コロナ感染症対策・ワクチン接種計画など、健康福祉委員会の質疑

 3月2日(月)健康福祉委員会が開会され、1、新型コロナ感染症対策における新たな取り組みについて、2、コロナワクチン接種実施計画などが報告され、質疑を行いました。

1、コロナ感染症対策については、

 区内医療機関への財政支援、ワクチン接種における場合も含め、補正2億円が計上され、会派が要請していた内容のいくつかが盛り込まれました。

 ワクチン接種の協力医療機関への補助については、北区はあげて医療機関での実施体制とするため非常に重要であり、ただでさえ人員がひっ迫している中で、あらたな業務にご協力頂くためにも十分な財政支援が必要です。

 3つの体制(センター、中規模病院の基本型、診療所などのサテライト型)に対し、それぞれ500万円、100万円、50万円との補助額が提示されているが、とても足りるとは思えません。

 例えば、3つのワクチンセンターもそれぞれ接種の人数が違うが、一律500万円で良いのか?基本型は中規模病院が担うが、接種にかかわる医師、看護師、事務、副反応の見守り、誘導など、最低4~5人は通常診療と別枠で必要になると考えられ、最低でも100万円の2~3倍は必要ではと思うがどうか?副反応の際のバックベットの確保に対する支援についても伺いました。

 北区からは、3センターは設備にかかる設置補助や運営の補助は別に行っていくこと、基本型については、院所協議のもと早急に増額など検討していくこと。バックベットは1泊分、3センターの機能の1つとしてお願いしていると答弁。

 高齢者施設入所者・従事者などへの一斉、定期的なPCR検査について、

 くり返し求めてきた内容に踏み切って頂き本当に良かった。本会議質問でもご答弁頂いたが、週1回程度、高齢者・障害者、GHなどの居住系も含めて、行政検査で実施とのこと。シルバーピアも対象との受けとめで良いか?また、今年度の一時的な対応ではなく、4月以降も継続して実施していくということで良いか質問。

 区からは、特養などの入所施設、シルバーピアも含むもの。検査の実施は、国の基準に基づき、継続できるものと考えていると答弁あり。

2、ワクチン接種実施計画について

 ワクチンの供給が十分になされるのか?全国の自治体から心配の声があがっています。区民に先立ち医療従事者の接種が3月から始まるが北区のワクチン供給は示されていない。3月中は、区内は厳しいとのこと。

 4月中旬に到着するワクチンは、東京都でたったの2箱(約2000人分)で北区の高齢者接種も4月から予定しているが、とてもできる状況ではないのでは?本格的には5月からではないか。見通しについて質問。

 北区は、計画にずれが生じている。ワクチン供給の課題によりまとまって入ってくるかどうか。今後も対応を検討するむね答弁あり。

 ワクチン接種は安全性の確保と安定的な供給が根本条件。質問に答えるQ&Aなど活用し、わかりやすい公報に取り組むことも要望しました。

北区のワクチン接種のシュミレーション。ワクチン供給量により都度都度、検討する必要あり。

これ以前の記事を見る