女性による女性のための相談会

この間の同相談会では、経済的にも精神的にも、様々な問題を複雑に抱えている女性が多数、足を運ばれましたが、物価・エネルギー高騰が続く中、生活の厳しさが増し、今回も猛暑の中にもかかわらず、83件の相談がありました(主催者発表)

 私自身も何人かの方のご相談をお受けし、その方に必要な行政情報の提供や専門機関の案内をさせて頂きました。「お話が聞けた良かったです」「不安な気持ちが和らぎました」とのお声を頂くことができました。

 ほっとしてくつろぎながらお話(インテークも行う)するカフェスペースは、クロスの上にお花が飾られ、お菓子やおにぎり、パンなどの軽食を用意。その他、冷やしうどんやあんみつも提供。相談の合間に、私もカフェコーナーのお手伝いをさせて頂きました。

 相談が終わった後は、マルシェで市民や団体から寄せられたコメやそうめん、新鮮野菜、レトルト食品、生理用品、下着、お花などが選べるのも楽しい時間。「ホントに助かります」と皆さんが笑顔が帰っていかれる姿を見送りながら、誰かとつながって、悩みや困難を解決していける場がとても大事だと改めて感じました。

どうするネット社会の性教育~SNSの功罪を考える

 7月28日、第46回日本産婦人科医会 性教育指導セミナー全国大会の研修を聴講しました。 

・思春期世代のSNS・ネット利用とトラブルの実態~ネット社会の現状と対策を考える~と題し、ITジャーナリスト、成城大学客員教授高橋曉子氏が講演。

 冒頭、子どもにとってSNSは、コミュニケーションに必須であり、子どものリテラシーを育てることが重要と指摘。若者のネット利用における特徴として、以下の特徴が紹介されました。

  • 子どもはすでに、GIGAスクールで1人1台端末が貸与され、ネットに接続できる環境にある。
  • SNSのやりとりが当たり前、ゲームでのコミュニケーションも一般的、みんなが使っている
  • 知りたいことはSNSで検索 
  • スマホで小遣い稼ぎが普通(闇バイト、詐欺被害にもあいかねない)
  • ネットでやりとりすると信用する傾向(性被害。児童ポルノ事犯も)
  • タイムパフォーマンス、コストパフォーマンス重視
  • 個人情報を出すことに抵抗がなく、管理も甘い、
  • 制限解除方法、抜け道はネットで調べられるなど。

 低年齢に人気は、LINE、Tiktok、YouTubeなど見るものが中心だが、中学・高校生になるとLineが増加、X、Instagramなど発信へ。複数のアカウントを使い分けることも。オープンチャットのLINEで知り合い、ネット友人になったり、ゲームで話しながらプレイし親しくなる。そうした中で、子どもが大人とつながり、SNSネイティブだからこそ、やりとりする相手を信用し、会いに行ったり、性被害や自画撮り被害に会う場面もでてくる。

 SNSの問題として、匿名での誹謗中傷による自殺、ネットいじめも増加傾向、ネット依存症となり長時間利用する若者も多い。アメリカでは「SNSは未成年に悪」とされ、禁止法案が出されるなど規制がすすんでいる。日本では、2022年4月から成年年齢が18歳となり、SNSなどの18、19歳の消費者トラブルも増えている(金、美は要注意)。加害者は年齢、性別、職業を偽っていることが多く全体の10%がグルーミング被害の経験あり。ネットでの性被害や自画撮り被害増加に対抗し、刑法改正時、16歳未満にグルーミング罪(面会要求罪)が成立した。

 対策として専用フィルタリングの利用、ペアレンタルコントリール機能の活用、家庭でのルール(行動指針)づくり(利用時間、ネットで知り合った人と会わない、個人情報の注意、他人の悪口、不快に思うことは書かないなど)相談できる関係性をきずき、悩んだら家族や学校、相談機関も伝えることも大切と強調しました。

パネルディスカッションでは、京都少年鑑別所の医務課長である定本ゆきこ氏が報告。思春期は自分崩し、自分探しの時期。対人刺激に敏感、揺れも不安も大きい中、依存と反発を繰り返し、自分の価値観を見出し、新しい自分をつくっていく、自己同一性を獲得する支援が重要。

鑑別所で出会う若年少年は、スマホやタブレットから、過剰な性的刺激を受け続け、性的認知の歪み、性行動を異常なもの加害的なものになっている。若年女子は自分を無条件で受け入れてくれる二者関係を強く求め、性的搾取を受ける結果になっていることがほとんど。SNSの登場と普及が男子生徒の性加害行動を増長させ、女子が性被害を受けやすい状況を助長していると指摘。情報の制限と規制が必要であると共に、早い時期から適切な性教育を受けることの必要性はますます高いと強調しました。

