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2018年 |
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7月31日(火)
その2 |
民間ブロック塀等の安全対策を申し入れ
6月の大阪北部地震により、倒壊したブロック塀によって、命をおとす痛ましい事故を繰り返さぬよう、6月の北区議会第2回定例会では、学校、区有施設のブロック塀の総点検と安全対策と共に、民間所有のブロック塀についても、点検、改修、除去などへの助成制度を創設を求め、北区から前向きな答弁をえました。
本日は、再度、区長への申し入れを行い、早急な対応を求めたところです。
区長からは、「8月1日号の北区ニュースで、一部助成を実施する旨を広報し、詳細な内容は10日号の北区ニュースでご案内します。9月の北区議会に補正予算を提出する予定だが、それをまたずに、広報の後はすぐ対応するように指示している」との積極的な答弁をえました。
ブロック塀の安全対策の他、老朽水道管の破裂漏水事故に関する申し入れも行いました。
申し入れ文章はこちらをご覧ください。
≫西ヶ原の老朽水道管破裂漏水事故に関する申し入れ
≫北区内のブロック塀等の安全対策についての申し入れ
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7月31日(火)
その1 |
戦没者追悼の集い
今日から8月4日まで、北区平和記念週間。
北とぴあの1階区民プラザでは、折り鶴の平和記念モニュメントが設置され、来場者の方々に、色とりどりの鶴を折って頂き、その一部を、広島、長崎へ贈ります。
私も黄色の折り鶴を折りました。
初日は、さくらホールで、
北区遺族連合会の主催による、
戦没者追悼の集いが行われ、
私も参列し、追悼と平和の願いを込めて、
菊の花を献花しました。
北区遺族連合会会長より、
「いかなる状況があろうとも、戦争だけは肯定してはならない。
昨今の自然災害は防ぎようがないが、
戦争は人災であり、人間の知恵で防ぐことができる。
戦争の悲惨さ、平和の尊さを語り継ぎ、
戦争のない社会をこれからも築いていこう」
との式辞が述べられ、心に深く染み入りました。
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7月27日(金) |
色あざやかな社会へ
政治・フェミニズム思想の第1人者、同志社大学教授の岡野八代さんと池内さおり前衆院議員が、性の多様性、ジェンダー平等、性暴力・被害、慰安婦問題、子どもの貧困などをテーマに、赤羽会館にてトークセッションを行いました。
ちょうど同時刻、自民党本部前では、杉田水脈(みお)議員の「LGBTの人は生産性がない」旨の発言が大問題となり、辞職を求める抗議行動が行われており、なぜ、こんなにも怒りをかっているのかについても対話に。
岡野氏は、「これは差別発言。性的マイノリティだけでなく、 一人ひとりが当事者です。国家が、自民党改憲草案が示している伝統・文化、経済成長など、国のために寄与する人、寄与しない人を区別し、寄与しない人は、税金使わなくていいということになる。」と指摘。
池内氏は、「議員は、一番、差別に敏感でなければならない。その議員が差別発言をする。これは、言っていいとの規範になってしまう。許されない発言だ」と、応えました。
性暴力・被害について、慰安婦問題も研究してきた岡野氏は、「筆舌に尽くしがたい行為を一部の女性に強いてきた歴史。日本政府は未だに解決していない。戦争の時に、何が起きるのか。何をするのか。きちんと議論しないといけない。
日本では、女性への性暴力に対して、あまりに鈍感です。婚姻の中でも、強要成立。物をなげられたり、言葉の暴力があったり、夫婦間、男女間、よほどの強い脅迫、傷害がなければ、罪に問われない刑法が110年、今も続いている。女性らしさが強要しているジェンダー、「NOと言えない」。性差別の深刻さから言うと、日本は、ジェンダーギャップ指数が、144か国中、114位だ。」と強調。
ウクライナの学生は、「シリアよりも日本社会のほうが言いづらい」と。「意見を言うと、男性がいなくなる。政治的発言はできない。経済的に豊か、親切で、教養があるにもかかわらず、なぜ日本では、女性の社会的地位が低いのか」
フランスの女性は、「女性があまりにも意見が言いづらい。それに慣れきっている社会環境があると語っていた」と紹介しました。
池内氏は、「性被害、国をあげて、「あなたは悪くない」と言うべき。私たちが見てきた傷つきの歴史に、心を寄せてほしい。性暴力に至るまでに、数あるあきらめを強いている。全ての性的指向、男性からの参加が必要です。自分の人生にあるものを受けとめ、乗り越えてほしい。」と、会場の参加者にも語りかけ、
「誰も排除しない、誰にとっても居場所のある社会を、共につくっていきましょう」と、よびかけました。
最後に、岡野氏から「学生に対して、政治はこうあるべきと教えている。憲法を遵守する義務があると。けれども、学生たちは、誰も政治家を信用していない。社会の中の少数者、権利も言えない。声をあげにくい。そうした人の立場にたってほしい」との声を頂きました。
自分自身にも深く自問自答しながら、すすんでいきたいと思います。
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7月26日(木) |
