東京五輪強行7日前

 東京五輪開催7日前。都内感染者は1300人を超え増加の一途。一方で、ワクチン接種は供給の先細りで縮小。PCR検査は不十分。補償も行き届かず。こんな状況で、五輪など安全、公正にできる状況ではないことはもはや明らかだ。

 女性医師の方々が。最近、記者会見された内容は、明解、明晰で私自身はものすごく納得した。

 現在の状況での五輪開催は、人類の生命維持に対する最大の冒涜だと。一ヶ所にたくさんの人が集まってくる五輪は、パンデミックに絶対やってはいけないこと。東京が巨大なエピセンターになる。今必要なことは、みんなで集まってスポーツをすることではない。お互いできるだけ離れて、パンデミックを収束させ人類の生命を守ることだと。

 こんな簡単なことが、何故リーダー達はわからないのか?それには理由がある。日本では幸い亡くなっている方が世界から見て少ないため、物事を甘く見ているからではないのかーと。

 なるほどと思った。そして私自身はこれ程まで政治がやるべきことをやらず、自粛という名の自己責任の徹底で、いのちや人権を軽視し、自殺や困窮に追い詰められている人が増えている現状の中、もうこれ以上、いのちを守ることに、あきらめや妥協はしたくない。いのちが大事との安心して生きる権利を、一歩も譲りたくない。次世代、子ども達にも真の言葉、行動として伝えたいと思う。

 感染者が増え、苦しむ本人と家族、医療現場が戦場とかし、自粛生活でくらしや営業の困難が長びく悪循環をいつまで続けるつもりなのか。そんな犠牲を横目にオリンピックを楽しむことなどできるのか。いじめられている人がいることを知りながら、いじめはやめろと示せないなんてあるのかとすら感じます。

 一人ひとり、自分の考え、思いを言葉にして、話し、語りあいましょう。その営みが何より大事なのでは。思考停止している政治に対抗するのは、自ら思考し行動する一人ひとりの個人の存在だ。

梅雨明けを感じさせる空

これ以前の記事を見る