●セクシュアルヘルス&ライツとSNSと題し海と空クリニック京都駅前院長の池田祐美枝氏が報告。

デジタル性暴力について世界中で問題になっており法的な規制が始まっている状況が報告されました。

 2021年、オーストラリアでは、オンライン安全法が可決。子どもに有害なコンテンツを特定、軽減、管理する義務をオンラインプラットフォームに課すことに。EUでは2022年に、デジタルサービスアクト法が可決し、デジタルコンテンツの透明性、暴力性を外部機関が監査して、削除要求ができることに。2023年、イギリスではオンライン安全法が可決し、メディアプラットフォームが犯罪をチェックして、行政や警察に報告する。2024年、アメリカではKidsOnline Safety Act法が、今まさに審議されている。

 日本においては、青少年インターネット環境整備法により、事業者は年齢確認をしてフィルタリングの設定をしなければならない。デジタルプラットフォーム取引透明化法により、巨大IT企業の公平性証明する書類を行政に提出することなったが、まだまだ不十分。法的にも子ども・若者を守る整備が必要と指摘しました。学んだことを北区の取組みにもいかしていきたい。

墨田区議会の議会改革に学ぶ

墨田区議会では、H30年に議会基本条例を制定し、区民に開かれた議会、議会活動の活性化を柱に、優先順位を決め、着実に改革を進めてきたとのこと。

コロナ禍では早速、オンライン会議をスタートさせ、出産、子育てや介護、その他特別な事情がある場合と広く要件を認めて、各種委員会などでの議員の発言を確保したり、

議会の政策提案力を強化するため、次元的な特別委員会を設置し、区民団体などとの意見交換やワークショップにも取り組んでいると。

そうした改革を可能にしている土台に、超党派での合意形成にそれぞれの会派、議員が尽力している姿勢があるとのお話は、強く感銘を受けました。

北区議会でも後に続きたい❗

委員会室にて、オンライン会議の説明を聞く、北区議会議会運営委員会メンバー

オンライン会議の際、委員会全体の状況や質疑の声を十分にキャッチできる性能の良い収音機器、45000円が初期投資費用の半分だったとのこと。

議会のある階からみえるスカイツリー

明日27日の「隅田川花火大会」を想像してみる、、、、

暑さの中、ほりふね防災フェスが開催!

 7月20日(日)猛暑の一日。堀船小学校の校庭と体育館を会場に、堀船町会自治会連合会主催の「ほりふね防災フェス」が開催されました。私も午後から参加させて頂きました。

「防災のことをみんなで考えてみよう」とのよびかけで、防災講和の他、漫才や落語形式での防災寄席で楽しみながら学び、AED操作や初期消火、起震車体験、斜行式救助袋体験など、スタンプラリー方式でめぐりながら、様々な防災技術を体験できるようになっています。

 うかがった時間はまさに気温上昇のピークタイムでしたが、親子連れの参加で熱心に取り組んでいた様子が印象的でした。

 それにしても、準備や現場対応しておられる町会・自治会役員や消防団の皆様、青少年地区委員会ほか関係者の皆様が、まさに汗だくで頑張っている様子に、本当に頭がさがりました。

 スタッフの方からお配り頂いたキンキンに冷えた「水」のなんと美味しかったこと~(^^)感謝!

 堀船地区は、北区防災地区計画策定のモデル実施地区としても、他の地域に先がけて参加型のワークショップ形式での計画策定がすすめられています。(第2回目は、8月1日木18時半~読売プリントメディアにて)

 皆様、本当にお疲れ様でした。

 

しぶさわくんFM公開収録!Shibusawa Festa

 7月20日(土)、東京商工会議所北支部設立50周年記念事業「シブサワフェスタ」が、北とぴあ地下1階展示ホールで開催。(東京都北区共催)

「しぶさわくんFM」の公開収録も行われ、TOKYO NORTH MOVEMENT ~飛鳥山の窓から~タイムで、MCは、こしのみつひろさん、ゲストは、JimoKids畑川さん、大かん寺内田さんのトークを聴きました。

 滝野川地域で、築60年の藏を改装し、おとなと子どもが一緒に育み、育まれる場をつくっている、JimoKidsの畑中さんは、子育てが大変だった時、身近な地域の方に頼りながら、人と人のつながりをつくっていきたい。学校でもPTA会長も引き受けながら、場づくりをすすめてきたとのこと。

