2024.04.30
区内介護事業所を訪問して懇談
4月は、#東京12区国民運動部長の田原聖子さん と一緒に、
7人の党区議団で、それぞれの活動地域にある #介護事業所を訪問 してきました。
国による今年度の介護報酬引き下げが、
とりわけ地域で訪問介護を担ってくれている事業所に危機的な影響を及ぼすため、
現場の声を改めてうかがわせて頂くためです。
足を運ぶと、すでに閉鎖している事業所も複数ありました。
「影響が大きすぎてどうしたらいいのか」
「年間で100万単位の赤字になる」
「ヘルパーさんの確保が本当に大変」
「利用者さんからも物価高騰で、介護サービスや自費など数千円でも減らせないかと声がかかる」等々、切羽詰まった声が次々と寄せられました。
コロナ禍同様、緊急にも介護事業所への支援が必要だーと痛感。
行政に働きかけていきます。



2024.04.22
エネルギー・食料品等価格高騰支援給付金の支給
国による経済対策の決定を受け、低所得者支援および定額減税を補足する給付を実施するために、
4月15日、北区議会臨時本会議では区民税の一部改正条例を可決、
本日4月22日の幹事長会では、給付金事業にかかる補正予算(総額約32億円余)の内容が報告となりました(以下、概要を紹介)。
(1)令和6年度新たに住民税均等割非課税となる世帯に対する給付金
①対象世帯 10000世帯(令和5年度に給付対象となった世帯を除く)
②給付額 1世帯につき10万円
(2)令和6年度新たに住民税均等割のみ課税となる世帯に対する給付金
①対象世帯 2000世帯(令和5年度に給付対象となった世帯を除く)
②給付額 1世帯につき10万円
(3)非課税世帯及び均等割のみ課税世帯へのこども加算
①対象世帯 500世帯(750人)
②給付額 低所得子育て世帯で扶養されている18歳以下の児童1人5万円
(4)定額減税に対する調整給付(全体で約17億円)
①対象者 47000人(定額減税4万円分まで税額がなく、減税しきれないと
見込まれる所得税・住民税の納税者)
②給付額 定額減税の可能な額が、令和6年分の推計所得税額または、
令和6年度分の住民税所得割額を上回る額の合算額を基礎として、
1万円単位で切り上げて算定した額(対象者へ給付額が6月以降通知)
今後、5月22日の臨時本会議で審議し、6月以降に給付手続きとなる予定です。

区役所の竹林 これからどんどん伸びる~
2024.04.20
祝!北区男女共同参画推進ネットワーク設立30周年
4月20日(土)~21日(日)に開催の「2024ねっとわーくまつり」に参加しました。
今年は主催団体である「北区男女共同参画推進ネットワーク」が、1995年に設立されてから30年となり、記念式典や祝う会も行われました。
1995年といえば、国際的には「北京女性会議」が開催され、日本でも女性の権利向上、男女平等社会への運動が大きく盛り上がった年。同年、北区議会議員選挙も行われ、女性議員が4人から7人へ、無所属市民派の方や、当時1歳の子育て真っ最中だった私も初当選。7名の女性議員が超党派で、北区男女共同参画推進ネットワーク設立をお祝いしたことを鮮明に思い出します。
30年たち、北区議会の女性議員は現在15名と2倍以上に増え、年代も20代から60代まで幅広く選出されています。3月に開会された北区議会予算委員会では、予算委員の半数以上が女性議員。最終日の各会派の態度表明は私を含め、全員女性議員が行うこととなり、人知れず感無量でした。
日本のジェンダーギャップ指数は125位。政治・経済分野がとりわけ最下位レベルの現状を脱し切れてはいませんが、それでも地方政治においては、確実に変化していると感じることができます。
その変化を加速させ、男女共同参画社会の推進、ジェンダー平等をすすめるために、先進の取り組みを地域で地道にすすめている「北区男女共同参画推進ネットワーク」の皆さんと、これからも力をあわせて歩みたい。





2024.04.16
王子駅中央口から朝の区政報告
今朝は王子駅中央口からご報告。
昨日15日に行われた北区議会臨時本会議において、
6月から実施される国の4万円定額減税を実施するための区税条例一部改正や、
区民生活委員会で北区から報告された「北とぴあ大規模改修の再検討」について
お伝えしました。
北とぴあ大規模改修については、物価・資材高騰などの影響により、
工事費用が当初100億円から190億円と大幅引き上げになったため、今一度、
内容を精査・検討していくとのこと。
それに伴い、休館を予定していた令和7~8年度も引き続き通常開館となる旨、
ご報告しました。


