女性が安全に抑圧されずに生きられる社会

 例えば、駅のホームや道路などで、男性からぶつかられたと感じた体験が私にもある。

 偶然ぶつかった時は「すみません」「大丈夫ですか」と声をかけあうことが多いが、相手にぶつかられたと感じた時は、えっ?何?と驚き、中でも「あぶねぇんだよ」とか、舌打ちとかされた時には、恐怖と怒りを感じ、傷つくのは当たり前のことだ。

 何が面白くなくて、何にストレスを感じているのかわからないが、それを自分より弱いと見る、または下に見る女性に対して、ぶつけるのは暴力であり、女性差別というのではないのか。

 傷ついた人が、傷を受けたと声をあげることは容易いことではない。自身の平常を保とうとして「気にしない」「あきらめる」「アクションすることで更に傷つきたくない」など、一時的にも折り合いをつけ自己防衛するから。

 それでもなお、傷を受けたと声をあげるのは、理不尽に自身を踏みにじられたことをなかったことにしない。そして二度と繰り返したくない。他の人にも同じ被害をつくらないと考えるからではないのか。

 傷をうけたと声をあげた時に、バッシングする社会をもう終わりにしよう。勇気を出して発してくれた人の話に耳を傾け、想像力をはたらかせること。自分の無意識や無理解により、2次加害にならぬよう自戒したい。これは、#NeToo から学んだ大切な姿勢。

 痛みを声に出せない人は、数多くいる。声をあげた人がどんな対応をされるのか、みつめるたくさんのまなざしがある。声をあげていいと思える関係や社会をめざしたい。女性が受ける傷つきや痛みに、寄り添い、癒し、励ませる社会、女性が安全に生きられる社会をつくりたい。

 それは、民主主義が発展することと通じている。子どもや若者、障がいやマイノリティ、外国籍の方はもちろん、男性にとっても人権が尊重される社会につながることではないか。

本日より、生理用品の配布スタート

 防災備蓄用の生理用品配布が始まります

・日時は、3月25日(木)~4月9日(金)まで

配布場所は、区内7ヵ所(北とぴあ5階スペースゆう、北区保健所1階、赤羽会館6階、滝野川健康支援センター、北区役所1階6番窓口健康推進課、子ども家庭支援センター(旧清至中)、社会福祉協議会にて。

・普通の日用30枚、多い日用19枚、夜用10枚を紙袋に入れ、一人1セット(2500セット用意)

希望する女性どなたでも

・受け取りは、本人確認不要。窓口に設置した「提示用カード」を見せると OK

・社協からの配布については、子ども食堂や民間支援団体を通じても配布されます。

・北区は「緊急対策で行います。まずは気軽に立ち寄って頂き、区内の様々な困りごと相談窓口あることも知ってほしい」と。ご相談も是非お寄せ下さい??

女性支援の交付金が拡充!!

コロナ禍、孤独・孤立で不安を抱える女性へ、

 自治体がNPOなどの知見を活用し、アウトリーチ相談や居場所支援など充実するため交付金を拡充 13.5億円(R3年度実施)男女共同参画局

 私も区民からのご相談や、民間支援団体の皆様から学び、議会でも本会議質問や組み換え予算を提案するなど、事業の実施・拡充を求めてきました。北区でも「検討していく」旨、答弁を頂いています。

 取り組みをすすめ、もっともっと公的責任で基盤を整備し、女性が安心して暮らせる地域をつくりたい?

