個人質問、子どもに必要な遊びの保障

 本会議個人質問の3つめのテーマは、子どもに必要な遊びの保障についてです。コロナ禍での全国一斉休校などによって、学習の遅れが心配され、一人1台端末・タブレットを支給し、自宅学習も可能にしていくなどの整備が進められている一方で、

 子どもにとって何より必要な「休息や遊び」が、三密をふせぐ、コロナ感染を予防との心配の中で、十分保障されているか?との懸念も指摘されています。

 子どもにとって遊びは必要不可欠なもの。遊びが奪われるということは、子どもが子どもでなくなること。子どもの人権侵害にもつながること。今こそ、遊びの回復に努めなければならないとの思いで、3点の角度から質問しました。

1、プレーパークやみちあそびなど、自由な遊び場を確保し、子ども達の遊びに関する要望、声を聴く機会をもうけ、遊び場に生かす取り組みをすすめる。

2、基本計画事業に関わり、赤羽台に整備する複合施設整備の際、子どもの自由な遊び場を設ける。また、豊島5丁目荒川緑地に建設予定のスポーツグランドについての進捗を問う。

3、わくわく☆ひろばや学童、児童館での遊びの充実、職員へのプレイワーク研修を取り入れ、主体性を大事にする遊びの充実を求めました。

区の答弁は、

1について、コロナ禍において、ボランティア団体と協働しているプレーパーク事業の継続に努め、さらなる充実や新たな活動について、今後の検討課題として、意見交換を行っていく。みちあそびは、商店街との連携、地域コミュニティの活性化や地域の見守りにも有効だが、他の行事と同様、感染予防対策に万全を期す。

 子どもの意見を聴き活かすのは、公園や児童遊園のワークショップなどを実施し、子どもなどの利用に応える整備をしてきた。北区公園総合整備構想案においても、住民参加のあり方として、様々な事業段階において、適切に意見を伺うことが重要としている。

2については、児童相談所などの機能確保を最優先の上で、出会い、交流、学びの場等の機能をもった子育てひろば等の整備についても、基本計画、基本設計を策定する中で、検討する。

 荒川緑地豊島ブロックスポーツぐらんどの整備については、少年野球場1面と、内側を多目的広場として使用できる陸上競技場がR4年度に完成する計画。現在、基本設計を進めており、R3年度実施設計、R4年度整備工事を行う予定。

3については、高学年児童も参加しやすい多様な活動の充実や、子どもの自主性が発揮できる環境や子どもとの関係性を築ける職員の育成、研修の充実に取り組む。との答弁を得ました。

子ども権利条約31条は、「休息、遊び、レクレーション、文化・芸術活動の権利」を歌っています。子どもの主食である遊びの充実を重ねて要望しました。

プレーパークにて

豊島5丁目荒川緑地予定付近

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