|
2016年 |
|
1月31日(日) |
「子どもを性の商品化から守るには」子ども支援セミナー2日目は、「自分を傷つけずにはいられない~自傷行為の理解と援助」と題し、自殺予防総合対策センター副センター長の松本俊彦氏の講演をお聞きしました。
松本氏は「中高生の約1割に、刃物で自分の身体を切る、自傷行為の体験がある」と語り、その理由には一つに、不快感情(激しい怒り、不安、生きているか死んでいるのか、よくわからない)の軽減があると述べました。
自傷している人は「切るとすっとする」「ほっとする」との状態があり、リストカットによる身体の痛みが、心の痛みにふたをする状態、鎮痛効果、脳内麻薬効果、抗鬱効果が生じる。
皮膚を切る瞬間に、辛い出来事の記憶、辛い感情、自分の生活史から、切り離される、辛い現実から一時的に生き延びるという状況になっている。
しかし、依存性が生じて、長期的には、鎮痛効果がなくなり、自殺・死亡のリスクがものすごく高まっていくと指摘されました。
従って、自傷行為をする人にどう対応したらよいか、切らざるを得ない背景に何があるのかを考えなければならない、辛さを共感しながら、それを続けると効かなくなってきて、自殺したくなってしまう、それが心配だと伝えることが大切である。
自分を大切にできず、苦しんでいる子どもに、道徳教育をしても、援助を求める力が弱い子どもには届かない。どう助けを求められるか伝えることが必要と語りました。
お話しをお聞きし、リストカットする痛みよりも、心が痛いという辛さを想像し、胸が苦しくなりました。
そして、頭ごなしに善悪をきめつけない。説教するのではなく、話を聞くことができる。問題を自分でかかえこまず、援助を求めることができる。
そうした対応がとれる冷静さが大切だと感じました。 |
|
1月30日(土) |
30、31日の両日、人身取引被害者サポートセンターライトハウス主催、子ども支援セミナー「子どもを性の商品化から守るには」に参加しました。
初日の講演の中で「性的搾取被害をなくすために」と題し、児童福祉施設の職員の方がお話しされた内容は、大変、胸をうたれるものでした。
施設にくる子ども達は、親や保護者等から「虐待」を受けた場合も多い。その虐待は、子どもにとって、どのような問題となるのか?と問いかけられ、「それは、子どもが成長する過程の中で、自分自身、私自身を肯定するという、個の確立が侵害される。私という個に対する侵入そのものである。
快・不快の根源的な感情を調整する力は、第一義的には養育者である親との関係性の中で、連続した営み、養育を通し、信頼の営みを通じて、つくられていくものである。
しかし、虐待は、子どもが発する快・不快に対し、その意味や背景をさぐり手当てするどころか、怒る、たたく、無視、放置するなどの行為で関係性を壊し、自身は大切な存在だという個の育ちを損なうものである。
中でも、性的虐待は、なかなか言えない。わかりずらい。支配・被支配の下で、秘密化・潜在化し、長期化、重篤化する。ある種、皮膚感覚として快を受けているという一面がある一方で、心の殺人が行われている、大変、重篤な人権侵害である。」と話されました。
その影響は、PTSD 心理的な影響や、身体的な影響ともなり、子どもの成長・発達に影響を与え、負の連鎖にもつながっていくとして、被害からの回復のためには、不当な扱いをうけたことへのケアが必要。
具体的には、「暴力のない安全・安心な生活の保障。生活の中で、実感として、「自分」「私」のたいせつな身体、心、時間、場所の獲得を積み重ねていくこと。自分に落ち度があるのではなく、犯罪であるという認知。犯罪・被害が起きた社会に対する大人からの謝罪。「NO」と言える練習、具体的な相談機関や方法を伝える等が必要。」と、語りました。
お話しをお聞きし、子どもがすぐに切れてしまう、暴力・暴言、いじめ等、外に怒りが表れる、もしくは、自傷・ひきこもり、不眠、過食等、怒りが内に向かう背景には、ストレスに満ちあふれた子どもの姿がある。と言うことを学ぶ事ができました。
その子ども達の抱えているストレスを、いかに減らしていくことができるか、弾力性のあるしなやかさをつくっていく支援ができるか、深く考えさせられた研修となりました。
|
|
1月28日(木) |
寒さがゆるみ陽射しが春のように暖かい。都営住宅の建替えで転居する方のお手伝いに、おにぎりのさしいれを持って、むかいました。
見守りの必要なお母さんをかかえ、「なかなか引越しの準備がすすまない」と、こぼされていた息子さんでしたが、新居に荷物がどんどんと運ばれ、まずはホッとひと安心。
「荷解きはあわてないで、ぼちぼちでいいよね。昨日、遅くまでやってて寝てないんです」と。
本当に、お疲れ様でした。新しい環境に、早く慣れますように。お母さんの介護認定の申請代行のため区役所へ。都営住宅の上から、お母さんが手を振って見送って下さいました。
|
|
1月26日(火) |
区議団で、23区の国保料値上げを行わないよう区長へ申し入れしました。
15日の特別区長会は、2016年度の国保料を大幅に値上げする基準額を確認しました。現時点で寄せられている情報では、区民一人あたり平均で11万1189円、今年度比4644円(4.36%)の値上げが明らかになっています。
国保加入者の生活実態を考慮すれば、到底認められません。この間、国保料の算定方式の変更で、障がい者、寡婦・寡夫、多子等の世帯状況が、保険料減免に反映されないといった弊害も生じています。
一方、窓口の医療費負担も、区民に重くのしかかり、医療費が払えない、医療が受けられないとの相談も寄せられています。
日本共産党北区議員団は区長に対し、国保料の値上げを認めないこと。保険料抑制の財政支援を国・都に求めること。北区独自の保険料減免制度の拡充、医療費の一部負担減免制度(法44条)の活用促進等を求めました。
申し入れ文書は別途ご参照ください。
|
|
1月24日(日) |
お天気に恵まれ、後援会の新春バスハイクで、成田山新勝寺へ行きました。実は成田山は、はじめて。境内の大きさ、広さにびっくりぽん!