「女性蔑視」の報ステWebCMに唖然!同日、ジェンダー平等をすすめる議会会議規則が全会一致で可決

 報ステのCMに唖然とした。

「どっかの政治家がジェンダー平等ってスローガン的に掲げている時点で時代遅れって感じ」などと若い女性が語る。

 日本はジェンダーギャップ指数121位、政治分野では144位のジェンダー平等後進国。

 ジェンダー平等は、SDGsに掲げられている目標のひとつ。日本においてはこの目標の達成なくして、、と言われるほど重要かつ加速すべき課題だ。

 北区議会では3月23日最終本会議において、全議員提出により議会規則の改正を可決した。

 子どもを産み、育てながらも、介護が必要になっても議員活動があたりまえにできるよう、議会欠席の事由を改善し、政治参加を保障するためだ。

 私自身も任期中3人の出産、4人の子育てをしながら議員を続けてきた。多くの人々の汗、涙、願いが条例に明記された歴史的な日。

その日に目にした衝撃のミソジミー。この国の深刻さをまたも突きつけられる。あまりもの時代遅れの闇を、未来へと牽引する圧倒的な光で包みたい?

ポリネシア語のTape(月経)がタブーの語源!!

女性の貧困の一端として、「生理の貧困」に注目が集まっています。

午前中、超党派の子育てママ・パパ議員連盟&出産ネットワーク共同の「生理政策」オンライン学習会に参加しました。

#みんなの生理 谷口さん、株式会社ヘルス&ライツ 吉川さんからのご報告は、大変共感する内容がいっぱい?

生理の話はタブー視されたり、隠す、汚物入れなど、公然と話しにくい風潮があるが、そもそもタブーの語源がポリネシア語のtapu(月経を意味する)と知りびっくり

歴史的にも、オープンに、ポジティブに、解放していくことが必要なのだと実感??

行政に求めることとして、

1、生理に関する大規模な調査と実態把握。

2、生理用品の軽減税率の適用など負担軽減。

3、学校や公共施設に生理用品の設置

4、生理用品に限らず生殖に関わる負担軽減。多様な避妊方法のアクセス改善、認可を進める。

5、性と生殖に関わる正しい知識をオープンにもっと若いうちに適切なタイミングで得られるようにするなど、ご提案頂きました。

学びをいかして、セクシュアル・リプロダクティブヘルス&ライツ(性と生殖に関わる健康と権利)の保障に、これからも取り組みたい?

#みんなの生理 で取り組んだ若者へのアンケート結果より
本日の飛鳥山の桜、雨模様、、、。

感染増えているのに、緊急事態宣言解除????

おはようございます?少し肌寒い朝、そねはじめ都議と王子駅南口からご報告。

 東京都のコロナ感染症が再び増加しているが、緊急事態宣言を解除することに、心配の声が上がっています。

 そねはじめ都議は、感染を抑え込むために、医療・介護・保育・学校などでの職員への定期的な検査、変異株の検査割合を引上げると共に、無症状感染者を発見・保護する感染集積地での大規模な「攻めのPCR検査」がどうしても必要?

 現在東京都は、1日1万件の検査実績だが、都全体では68000件の能力があり、充分検査を拡大ができる??と熱く訴えました。

 また都議団は現在、住まいの貧困を解決し住宅を確保、子どもの権利を尊重、若者の政治参加を保障する3つの条例制定をめざし奮闘中と

 レポートを配りながら心が踊った まさに切実、最重要の課題?都民の皆さんの世論と結んで切り開きたい?

そねはじめ都議と都区政報告
温かくなり、つつじの花も満開

ご相談で出会うそれぞれの人生

 予算特別委員会が終了し、本日は生活相談DAY!朝から4件の相談が続きました。コロナ禍で、くらしも営業も立ち行かない。日々のご苦労をお聞きしながら、お話の流れによっては、その方の人生を振り返って語ってくださることも。

 短時間で十分に理解することなど到底できないが、語られる内容に想像力をはたらかせる。その人なりに精いっぱい生きてこられた足跡に、圧倒されることはしばしばだ、、、。

 今日の相談も、そんな思いが溢れる時間だった。

 相談の後は、余韻に浸りながら、ホッと一息のコーヒータイム。

広告チラシで折った鶴3部作を頂いた。

「生理の貧困」生理用品支給へ

北区でも生理用品が支給へ

本日の北区議会予算委員会にて区長が「防災備蓄の生理用品を活用し配布することにした」と表明しました。(2500セット配布予定)

経済的理由により、生理用品を希望する方はどなたでも。

配布場所は、北とぴあの男女共同参画活動拠点スペースゆうや、女性の相談窓口、社会福祉協議会などを予定し、直接手渡し、子ども食堂を通じても渡していく予定です。

今後、北区ニュース、HP、ライン、FBなどでご案内。

本当に嬉しい ?