2024.04.15
北とぴあ大規模改修は再検討へ R7~8年度の休館・移転は中止
4月16日に開催された北区議会臨時議会の区民生活委員会において、
「北とぴあ大規模改修の再検討について」と題し、北区より報告がありました。(以下、要旨です)
北とぴあは、令和7年度から2カ年にわたって休館し、大規模改修工事(バリアフリーの改善、
大ホール及び空調や給排水の改修、キッズルームの設置など全面的な改修と機能追加)を行うこととしていました。
しかしながら、近年の物価・資材等高騰の影響などにより、概算の事業費が当初見込み100億円から
190億円と多額の経費を要する試算となることが判明しました。
財政運営上の影響が大きいことや、区民・産業団体から、いっせい休館の見直しなど要望もあり、
今一度、工事を予定していた2カ年を様々な視点で精査、検討する期間とし、その2年間は北とぴあを通常通り開館することとします。
<主な再検討課題>
(1)2年間を予定している全館休館期間の再検討
(2)費用の圧縮にむけ、改修内容や手法の再検討
(3)王子駅周辺のまちづくり全体への位置づけなど、様々な視点や中・長期的な事業の検討
*運営は、現在の指定管理者が、R8年度まで運営できるよう選定手続きを実施

2024.04.14
裏金問題アンケートで、声を聴かせて頂きました
汗ばむほどの日射しを受け、豊島5丁目団地の皆さんと宣伝活動。
刑事罰も問われるほどの裏金問題は未だ解明に至らず、
党内の処分だけで幕引きは許されません。
真相の徹底解明を求めるアンケートや企業団体献金の禁止署名に取り組みました。
「まったく反省がないですよね」「裏金に税金かけてもらいたいよ」
「国民のことをちゃんと考えて」などお声を頂きました。
カネの力で政治が歪められることのないよう、世論を拡げていきましょう。



2024.04.12
団地バス停で、朝のごあいさつ
おはようございます。
今朝は豊島5丁目団地バス停からご挨拶。
予算議会の内容をのせた区議団ニュースをお渡ししました。
お花見もままならずにいましたが、
隅田川沿いのソメイヨシノに、なごみタイム頂きました。
何かと気忙しい年度はじめ、皆様、体調ご自愛ください




2024.04.09
中学校の入学式
4月9日、春の嵐の中、北区立中学校入学式。
小学校の卒業式は、2週間前だったのに、
緊張感に満ちたその姿から、新たな学校生活への心意気が伝わってきます。
校長先生の挨拶の中で、北とぴあ前に建立されている「長崎の平和像」を、
北村西望氏が作成した際のエピソード(カタツムリが足元から頭の先へ移動していた)を紹介し、
目標をたて、ゆっくりでいいから進んでくださいとエール。
そう。人それぞれ、進み方もスピードも十人十色。
認めあえる社会をめざしたい。

2024.04.08
小学校1年生の入学式
満開の桜に見守られ、初々しい1年生の小学校入学式。
なんとも言えぬ可愛さよ~
たくさん遊んで、学んで、自分を愛して、
その可能性が大きく拡がりますように。