2018年原水爆禁止平和行進
暑さが若干、和らいだような気がする?本日は、板橋からバトンを引き継ぎ、豊島へとつなぐ、原水爆禁止平和行進日。
いなり中央公園にて出発式が行われました。昨年、画期的な核兵器禁止条約が採択され1年。
唯一の被爆国日本は、一刻も早い批准が、世界各国からも、国内世論からも、望まれています。
青い空は、青いままで、こどもらに伝えたい
いのちのおもみを肩にせおって
胸にいだいて
生きていてよかった それを感じたくて
広島のまちから 私は歩いてきた
生きてきてよかった それをみつけたくて
長崎のまちから 私は歩いてきた
はばたけ折り鶴 私からあなたへ
はばたけ折り鶴 あなたから世界へ
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7月23日(月) |
第60回自治体学校IN福岡
7月21日~23日までの三日間、福岡市で開催された「自治体学校」に参加しました。
一日目の全体会シンポジウムでは、学校給食の無償化、生活保護行政の改善、福岡の平和の歴史などパネラーからの報告を受けました。
とりわけ、生保行政の改善は、北区においても喫緊の課題であり、生存権を保障する最前線としての公務労働、高い倫理観や福祉制度全般の知識や相談・ケースワークスキルが求められる中にあって、十分な職員研修、人員などの体制保障の必要性や、必要な方が生活保護を十分受けられる行政窓口や広報の改善について、貴重な学びを得ることができました。
二日目の分科会では、介護保険制度改正による要支援1・2の方への生活援助、デイサービスなど総合支援事業の各自治体での取り組み状況や課題、切実な課題となっている介護職員の確保について、学習・交流が行われました。
北区でも総合支援事業を担う介護事業者の安定的運営が課題となっており、北区独自で判断できる報酬単価については、国基準を下回ることがないようにすることが必要と痛感しました。
また、国がインセンティブによる交付金を制定したため、自治体にとっては要支援者の自立が誘導されるしくみとなっており、そのことで必要な生活援助サービスを抑制したり、要介護認定が厳しくなることのないよう重ねて北区に求めていかなければならないと感じました。
介護ヘルパーの確保については、北区でも区内特別養護老人ホームのベットが、介護職員の不足により受け入れ困難となっている現状が生まれいます。抜本的な給与保障の処遇改善を国に求めると共に、区独自に公私格差を是正する補助制度や家賃補助などの支援策が求められると感じました。
三日目の特別講演では、水俣や諫早の住民裁判原告団長を務めた馬奈木弁護士より、裁判闘争の取り組みをまじえてのお話を伺い、権利とは何か、国民主権とは何かと、そもそもを問いかけられました。
法治国家とは、国家が法をもって国民を支配するものではなく、国民が法をもって国家をおさめること。一人ひとりが、何者にも拘束されず、自らの意志を自由に表明しあい、その意志が合致することによって物事がすすめられていく。権利は、人類の多年によるたたかいの成果として勝ち取ったものであり、それが奪われそうになる時は、上からの命令、支持があっても、抵抗し、不断の努力で守り、次の世代に手渡してあげなければならない。
そして、地方自治の原則は、地方のことは地方で決めるということ。どのお話も、今に生きる、胸に響く、重みのある言葉でした。住民主体の地方行政をすすめる姿勢、よってたつ考え方をあらためて学ぶことができた自治体学校でした。
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7月17日(火) |
不登校を地域で支えるために
H30年度の北区政策提案協働事業となった、「北区子どもの多様な育ちを支える地域連携事業」は、不登校などの子どもたちの学びと居場所づくりに、長年、活動されてきたNPO法人東京シューレが、北区と協働で取り組んでいる事業です。
その事業のひとつとして、行政、区内の公・私立学校、地域、NPO法人など、公民の支援者団体、機関が一同に会し、フルースクールや家庭など、学校以外の学びを、連携によって支援するための、学習会と情報交換会が開催されました。
第1部の学習会では、文部科学省初等中等教育局児童生徒課の坪田知宏課長が、「不登校児童生徒の状況と施策について」と題して講演。
不登校児童・生徒への支援のあり方として、需要と共感の重要性が強調され、公民が連携し、学校以外の学びの場を認め、「出席扱い」も含めて対応していくこと等が語られました。
第2部では、各テーブルごとに、自己紹介しながらの情報交換・交流タイム。
私が参加したテーブルには、教育委員会の職員はじめ、区内の小中学校の教員、私立中学校のスクールカウンセラー、発達障害の子どもに関わる療育・教育関係者や、地域の子ども支援団体の方々と、それぞれ、不登校児童生徒に関わっている中で、子ども・保護者との関係づくり、学校・行政との連携、信頼にもとづく支援、公私立の垣根を超える課題など、意見交換し、大変、有意義な時間となりました。
どのような状況の子どもにも学びと成長の場が、保障されることは、子どもの権利です。そのための公民、民民連携をすすめていく出会いの場に感謝の時間となりました。
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7月12日(水) |
