コロナ感染防止の体制拡充や医療従事者の増員を求める陳情審査

 6月11日、北区議会健康福祉員会にて、2本の住民陳情が審査されました。1つは「コロナウイルス感染症から区民生活を守り、安心・安全に生活できるよう意見書提出を求める」件、2つは「安全・安心の医療・介護実現と医師・看護師・技術者・介護士などの夜勤の改善・大幅増員を求める意見書提出」の陳情です。

 1つめの陳情の項目は3つあり、①PCR法など早急に検査体制の整備を求める。②医療関係者の環境整備を国に求める。③保健所の機能強化を行い、感染封じ込めに全力をあげることです。

 1項目については「継続審査」(共産以外、自民・公明・無所属委員が「継続」を主張)2項目は「不採択」(共産と無所属が採択を主張しましたが、自民・公明が不採択を主張) 3項目は「採択」(公明のみが継続を主張し、他、自民・共産・無所属委員が採択)

 2つめの陳情審査では、自民が継続審査、公明が不採択、共産、無所属が採択を主張し、いずれも過半数に届かず「継続審査」となりました。

 私は、2つ目の陳情審査の中で、以下の意見(要旨)を述べました。

「北区のコロナウイルス感染者の数字、区内の医療従事者で12名という数字も報告されている。

 文字どおり最前線で命を張って、コロナウイルスの対応を医療現場で本当に頑張って頂いている皆さんに心から感謝と敬意を申し上げます。これは本当に超党派でしっかりと対応していかなくてはならない課題である。  

 国会でも超党派の医師国会議員の会からも、医療提供体制の充実への提言という内容も出され、医療崩壊を止めるための手だてとして、医療従事者の十分な確保というのが挙げられている。  

 今、まさに医療従事者しかできない使命があって、その献身的な努力により、医療現場が持ちこたえてきたからこそ、そういう認識の下に医療従事者の働く環境の改善を進めなくちゃいけないと。  

 これはもうマンパワーによってのみ回避できることがあるんだということで、十分な人員確保、予算立てを、国会も超党派で議員の方々が提言されている。

 先ほどの陳情でも、夜勤体制の医師をはじめ過労死職場。本当に大変な激務の中、そしてこのコロナ禍ということなので、今こそ国に向けて、意見書をみんなで上げていくべきだと考えております。よろしくお願いします。」

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