2024.04.07
反貧困ネットワーク全国集会2024
4月7日、反貧困ネットワーク全国集会2024(反貧困ネットワーク主催、理事長宇都宮健児さん)が、平和と労働センター・全労連会館を会場に開催されました。
今年の企画では、韓国や台湾で、困窮者支援、当事者・連帯の社会活動を行っている方々も来日し、その活動内容が報告され、東アジアにおける連帯シンポジウムとして、共に学び交流できたことが大きな収穫となりました。
テーマは大きく3つ「ホームレス支援と医療アウトリーチ」「女性の貧困」「困窮者の居住貧困」についてです。
1、ホームレス支援と医療アウトリーチでは、
ハウジングファーストと医療アウトリーチ支援を柱に、池袋で炊き出し相談会やこころと身体のよろず相談を行っている一般社団法人つくろいファンド「ほしぞら医療団」が報告。
コロナ前は毎週30~45人の利用だったが、現在は80~90人と利用者が増加。(食料だけでみると400~500人)高血圧や膝・腰痛、皮膚のかゆみなど、医療にかかれず、中断している方も多く、医師が紹介状を書き、無料低額診療所を案内するなどしている。様々なトラウマ体験を語る人も多く、精神科医や看護師、ボランティアなどがチームで話を聞いている。
その場は、関係性を築き、いざという時に相談や専門機関へとつなげることができるよう、支援の入口としての役割が果たすことをめざしている。また治療が行えるためにも、安心できる住まいが必要。医療支援単体ではなく、住まい・生活・居場所・仕事などそれぞれのニーズにあわせた包括的な支援が求められると強調しました。
さらに、台湾の台北駅周辺でホームレスに向けた「医療アウトリーチ」活動について「台湾思安慈善事業協会」が報告。ホームレスの方は150~250人位いるが、そのうち半分は働いており、2割は女性であること。行政のケースワーカーと同行訪問し、行政と連携しながら進めている内容が語られました。
2、女性の貧困では、
Colabo代表の仁藤さんから、家に居場所がなく街を彷徨う10代の女性達が、性搾取や性売買、児童買春につながることがないよう、2018年からはじめているアウトリーチ活動、バスカフェ事業(一晩4時間で、40~50人が利用)、緊急的な避難や宿泊支援、中長期のシェルター(シェアハウス、保証人不要・初期費用なし・家賃3ヵ月無料)、居住支援などの活動について報告。
大切にしているのは、支援する・されるという関係ではなく、一緒に現状を変えていく仲間、主体的な当事者運動として取り組むこと。この間、深刻な妨害や嫌がらせを受けてきた現状があるが、多くの人と連帯し、活動を続けていきたいとお話されました。
韓国からは「開かれた女性センター」の徐貞花さんが、韓国女性のホームレス問題とサポートポリシーと題して報告。
1、韓国の女性の貧困の指標として、
男女の所得・賃金格差が、31.1(OECD平均11・9)%、女性の5人に1人は最低賃金(2024年9860ウオン)に満たない。男女の非正規雇用率は、男性29.8%、女性45.5%(2023年統計庁)、母子家庭の貧困率47.7%、一般家庭10.7%に比べ約4倍。女性高齢者の貧困も男性の1.5倍など、韓国の女性は男性よりはるかに貧しい実態にあると指摘。
2、韓国の居住の貧困については、
2017年と2022年を比較し、居住貧困階層が19.9%増加。宿泊施設の客室や小屋・ビニルハウス、考試院(試験のための勉強部屋)などを住まいとする人が増え、食事を抜くなどの生計維持が困難な状況がある。
3、韓国の女性露宿人の現状は、
2021年、全体で125名(ソウルで92名)(2016年は全体で230人)であるが、隠れている女性を見つけることが難しく、潜在化しているのでは。施設でも、路上でも医療は無料で支援される。(疾患の1位は精神42%、代謝疾患40%)
4、地域社会定住支援のための住宅施策
公共賃貸住宅における支援の強化(居住脆弱階層買取賃貸住宅の供給)や、サービス付き支援住宅の提供を行っている。
居住脆弱階層買取賃貸住宅(行政が民間住宅を買取って提供)は、都市勤労者中位所得70%以下(月156万ウオン)、最低居住基準に満たない場所に3ヵ月以上居住した人が対象で、2011年~2020年までに、14600戸提供されている。
サービス付き支援住宅は、
2014年、支援住宅制度導入。民間法人でモデル実施。男性12戸、女性9戸(2015年)
2016年、ソウル市がモデル実施。男性アルコール19戸、女性精神&アルコール(17戸)
2018年、ソウル市が「支援住宅の供給や運営に関する条例」制定。
2023年、露宿人だけで275戸が供給(6人に1人の割合で、ケースワーカーが配置されている)
5、今後の課題
性暴力やDV、精神疾患、子ども同伴などへの対応、生活サポートや支援雇用の拡大について、条例から国の法律にして整備を促進していくことが述べられました。
私自身、2019年に視察で韓国ソウル市を訪問した際、「開かれた女性センター」を訪れ、女性の露宿人やDV被害者へのシェルターや支援プログラム、コミュニティセンター、スタートしたばかりの「支援住宅」も見学させて頂きました。北区の住宅支援にも学びを活かしていきたいと思います。

開かれた女性センター所長の徐さんとご挨拶