 子どもが大人と自由に楽しめるケータリング、工作やクレヨン画などのアトリエ、フリーマーケットなど秘密基地、探検基地のようなワクワクする空間、時間をつくっている様子を語ってくれました。

 例えば、いろんな要素を持っている大人、子どもに愛される近所のお兄さんがいてくれて、子どもがその人との関係性の中で、その要素を取り込んで、子ども本人が何かを選んで影響を受けていくというのがいいーとのお話は、なんて素敵なつながりだろうと、私自身とても共感しました。

 赤羽にある大かん寺の内田さんは、お坊さん修行中とのこと。日大芸術学部の映画学科で学んだ経験をいかし、お寺を舞台に演劇や映画上映を行ったり、子ども達の居場所づくりなど、地域と一緒に成長する、テーマパークのようなお寺をめざしているとのお話も、思わず笑みがこぼれる楽しさでした。

 MCこしのさんが、お2人の話をひきだしながら、何かと何かをかけあわせて新しいものをつくっていくこと。行政と民間の連携についてもしかり。北区の良さは何ごとも受け入れていく寛容性ではないかと語っているのを聴き、

 私自身も大学を卒業して、北海道から東京北区にある医療機関に就職。北区で社会人をスタートさせた時に、人と人のつながりがあたたかく、自分もウエルカムと受け入れてもらえる地域がらで、同じような感覚をもって暮していたことを思い出しました。

 会場となった展示ホールでは、公開FMコーナーの他、地域の企業・団体やアーティストさんを中心に、たくさんのワークショップコーナーがセットされ、親子連れで大盛況。北区の良さを感じたとても楽しい時間となりました。

ただいま公務員はみだし中~トークタイムも、とても面白かった(^^)

在沖縄米空軍兵による少女誘拐・暴行事件に関する緊急要請へ

在沖縄米空軍兵による少女誘拐・暴行事件に関する緊急要請を、

無所属ほか超党派の地方議員(呼びかけ人10人、賛同人264人)で、参議院会館にて、

外務省、防衛省あてに行い、私も賛同人の一人として参加しました。

昨年から3件の米兵による不同意性交容疑での逮捕が、

未公表であったことも判明しています。

1995年起きた沖縄での米兵による少女暴行事件が大きな社会問題となり、

1997年には、事件・事故について事件発生後、できるだけ迅速に日本の外務省に通報することを

日米合同員会が合意している点からみても後退しているのではないか。

一連の事件に対する外務省、日本政府の責任を指摘し、

被害者への謝罪と十分な補償を速やかに行うことをはじめ、

米軍人を特権的に扱う日米地位協定の改定などを強く要請しました。

地方分権の立場から、地方自治体や地方議員からも、

声をあげていくことがとても重要だ考えます。

板橋区のいわい桐子区議も賛同人の1人。一緒に参加しました。

納税者の中で定額減税(所得税3万円、住民税1万円)を十分に受けられないと見込まれる方への給付金(調整給付)の申請がはじまります

山崎たい子区政レポートでもご案内させて頂きました。対象者の方へ、北区よりご案内(申請書類)が郵送されます。もれなくご申請をお願い致します。

防災対策特別委員会の報告

 7月16日 北区議会防災特別委員会が開会となりました。今年度、私自身はこの委員会の委員長を担うことになりました。会派の委員は、ながいともこ委員です。委員会の冒頭で「国の防災計画が6月に改定となり北区のとりくみにもいかしながら、緊張感をもって任にあたっていきたい」とご挨拶。

 委員会の報告事項では、

 ・災害時の他自治体からの応援をどう受けていくかなどの「北区災害時受援応援計画」を新規でつくっていくことや「避難所の運営マニュアルの見直し」をすすめること。

 ・北区内19カ所の自主防災組織単位ごとに、その地域に見合った防災地区計画を策定するために、

地元町会・自治会をはじめ、様々な団体や住民参加でワークショップ形式で計画策定を実施し、モデルでスタートした堀船地区の1回目の様子が報告(約30名が参加し、各町会ごとでグループワーク。地域の危険場所や注意点などを出し合いながら地域マップづくり)されました。

 地区防災計画策定時の幅広い住民参加について、私自身も6月の本会議質問で要望していたので良かったと感じました。この後、2回の会合を重ね、計画を策定していく予定。まとめた内容については冊子にして地域に配布し共有していく予定です。

