メンタルヘルス・ハラスメントについて

 最近、朝起きると気分が重い、胸が苦しいなあと感じることが多くなった。コロナ危機、夏の暑さ、自粛、自制、経済的困難、閉塞感が強まるストレスが今、人々の日常を覆っている。

 厚生労働省は先日、全国で自殺した人が8月、1849人。昨年の同時期より、246人増え、15.3%増加したと発表。

「コロナの影響で、今後の生活に不安を感じている方が多いのではないか。ひとりで悩みを抱え込まずに、身近な人と相談し、周りにいない時は自治体の相談窓口など、不安や辛い気持ちを伝えてください」とよびかけている。

 自分の身体や心におこっている変化に、気がつくこともとても大事なことだ。そして、自身のストレスや痛みの要因は、自分に責任があるわけではなく、人との関係性、力や支配の構造の中で受けていることも少なくない。

 私は職場のメンタルヘルスやハラスメントなどについて、研修の機会や相談窓口の明確化、体制の充実、具体的な支援について、北区役所内の職員についてもその取り組みを推進してほしいと要望してきた。

 以下、北区役所の現在の取り組みをご紹介させて頂きます。

 メンタルヘルスについて、職員用チラシを用意して配布。年間も相談日程をつくり案内。職員研修にも位置付けている。    

 9月にはストレスチェックを行い、定期的に発行している健康便り等を通じて、心や身体について相談したい時は、職員課給与福利係の保健師が窓口となって対応。個別の状況に応じて、医師や心理相談などにつなげている。

 また、区役所内部の相談が難しいときは、外部の相談機関(共済組合やカウンセラー協会、いのちの電話など)を案内している。

 パワーハラスメントの対応については、男女共に相談しやすいように、本人の希望で女性の保健師1名の他、男性の人事係長が個別の相談を受けている。

 職場内の対応では、仲間関係や上司の場合、その上の上司が相談にのって、両者の言い分を聞いて対応。上司が嫌な時は、ペーパーで職員課に相談してもらうことも可能。

 相談を受けたところから勝手に人事にはいかないことも大切にし、あくまで、本人の意向を尊重して相談に対応するようにしている。匿名でも、こういった手立てなら相談、対応できると個別に案内することもできる。

 役所内部が難しい時は、人事委員会の公平課が職員の不利益処遇についての窓口になっている。などの取り組みを行っています。

 私は議会の中でも、ハラスメントの学習会を行い、議員同士、職員や区民に対しても議員自らの言動、行動を律していけるようにしようと提案しています。

 私自身も一定の役職を担うようになっている中、自分より若い世代に対しても、また職場でも地域でも、自身の言動、行動を振り返り、自己改革するよう努めていきたいと思う。

ようやく涼しくなってきて、ホッとする今日この頃、、、。

 

 

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