補聴器購入に関わる補助事業の実施を求める陳情は継続審査

 11月30日、北区議会健康福祉員会(共産会派は、ながいともこ委員、山崎たい子副委員長)が開会され、年金者組合北支部から陳情された「加齢性難聴者の補聴器購入に関わる補助事業の実施を求める」が、第2回定例会で継続審査となっていた、北区生活と健康を守る会の同趣旨の陳情と共に、審査れました。

 共産党会派からは「厚労省でも難聴は、うつや認知症の最大リスクと指摘されている。加齢性の難聴で、補聴器を使っている方は2割に満たない。最大のネックは、数万円から50万円と経済的負担が大きいこと。医師会も奨励しており、23区でも11区が何らかの補助制度をスタートさせている。北区でも早期に実施すべき」と採択を主張しました。

 自民、公明、国民の各委員からは、今後、実施の方向は必要であるが、コロナ禍で、医師会との話し合いや、他自治体の制度の検証が進んでおらず、区民への啓発、理解促進も必要であるため、いずれも継続審査を主張し、継続多数で、陳情結果は「継続審査」となりました。

 陳情は、引き続き「継続審査」となったものの、他自治体でも確実に実施されている事業でもあります。コロナ禍で区財政の見通しを立ててゆく課題がありますが、具体的検討・準備を庁内で進めて頂き、早期の実現に取り組んでいきたいと思います。

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