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NO.110 2014年9月号 |
王譲マンションが主体
保育園、高齢者施設、店舗が併設 |
区議会議員 宇都宮 章
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日本製紙王子総顔跡地利用計画
去る9月16日に開催された区議会建設委員会で「王子5丁目日本製紙倉庫跡地利用計画」の概要が報告されましので紹介します。
(1)分譲マンション869戸が建設予定で、一番高い建物は18階になり、地上60メートルです。
(2)外周に幅2メートルの遊歩道を作ります。
(3)敷地内を東西に抜ける幅6メートルの貫通道路を2本作ります。
(4)定員100名程度の保育園を作ります。
(5)既存の桜並木は極力保存します。
(6)二期工事の北端側に建設予定の賃貸マンション、有料老人ホーム、店舗などは詳細未定です。
(7)工事期間は2014年(平成26年)9月末〜2018年(平成30年)3月完成です。
開発計画には住民の声を反映せよ
私はこの委員会審議の中で、跡地に隣接する地域にはUR王子五丁目団地自治会、王子3〜5丁目町会、東十条1〜4丁目町会などがあり、また東十条銀座商店街、東十条商店街が近く、この問題に関心が高まっていることを伝え、その中で9月21、22日に北とぴあ飛鳥ホールで予定されている「説明会」に出される様々な質問、意見、要望などに丁寧に対応することを求めました。
さらに、この周辺の共同住宅、マンションの高さが14階以下であるのに対し、『18階』は突出していることでの様々な影響が考えられることや、新たに住民となられる方々の町会・自治会への加入の課題、小学校・中学校の定員不足の心配などの声を紹介しました。
また、10月から約1年間にわたり予定されている解体工事が、近隣の東十条3町目にある凸版印刷常北工場の解体工事とほぼ重なり、解体による騒音、振動、粉塵、工事車両の通行などの懸念を指摘し対応を求めました。
最後に、引き込み線跡地の利用計画については「現在、JR貨物と交渉中」との事でした。
引き込み線跡地について、先の6月議会で私の個人質問に対し「誰もが安全に楽しく回遊できる『散策のネットワーク』に位置づけている」と答弁していました。
今後もみなさまの声を反映されるよう区議会審議に臨む決意です。
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【街の色】 |
東十条駅
北・南口跨線橋
東十条駅北口に架かる跨線人道橋やホームの屋根を支える柱に使われているレールは、大正時代にイギリスから運ばれてきたキャメル社製のもので、王子駅のホームや飛鳥山下跨線人道橋と同じ物と言われています。
現在、東十条駅南口バリアフリー計画で、数年後に掛け替え予定の南口に架かる跨線橋は同じイギリス製でも、コックレーン社製で、1895年(明治27年)と製造年のプレートが貼り付けてあります。
東十条駅前から続く商店街
東十条商店街は戦前(1945年以前)から駅北口前を中心に商店が点在していました。
北口を降りた正面から第一勧銀信金を過ぎた辺りまでが東十条商店街で、左右の四つ筋に並ぶ商店も含みます。
現在160店舗ほどのお店がこの商店会に加盟しています。
第一勧銀信金を過ぎた辺りから北本通りまでは、神谷1丁目になりますが、東十条銀座商店街という名称で、35店舗がこの商店会に加盟しています。こちらも1985年(昭和60年)北本通りに東京メトロ南北線(地下鉄)が開通して、王子神谷の駅が出来たため、人の流れが変わりました。
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【ギャラリー・絵てがみ】 |
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