とても数時間ではまわれませんでしたが、兎にも角にも家内安全、交通安全祈願!アベ暴走ストップも願ってまいりました(^^)
レトロ感タップリの参道散策も楽しみました。美味しい昼食も頂き、お土産も買って、車中は笑顔がいっぱい!
運行は順調。明るいうちに帰路に着くことができました。運転手さん、ガイドさん、安全運転にテキパキと爽やかな応対、本当にありがとうございました。
|
|
1月23日(土) |
王子駅で、「戦争法廃止の統一署名」のよびかけを、市民有志・超党派で取り組んだ後、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」主催のシンポジウムに参加しました。
1300人入るさくらホールは超満員。
「立憲デモクラシーの会」の中野晃一さんが、「参院選32ある1人区で統一無党派の推薦を出す。熊本のような状況を、市民社会の後押しで実現していこう」とよびかけ、会場は大きな拍手に包まれました。
「総がかり行動実行委員会」の高田健さんは、野党共闘について「難しいことだと思うが、あきらめてはいけない。粘り強く力をつくそう」と訴えました。
俳人の金子兜太さんも、「私の思いはひとつ。アベ政治は許さない。そのために、野党はがんばってほしい」と、連帯の挨拶。
第2部は、法政大学教授の山口二郎さんを司会に、「イヤな時代をどう押し返すか」をテーマにして、パネルディスカッション
映画監督の森達也さんは、「日本は同調しないものを排除する集団化が進んでいる」と指摘し、「違う見方があることを、自分自身が伝えていこう」と訴え。
学習院大学教授の青井未帆さんは「安倍政権はたがが外れた。安保法制は違憲だといい続けなければならない」と述べました。
SEALDsの諏訪原健さんは「本気で勝つといい続けることが大事。どんな社会を思い描くのか思考し、言葉を発していこう」と呼びかけました。
アベノミクスの成果で、経済もくらしも良くなっていると、豪語している安倍首相。けれども、庶民のくらしは全く実感がないどころか、若者も高齢者も、貧困・格差が拡がっている。
武力でテロも戦争もなくならず、市民の犠牲が拡大しているのに、安保法制は平和のためという。
この現実とかけはなれた政治に、NO!!と声をあげたい。ひとりひとりが声をあげようと、強く感じたシンポジウムでした。
|
|
1月19日(火) |
北区議会防災対策特別委員会で、荒川下流河川事務所をたずね、里村所長より、昨年9月の鬼怒川決壊後の、荒川水害時に対する対応の取り組みについて、説明を受け、学んできました。
荒川知水資料館で、荒川下流の概要を聞き、その後、災害対策室の見学を行いました。
すみやかな情報共有やタイムリーな対応を行っていくため、色分けされたゼッケンで、自治体との連携、情報管理、災害復旧などの任務を分担してゆくことや、映像で河川情報を収集し、荒川河川全体を監視し、対策してゆく様子など、ご説明頂きました。
鬼怒川の水害では、川の溢水が7カ所もあり、そのうち1カ所が決壊という同時多発的な被害で、避難指示の自治体の対応も、非常に大変だったことを教訓にし、いざという時にあわてないよう、平時からタイムラインを作成し、対策、避難指示が速やかに行えるよう、荒川下流の北・板橋・足立区をモデル地区として、現在、検討をすすめているとの事です。
荒川や隅田川の水位を調整する岩淵水門の水位観測所や重要水防カ所である京浜東北線橋梁きりふき付近も視察し、水防の重要性を再認識した視察となりました。
|
|
1月17日(日) |
地元豊島3丁目の町会主催「新春おもちつき」が、豊川小学校の校庭で行われ、早い時間で顔を出させて頂きました。
消防団の皆様も制服姿で参加し、炊き出し、もちつきにと力を発揮。
女性の皆さんがついたお餅を次々ときって、きなこ、あんこ、からみと分担し手際よく、どんどんパックにつめていきます。3丁目のおもちは、いつも大きくて大サービス!
