BS報道1930  PCR検査について、児玉教授が語る 

 昨日のBS報道1930にて、東大先端研究所の名誉教授児玉先生が、PCR検査の世田谷モデルの取り組みについて説明。とても説得力があった。

 児玉氏は、「ウィルスの特徴、感染拡大のメカニズムを知り、科学的に対応する必要がある。」

 「今、大事なのは、持続拡大する感染集積地エピセンターを抑えること。(対策がとられなかった結果、拡がってしまった)無症状の感染力のある人を把握、保護して感染を拡げないこと。」

 「そのために、保健所や病院ルートとは別に(そこに負荷をかけずに)大学や民間検査センターなどに協力してもらい、大量に検査できる体制をつくる。

一定の地域や飲食店街などの検査を行う。」

 「介護、医療、教育など、社会的に人との接触必須の職業(エッセンシャルワーカー)への定期的な検査を、地域採取センターを作ったり、検体採取チームの出張などで実施する。」

 「必要な手をうてば、今からでも感染拡大を抑えられる。政治に対しても、命を守る知恵と勇気あるリーダーシップを」と、呼びかけられた。

北区でも頑張りたい。

図式の上は現状の検査体制。それに加えて、下の検査体制(世田谷モデル)を加えて検査を拡げる。
プーリング検査。4人分の検体を一にして判定。陰性ならすべて陰性。陽性なら、それぞれ確認。1体づつ検査するより、はるかに効率的で、コストダウンもはかれる。1人5000円位のコストに抑えたいと。大学・研究機関などの検査機器も協力・活用して、こうした手法により、検査数の桁をあげていくことができると。
できない理由をいくつもならべるのではなく、命をまもるために、できる一つを決断し、実行するリーダーシップをと。

 

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