・防災情報の発信強化については、「北区総合防災情報システム」「北区防災ポータル」「北区防災アプリ(8月より)」で実施。

 防災アプリでは、家族などの安否確認コミュニティ機能、プッシュ通知(北区から特にお知らせしなければならない事を携帯に表示)あり、ながい委員から、「使い方の講習など区民向けに行うことや、AEDの位置情報も掲載して欲しい」旨を要望し、区は「検討する」と答えました。

・大規模水害時に、高台に区民が一時的に避難できるよう協定を締結した新たな場所として、

財務省西ヶ原研修合同庁舎(130人)および自衛隊十条駐屯地体育館(600人)が報告されました。

・大規模水害時、高台避難が困難な方への「個別避難計画作成」の進捗については、

 R5年度から着手した、優先度A(要介護4・5、愛の手帳1~2度、精神障害者保健福祉手帳1級など)については、104人中83名完成した。

 R6年度に取り組む優先度B(要介護3、障害者手帳1~3級など)については、調査票を2576人に発送した中で、計画の作成に同意した方が1003人。そのうち自力避難不可で支援者なしの322人について、個別避難計画の作成対象とすることとした。

 その他の方は基本、自分でマイタイムラインを作ってもらうとのことで、提出があったのは358人中 81人。ながい委員はマイタイムラインの作成支援をと改めて要望しました。

 また、ながい委員からは「いずれも移動手段が課題であるが取り組み状況は」と質問があり、北区は「具体的には、区立の在宅サービス施設の車両や、災害協定を結んでいるタクシー事業者など検討しているが、A・Bあわせてどれぐらいの車両が必要かは、それぞれの計画が見えてきてからあらためて検討する」と答えました。

北区コミュニティビジネス交流会が大盛況

7月16日(火)、北とぴあスカイホールにて、北区起業家育成プロジェクト「コミュニティビジネス交流会」が開催され、私も参加させて頂きました。

会場いっぱい、現役世代の方々が集まって大盛況。

第1部は「飛鳥山公園という地域資源を活かす」をテーマに、お2人の方からご自身の取組みが報告されました。

 1人は、オーガニックステーション「飛鳥山テラス」を経営し、カフェスペースでコミュニティ活動を実践している早瀬さん。もうお1人は、「飛鳥山ラウンジアントラボ」としてマルシェを開催したり、街の自然や風景を再発見するワークショップを企画している斎藤さんです。

「飛鳥山テラス」では、カフェ・レンタルスペースを活用し、様々な講座を開催。(メークアップ、ベビーマッサージ、アロマ、身体をほぐす健康講座、食育(みそ、スコーン、離乳食、出汁づくり等や、手芸、音楽イベント、職場体験など)

 早瀬さんは「子どもが身体も心も大きくなっていく上での食育の重要性を感じ、食と買い物をツールにお店を気軽に利用してもらう中で、人と人をつなげる、ほっとできる居場所、コミュニティをつくっていくという、わくわく楽しい時間を過ごしている」と話されたことが印象的でした。

「飛鳥山ラウンジアンドラボ」では、空家を1年かけて改修し、斎藤さんの本業である公園などの屋外空間を設計するランドスケープデザインを活かし、コンクリートをはがして植栽の工夫、滝野川ごぼうの栽培、飛鳥山で剪定された枝のワークショップ、裸足で芝生を味わう体験会などを企画するなど、人と街と自然をつなげる空間づくりをすすめているとのこと。

 そして、最近は赤羽台団地での「農耕団地」野菜を育てるサークル活動も提案し、中庭にゴーヤカーテンや共同農園などにチャレンジしているとのお話は、私自身も強く興味がそそられました。

 お二人の話を伺い、食や農、自然などの地域資源をいかし、人と人をつなげるまちづくり、コミュニティをつくっていく手作り感満載の素敵な取り組みだと感心。こんな風に、まちづくり、コミュニティづくりが、まちの皆さん同士で生き生きとつむぎ、つくられ、生業にもなると良いなあとしみじみ感じました。

選挙結果ご報告2日目

おはようございます✨選挙結果のご報告2日目。

今朝は豊島5丁目団地バス停始発から、時間をおいて王子駅南口へはしご。

「残念だったけど、次また頑張って」「お疲れ様です」との声も頂き感謝です。

昨日も1日。地域の皆様への報告会を4ヵ所行い、選挙の感想やご意見を頂戴しました。

暑さの中、先頭に立って訴えぬいた候補者の方をはじめ、

選挙にかかわり考え、悩み、アクションした方々とこれからも交流し、

何よりもくらしを支え、一人ひとりが安心して生きられる。

自由と民主主義への歩みを進めたい。

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