これからの性教育プロジェクト
このプロジェクトは、日本の子ども・若者たちに、「性の健康と権利」としての包括的性教育を、豊かに保障すること目指すものです。
本日は、初のイベント開催。
リレー報告とグループディスカッションが行われ、
性にかかわる取り組みをすすめている関係者、助産師、保健師、教師、学生、議員など、
200名近くが参加しました。
人間と性教育研究協議会の水野氏より、2009年に発表された国際文書、「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」性教育に関する国際的指針が紹介され、世界では、セクシュアリティを「人間中心」ととらえるところから出発し、0歳からを対象にした生涯にわたる性教育が義務化されていること。
2014年には改定版ができ、性の権利宣言における「包括的性教育」が提唱されたが、残念ながら日本では、性教育は積極的にすすめられず、抑圧されてきた。
国際セクシュアリティガイダンスも、行政によって翻訳すらされていず、黙殺されているのが実態。文科省の「学校における性教育の考え方・進め方」も、1999年以降、改定もされず、放置されたままである。
一方、子どもたちは、SNSなどからも容易に、性情報にアクセスすることができ、性暴力・被害などにもさらされていることもふまえ、日本でも、包括的性教育をすすめることは、まったなしとよびかけられました。
その他、にんしんSOS東京の相談窓口の現場から中島助産師さん、中高生の性を取り巻く環境を、NPO法人ピルコン代表の染谷さん、スエーデンでの留学経験から、日本では性の健康を守る環境があまりにも欠けていると、若者の立場で取り組んでいる福田さんから、報告を頂いた後、
参加者がグループで、それぞれ、自身の問題意識を語り合い、大変、熱気あふれるイベントとなりました。
イベントに参加し、あらためて、性の問題は生きることそのもの、一人ひとりが尊重され、自分の人生を主体的にいきることができる、人権の問題でもあり、しっかり取り組んでいかなければならない。との思いを強くしました。
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7月10日(火) |
子どもの貧困対策フォーラム
子ども支援団体「あすのば」が主催した、フォーラムに参加しました。団体設立から3年。子どもの貧困対策法施行から、来年で5年を迎えるにあたり、今後、施策をどうバージョンアップしてゆくか。との問題意識の下、団体では、、1500人の子どもや保護者へアンケート調査を実施。その結果について、貴重な報告を頂きました。
保護者の就労率は7割。年収300万円未満が86%、経済的に苦しくなった時期は、子どもが小学校の時から65%、半数は、貯金なし。4分の3は50万円未満。
子どものアルバイトでは、高1年で3分の1、大学1年で4分の3が実施しており、スマホや学校の費用にあてている。
学校入学や新生活の支援について、就学援助の入学準備金など、必要な時期に実施してほしい。増額してほしいとの要望は高い。制服、部活動、教科書、ランドセル、自転車、通学費用など、費用負担の軽減、支援は切実な要望。
経済的な理由で、塾や習い事をあきらめた、約7割。子ども、保護者も学校との関係性が悪い。学校が居場所となっていない。高校生以降になると、支援策がとても少なくなる。
アンケートの結果から、北区でも、
- 就学援助の入学準備金の増額、
(第2定例会本会議代表質問の答弁では、
「検討をすすめている」と前向きな答弁あり)
- 高校生入学への準備金補助の創設、
- 給付型奨学金や授業料免除への支援、
- 中学校での学習支援のつながりを高校生でもいかす等、
要請していきたいと考えました。
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7月7日(土) |
七夕に願いをこめて
今議会の本会議個人質問で、性の多様性の尊重や、セクハラ・性被害をなくす取り組み、政治分野の男女共同参画の推進について、質問した内容を、区内の女性団体の皆様へ報告させていただきました。
参加された方より、「ニュージーランドでは、女性首相が産休をとることになったと世界でニュースに。自分が40年も前に、職場で初めて産休をとった時は、周囲の目が冷たかったが、時代は変わっていく。希望をもっていきましょう」との発言に、一同、拍手。
次にむかった会合は、区内でLGBT関連の施策を推し進める団体のRainbow Tokyo 北区の例会。
七夕の日ということで、短冊にそれぞれの願いを書いて飾りつけ。私もご一緒させていただきました。
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7月1日(日) |
区政報告懇談会
北区議会第2定例会が閉会し、区議会のご報告会を、6月30日、7月1日の両日で開催しました。
暑い中にもかかわらず、お出かけいただいた皆様、本当にありがとうございました。
参加した方より、「最近、役所の名前を語って、架空請求のハガキが届いている。警察に相談し、絶対に電話しないようにと、指導を受けた」などのお話も頂きました。
参加者の皆さんと共有しあい、区政レポートにも紹介して、注意を喚起したいと思います。
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