甲府市のデジタル商品券の取り組み

6月3日(月)山梨県甲府市のデジタル商品券事業の取り組みについて学んできました。

同市では、市民のくらし支援と地域経済の活性化の両面から、市の事業としてプレミアム付き商品券事業に取り組んでいますが、紙の商品券とデジタル商品券の2種類を発行しています。

どちらの商品券も事前申し込みにより取得するため、店の前で並んで購入することはありません(市民は、2種類のうちどちらかを選び、重複の申し込みはできない)

紙の商品券については、プレミアム率30%で1人5冊まで購入可能(1冊5000円で6500円にて、25000円で32500円分が購入できる)申し込みはハガキやコールセンター、サイトから。全体で5万口発行。

デジタル商品券は、プレミアム率40%で、1人5口まで購入可能(1口5000円で7000円にて、25000円で35000円分購入できる。申し込みは特設サイト(QRコード読み込み)から。全体で20万口発行。

プレミアム率分の市の予算は、紙の商品券で7500万円、デジタル商品券で4億円の計4億7500万円。

スマホの扱いが苦手な市民に対して、操作を支援する窓口も設置しています。

ハガキ申込の場合の当選結果は、ハガキで自宅に届き、デジタルでの申し込みでは、当選メールが本人宛に届きます。1人あたりの購入冊数(口数)上限で予算を組んでいるため、申し込んだ市民は、ほぼ商品券を受け取ることができます。

事業の実務は、みずほ銀行に委託。商品券が使える店舗は、飲食店、小売店、理美容店、薬局など市内店舗1800に幅広く利用できるような制度となっていました。一度デジタルで申込すると、次回からは市から直接、自動的に購入可能メールが送られてくるとのこと。

北区は、商店街連合会の事業を北区が予算的に支援するたてつけになっているが、甲府市では市が全面的に取り組んでいる違いがありつつ、効率的に事業を継続していけるしくみなど北区の取り組みにも参考にできるのではと感じました。

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