先週の予算委員会では、会派のせいの惠子区議が、生理の貧困、生理用品支給を要請していました。

さがらとしこ区議からも、学校において、必要な子ども達への配慮ある支給を重ねて要望しました。

引き続き多くの方々と力をあわせて、女性の貧困改善、リプロダクティブヘルス&ライツの保障を進めていきたい?

医療・生活支援の現場から

 医師としてコロナ禍の医療現場のみならず、くらしの支援現場に、長年ボランティアとして関わっている谷側智行さんと、ジェンダー平等に取り組んでいる池内さおりさんのトークイベントに参加しました。

 谷川智行氏からは、年末年始のコロナ感染症の急拡大の中で、医療崩壊がおき入院ができず在宅死となる状況までおきたことの背景に、新自由主義、効率や利益最優先で、入院ベット(とりわけ急性期)や医師・看護師を減らし続けてきた政治の責任があると強調。

 コロナ禍でこうした政治が間違っていたと国際的にも見直されているのに、日本ではもっとベットを減らそう(ベットを1つ減らすと消費税財源から補助金がでる(# ゚Д゚)、公的病院も統廃合しようとしていると告発。

 更にコロナ感染症を封じ込めていくために、政治が今、何をするのか改めて問われているとし、無症状の感染者を発見・保護するPCR検査の大規模な実施(①医療・高齢・障害者施設など職員への週1回程度の社会的検査、②集積地域などのモニタリング検査、③変異株の疑いを確認する検査)を要請していることを紹介しました。 

 また、毎週行っているくらしの支援現場でも、200~300人を超え食糧提供に並ぶ状況が続いていたり、小さい子ども連れのお母さんも増えており、女性や子ども、若者、非正規などの不安定雇用にある人々の深刻な困窮が拡がっているとして、谷川智行さん、池内さおりさん共々「いのち・人権がど真ん中になる政治を作っていこう」とよびかけました。

女性による女性のための相談会

13日(土)、明日14日(日)、10時から17時まで、大久保公園にて実施された「女性による女性のための相談会」

くらし、家庭・子ども、雇用、法律、心とからだ等の相談に応じ、私も生活相談スタッフで参加しました。

初日は、朝から強い?の中、女性達が力をあわせて、テント設営からスタート。2つ目は雲一つない晴天も風が強かった!

相談者が安心できるよう外から見えないように工夫。おしゃれなタペストリーも垂らして柔らかな演出。リラックスできるよう、カフェコーナーを設け、温かい飲み物?、暖房、キッズテントも用意。

カフェコーナーでインテークのお話を伺い、(この最初のおしゃべりでぐっと心が和まれる方も多い)、内容に応じて専門の相談ブースへ。

職を失った。収入が減った。貯金を取り崩し手持ちがない。ネットカフェで寝泊まりしている。小さな子ども連れの女性。夫からのDV。ひきこもりやメンタルの悩みなどなど、、、。

せきをきったようにお話をされる方、涙する方、話終わりほっとして笑顔に。

相談後に、持ち帰りできる物資を自由に選んでいただく。生理用品、果物や花束 もありました?

女性を労り、優しく包みこむ気配り、相談する方も応じる方もフラットに参加している空間に感激しました。

「ラジオを聴いて」「テレビで見て来ました?」という方も。

 実行委員会の方が「一過性ではなく、継続して支援していける体制を作っていきたい」と挨拶され、これまた感激?

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