児童相談所等の複合施設について、基本計画等の説明会ー区民から活発な質疑!

5月26日、コロナの感染が減少傾向になってきたタイミングで、「北区児童相談所等複合施設基本計画等説明会」が赤羽会館を会場に、リアル開催され、私も参加しました。

児童虐待件数が北区でも年々増加している下で、2026年(令和8年)開設を目標に、北区立児童相談所・一時保護所を新設し、子ども家庭支援センター、児童発達支援センター、教育総合相談センターをあわせた複合施設として、北区赤羽台の旧赤羽台小学校跡地にて運営する計画をすすめています。

事業を担当している所管課長等から、それぞれの施設の役割について、更には児童相談所の職員配置案や一時保護所の定員と運営、施設整備の考え方などが示されました。

一時保護所の子どもへの処遇については、子どもの権利擁護の観点から、子どもの意見表明権(アドボカシー)の仕組みを整備し、子ども意見表明支援員(アドボケイト)を配置することや、子どもが安心して生活できるよう個室、個浴などの環境を整える運営方針となっています。

私自身も社会的養護の当事者や支援現場の関係者、弁護士などの意見・要望をうかがい、本会議質問で提案してきた内容がいかされ嬉しく感じました。

質疑応答では、次々に区民から問題意識、意見要望が出されました。以下、概要を記載。

●隣接して、マンション計画があるが、子どもを主役に、日照の確保、プライバシーの保護、緑豊かなのびのびできる環境を整えてほしい。

●既存の児童相談所など、児童福祉士をはじめ専門職の人手不足が課題と認識している。職員配置は正規職員で安定的に、ゆとりを持って、困難を抱えた子ども達に丁寧に接することができる体制を確保してほしい。

●24時間、相談・対応できる体制にしてほしい。

●運営は、行政関係者だけでなく、地域住民との連携や協働が大事ではないか。運営指針を作っていく過程からも、住民の意見を出せる場、対話のチャンネルを持ってほしい。(複数の方から要望あり)

●基本的なビジョンをもっと明確に打ち出し、だからこのような内容の施設や運営が必要だと説明できるものにしてほしい。などなど

困難を抱える子ども達に対し、「子どもの最善の利益尊重」をまさに体現できる施設運営、職員配置、環境整備を、

区民の意見をふまえ、議会でも引き続き、取り組んでいきたいと思います。

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