だしの良く効いたうどんも恒例。ゆげがほかほか(^^)自民党の高木都議と一緒に、私もご馳走になりました。
美味しくて、あったまりましたあ~。
今年も一年、どうぞ宜しくお願い致します。
|
|
1月16日(土) |
「なくそう子どもの貧困」全国ネットワーク主催、第3回「子どもの貧困対策」情報交換会に参加しました。テーマは、妊娠期・乳幼児期からの支援のあり方を考える。
最初に、ネットワーク呼びかけ人の湯澤直美立教大学教授より、「妊娠期・乳幼児期は、子どもの貧困にとって重要。乳幼児期はどの年齢層にも増して、長期的で大きな影響を受ける。その発達や人生を公平にスタートさせるという子どもの視角から、また、結婚・出産で就業率が低下し、貧困のジェンダー化の視角からも、解決してゆかなければならない」との問題が提起されました。
最初のご講演は、「妊娠期からの母子支援―今、求められる新たな対策―」と題し、大阪府立母子保健総合医療センターの母子保健情報センター長、産婦人科医の佐藤拓代さん。
妊娠と感情の変化、母親になるプロセスをふまえ、女性の心の揺れ動きに着目した支援が必要。望まない妊娠や住居やお金がない等の困窮で、妊婦検診未受診や母子手帳未発行、飛び込み出産、未成年の妊婦、誰にも相談できない孤立した妊娠を、どうキャッチし支援していくかとの視点で、大阪府が取り組んでいる24時間365日、メールで相談できる「にんしんSOS」の取り組みが紹介されました。
また、佐藤氏は、「妊娠・出産・子育ては、その女性が歩んできた人生の延長線上にある。自分を受け止められてきたという思いが、子どもの中心の生活にさせる原動力になる。妊娠中から、子どもに心を奪われる環境を作れるように、「擬似家族」の支援が受けられる、「産前産後母子ホーム(仮称)」のような仕組みが必要」と語りました。
続いて、社会福祉法人二葉乳児院の都留和光さんから、社会的養護が必要な、乳児の養育施設である「乳児院での実際について」ご報告がありました。
東京都内10箇所の乳児院の平均入所児童数は、この10年間で、H15年377人から、H26年433人と増加。入所理由は「母の精神疾患」と「虐待」で7割強を占める。H26年度では、虐待は48.6%で第1位。
こうした困難をかかえた乳児に対し、アタッチメントを回復する体制の保障や、乳児院退所にむけて、家庭の引き取り、里親の対応、児童養護施設への措置変更などの課題が語られました。
3人目は、「婦人保護施設慈愛寮の現状から、女性の貧困・子どもの貧困」と題し、社会福祉法人慈愛会慈愛寮施設長の細金和子さん慈愛寮は、60年前の売春防止法にもとづき、作られた婦人保護施設であり、DV防止法や人身取引防止法と、あらゆる女性の困難に対応している都内唯一の施設。中でも、妊娠・出産時の支えのない女性に対する支援施設である。
利用されている女性の背景には、暴力や貧困、大変な思いでよく生きのびてきたなあと思える状況がある。(親や交際相手、風俗など、暴力被害を受けてきた女性が9割にのぼる。DV家庭で育った。子どもの頃から虐待は6割。性虐待もある。2~3割は、乳児院、児童養護施設、児童相談所一時保護所などの生活を経験。中卒、高校中退者は半数近い。知的障害・発達障害があっても、手帳がない。障害児(者)としての教育や援助を受けずにきた。親世帯が貧困で頼れない。子の父も、定職なく、生計を維持できない。子の父親としての責任をとらない。)
また、性産業に隠れて見えにくい女性の貧困と孤立について、虐待されている女性が、家庭から逃れて生活する。居場所としての歌舞伎町への帰属意識。とりあえず食べていける居所。児童養護施設を退所した後、住み込みの職を失い。などの実情があることが紹介され、
「福祉は歌舞伎町に負けてはいけない」
「性産業で生き抜いている人を否定するものではないが、性を商品化する社会であってはならない。性は対等な人間関係であるもの。性を売らなくても、社会で生きていく手段を身につけられる。社会保障、社会福祉がなければならない」とお話され、妊娠・出産により、はじめて支援に結びつく人も少なくない。その時期の支援によって、幼少期からのトラウマの回復、生活再建が図られるよう支援していきたいと結びました。
