説。あいにくの雨にもかかわらず、たくさんの皆様にお話を聞いて頂き、本当にありがとうございました。
トップバッターは、池内さおり衆院議員。
原発被災者を深く傷つける復興大臣の非情な暴言は、絶対に許せないと糾弾。被災者に寄り添った政治への転換を訴えると共に、内心の自由を処罰の対象にする共謀法案は必ず廃案に追い込もうと力をこめて訴えました。
続いては、そねはじめ都議。
小池知事による、初めての東京都新年度予算では、保育園待機児解消の拡充や給付型奨学金の創設、私立高校授業料無償化への補助拡充など、都民要望が大きく前進した点を評価し、予算に賛成した。しかし、手放しではない。
大型開発優先、住民合意のない道路建設、そして、都政の闇ともいうべき6千億円もの公費を投じた、豊洲市場の無駄使いについて、曖昧にすることなく今後も改革が必要。市場関係者の多くは、豊洲移転に反対、慎重な立場。都民の食の安全・安心の願いからも、築地での再整備を求めていく。
北区でも、提案した都有地活用の認可保育園が実現。
住民不在の十条まちづくり・大型道路計画の見直しを求め、福祉・くらしの願いを届けるために、全力を尽くす決意を述べました。
最後は、小池晃参議院議員。
冒頭、「アメリカ第一」で、シリアにミサイル攻撃を行ったトランプ政権につき従う、安倍政権の危うさを強調。「今こそ日本は、自主自立で判断できる外交をすすめよう」と訴え。
森友疑惑の国有地売却の異常さを語ると共に、安倍政権は教育勅語を学校教材に使うことも認め、銃剣道を取り入れて学習指導要領改定した。「森友学園のような学校を、全国に広げようとしているのではないか」共謀罪の危険な中身も示し「戦争の足音が聞こえるような動きがつくられつつある。今、みんなで立ち上がり、この動きを止めよう」と強調しました。
世界では、核兵器禁止条約締結に向けた国連会議が開催され、志位和夫委員長が参加し、「この場に、日本政府の代表がいないのは残念。しかし、被爆者や日本国民の多くは、この会議を支持している」とスピーチしたことにもふれ、野党と市民の共闘を発展させ、アベ政治を終わらせようと呼びかけました。
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4月7日(金) |
喜びと、悲しみと
一日の中で、いろいろな感情が交錯する。
朝は、都立高校の入学式に娘を送り出し、区立中学校の入学式に参列。新たな学校生活に向かう子ども達の、フレッシュな姿勢に、励まされる思い。
お昼になって、突然、アメリカトランプ政権による、シリア攻撃のニュースが放映された。
シリアで、化学兵器とみられる攻撃により、子どもを含め多くの犠牲者が出たとの報道に、強い憤りを感じていた矢先、今度は、アメリカが、シリア空軍基地へ、数十発に及ぶミサイル攻撃を行ったという。
化学兵器使用は絶対に許されない残虐行為。しかし、アメリカが国連安保理決議もないまま、一方的に攻撃を強行したことは、国連憲章と国際法に反するもの。軍事対軍事が、更なる情勢の悪化につながるのではないか?暗澹たる思いにかられる。
夜は、北とぴあで行われた、東日本大震災チャリティコンサートに伺った。台湾の合唱団と日本のコーラスグループ、そして、マリンバ・ピアノ・サックスユニットのジョイントコンサート。音楽を通じて、国をこえ、交流が拡がる。優しい思いに包まれた。
平和な世界を、心から願わずにはいられない。
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4月6日(木) |
満開の桜に迎えられ、ぴかぴか小学1年生
まちのあちらこちらで、桜が満開。
今日は、区立小学校の入学式。
初々しい1年生が、学校にやってきました(^^)
大きな拍手で迎えられた1年生。みんな、ちょっぴり緊張の面持ち。
椅子に座った足が、まだ床につかないけど、背筋を伸ばして、校長先生のお話を聞いていて、「立派です」と、褒められていました(拍手)
最上級生の6年生、そして、1年先輩の2年生からも、それぞれ歓迎のご挨拶や出しものが披露されました。
学校は、子どもたちの成長を応援するところと、あらためて実感します。
毎日、ドキドキの1年生。
友達と一緒に、心も、からだも大きくな~れ!
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4月2日(土)
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本日は、お花見街宣なり
一日おきに寒さがもどり、咲こうか、
咲くまいか~悩みどころの桜も、
今日はいっきに開花へ。
そねはじめ都議を応援する女性の皆さんと区議団で、
終日、宣伝カーに乗り区内をアピール。
道行く方、お花見を楽しんでいる皆さんからも、
お手を振ってのご声援を、たくさん頂きました。
ありがとうございました。
私もマイクをにぎり、新年度の北区予算の報告と共に、
話題の森友疑惑問題をスピーチ。
安倍首相や夫人が「すばらしい教育」と讃えた幼稚園では、
園児の教育勅語暗唱や運動会で「安保法制 国会通過良かったです」
「安倍首相ガンバレ」などの選手宣誓が行われていた。
まさに、驚愕・仰天の事態である。
こうした憲法違反ともいえる幼児教育を、
更に、小学校へも拡大させようとしたのが、
国有地8億円ディスカウントの「瑞穂の国小学校」であろう。
おりしも3月31日に文科省が、学習指導要領に、
旧日本軍の格闘術で、自衛隊の訓練に使われている
「銃剣道」を選択教科に加え、
「教育勅語」の教材使用を容認する閣議決定が行われた。
4月からはじまる教育・保育指針では、
3歳以上から「国旗・国歌」が位置づけられている。
憲法を改定し、「戦争する国」づくりをすすめようとする
アベ政治の教育改革はこれだ!と可視化された。
憲法と教育基本法にもてらし、断固「NO!」と、
意思表示していこう。
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