北区でも、今年から妊娠期から出産後まで、切れ目のない支援をすすめるため、保健師等による全員面接を実施します。妊娠期には「はぴママたまご面接」、出産後は「はぴママひよこ面接」を行い、孤立する妊産婦をなくし、支援につなげる事業が行われます。
子どもの貧困解決、貧困の連鎖を断ち切るという視点で、取り組みの充実を求めていきたいと思います。
|
|
1月11日(月) |
北とぴあでの成人式。
晴れ着姿の成人達が、久しぶりの友人との再会に、歓喜の声をあげて笑顔をかわしています。
「みんな大きく育っておめでとう」私の胸も祝福の気持に包まれる。今年は2番目の娘も20歳を迎えました。
親達からみると、心配は絶えませんが、一人ひとり、それぞれに、自分の道を切り開いてほしいと願っています。
若い皆さんの成長を、応援できる政治をめざして、私も頑張りたいと決意を新にしました。
|
|
1月9日(土) |
昨日は東京土健北支部旗開き、本日は北区医師会の新年交歓会に、池内さおり衆院議員、そねはじめ都議と共に出席しました。
池内さおり衆院議員が代表してごあいさつ。土健では、土健国保を守る取り組み、医師会では厳しい診療報酬の下、命を守るために奮闘されている皆様に心からの敬意を申し上げました。
そして、「命を守ると言えば、昨年強行された安保法制、戦争法を廃止し、憲法にもとづく政治をご一緒にすすめてゆきましょう」と、よびかけました。
「アベさんをいいと思いっている人はいないよ」
「共産党がしっかりして頑張って」
「野党もまとまてほしい」など、期待の声を多数頂きました。
皆様の声に応え、頑張る決意をあらたにしました。
ありがとうございました。
|
|
1月8日(金) |
北区立赤羽台保育園の内覧会に参加しました。UR団地の敷地内、住宅の1,2階を活用し、200名定員の新しい認可保育園が誕生です。
人数が200名規模とあって、歳時別のお部屋は、グループに分かれて対応できるようになっていました。木調の床や壁、柔らかく、明るい雰囲気が満ちたお部屋です。
学校に上がる前の幼少時代。のびのびと子どもの時間を堪能してほしいなあと思います。
|
|
1月7日(木) |
新年は3日から、地域の皆様へ新年挨拶まわりをしながら、戦争法廃止の統一署名を呼びかけています。昨日、本日も100軒以上をおたずねしました。
北区でも、戦争させない!9条壊すな 総がかり行動北区実行委員会の結成準備がすすめられています。
統一署名が約30団体の共同で取り組まれているように、地域でも、協力共同で署名が拡がるようになるといいなと思います。 |
|
1月5日(火) |
「おはようございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します」
今朝は王子駅中央口にて、年始のご挨拶。
「今年も身体に気をつけて頑張って下さいね」と、何人もの方からありがたいお声がけを頂き、元気百倍です!!ありがとうございます(^^)
昨日の北区賀詞交換会でも、安倍首相の年頭挨拶でも、政治の大問題となった安保法制について、語られることはありませんでした。
しかし、昨日からはじまった通常国会。国会前には、3800人もの人々が集まり、「戦争法は絶対廃止!」「野党は共闘!」「2000万署名を成功させよう!」と、力強いコールが響き渡った
この主権者の声を大きく拡げよう。
|
|
|
|
|
|
1月3日(日) |
年始のご挨拶まわりがスタート。
今日はとても暖かく、足取りも軽やかです。「お変わりありませんか?今年も宜しくお願い致します」と、区議団ニュース新年号を手渡しながら、戦争法廃止の統一署名もお願いしました
訪問を終え、一緒に歩いてくださったFさんのお宅で、ひとやすみ。抜群に美味しいおせち料理まで、ご馳走になりました。
ホントに幸せ~。ありがとうございました!!
明日からまた、頑張ります(^^)
|
|
1月1日(金) |
2016年、新年がスタートしました。元旦は、山田洋次監督の「母と暮らせば」を鑑賞。長崎の原爆で息子を亡くした母と、亡霊になって現れる息子との会話、やりとりが愛おしく、優しく、切なく、、、。涙が何度も何度も、静かに流れてくる。
最愛の人を失う戦争は、二度とあってはならない。戦争の歴史を繰り返してはならないと、改めて胸に刻んだ元旦でした。
2016年夏は、参議院選挙。憲法をないがしろにする安倍政権退陣へと、追い込む取り組みに全力をあげよう。
|
▲このページの一番上へ戻る |