能登地震・南海トラフ地震をふまえ庁舎防災機能の強化・防災備蓄物資を増額へ

8月27日、北区議会第3回定例会へ上程される補正予算案と条例案が内示されました。以下、補正予算案の事業の一部をご紹介します。

●防災備蓄物資購入費(増額) 5800万円余

 避難所の暑さ・寒さ対策(冷却剤やエアマット)、授乳や着替えスペースのためのパーテーション、組み立て式の洋式トイレテントなど

●大規模水害避難対策費(増額) 1400万円余

垂直避難により自宅に留まれる対象地域の選定と個別の水害リスク診断書作成のための準備経費

●ひとり親家庭等生活応援事業  3900万円余

3900万円の遺贈あり、育成手当対象者1人15000円を年末支給予定

●高齢者補聴器購入費用助成事業(増額)1500万円余

当初予算で計上した114名分800万円を上回る申請あり、216名分に拡大する(1人7万円)

●予防接種費(増額)    4億3600万円余

新型コロナウイルスワクチン(72歳以上無料、65~71才自己負担3500円、インフルエンザの予防接種案内に同封で郵送、10月より接種開始)

●新紙幣対応決済機器の更新支援 9100万円

商店・業者の機器購入(キャッシュレス含め)助成

●豊川小学校リノベーション改築 11億2600万円余

総額は56億円の予定(建築資材・労務単価高騰)

日本列島の周辺と活断層の図より 

第29回 「平和のための北区の戦争展」で考える

 北区の民主団体や個人が実行委員会をつくり、毎年、北とぴあ地下展示ホールを会場に開催している「平和のための北区の戦争展」は、今年が第29回目。8月24日(土)25日(日)に開催されました。

 草の根から市民運動として平和をつくっていく地道な貴重な取り組みであり、展示物も毎回、国際、国内情勢をふまえながらの力作が並びます。

 今年は、戦争が庶民のくらしや考え、こころに影響を及ぼしていく国のプロバガンダを感じることができる展示物もあり、目をひきました。

 ロシア・ウクライナ戦争、イスラエルによるパレスチナ侵攻・ジェノサイド、今も目を覆うような惨状が続き、無辜の市民の人生が壊され、命が奪われていることは耐え難く、あまりに理不尽です。

 そして、アメリカの対中国戦略に組み込まれ、戦闘機の爆買い、沖縄をはじめとした基地強化、うなぎのぼりの防衛予算(軍事費)増強、日本の自衛隊が米軍と一体に他国での戦闘行為に加わえる体制づくりが着々と進められ、憲法そのものにも自衛隊を明記していこうという動きに、強い危機感を感じます。

 戦争によって生まれる悲しみ、憎しみは負の連鎖となってゆく。軍備増強による脅し、戦争の準備で平和は築けないことは世界情勢をもれば明らかです。

 平和は、戦争しない外交の力でこそ築いてゆかなければならない。もっとも現実的な建設的アプローチだと考えます。

紙芝居で戦争マインドを醸成

音声資料 漫才コンビの戦争風刺も

標語ポスター

王子区隣組回報

戦時下の服装

沖縄戦を考える ガマの中で火炎放射器を受け、多くの人が殺されました

認知症フレンドリーなまちづくり

 2018年から福岡市で実践されている「認知症フレンドリーシティ」の取り組みを聴講する機会があり、認知症の方へのケアに長くかかわってこられた方のお話もうかがうことができました。

 その方は、昔は施設やグループホームに入所している人が(家に)帰りたいという気持ちで、大声を出したり、暴れてしまたりするのを問題行動とみていた。

 しかし、認知症は記憶や実行機能に障害をきたす、日常生活に支障をきたす状態であることを考えれば、当事者の方ができるだけ混乱がないように周囲の環境や人の対応が変わっていくこと(わかりやすさ、話しかけやすさ、覚えやすさ、見やすさ、聞き取りやすさ、親しみやすさ、使いやすさ、触れやすさなど)で、当事者の混乱は大きく軽減させる。共に地域で暮らしていくことができるのではないかと考えるようになったーとの言葉がとても印象的でした。

 福岡市では2018年から、「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」に取り組まれています。その内容は、市民が認知症に関心をもってもらうーユマニチュード、認知症の方にやさしいデザインでまちづくりをすすめる、オレンジパートナーズ、オレンジバンクなど当事者とともに理解を深め関わる人や企業を増やしていくことです。企業の方には、認知症にやさしい商品開発にも取り組んでもらい、その過程に当事者にも関わってもらうことを位置づけていると。

 昨年2023年9月には、認知症フレンドリーセンターも開設し、1、認知症当事者の活躍の場をつくり、2、当事者との交流、3、ユマニチュードを学ぶ、体験する、4、情報を発信していくことをすすめる拠点ができました。

 認知症のネガティブな印象から自分に自信がもてない。認知症になりたくないという方は多いが、認知症の方を保護の対象と捉えるのではなく、経験の専門家として、当事者から学ぶ。認知症多数派社会に備えていく。ゆるやかな、寛容な社会でOKに。(エラーや失敗をとがめない)当事者が輝く姿、価値を共有し、自己肯定、自己実現をはかることをめざしたいとのお話に感銘を受けました。

 80代半ばになれば、約半数の方は認知症になると言われています。自分も認知症になるのがあたり前という覚悟、認識をもって、地域で共に生活できる体制や社会を築いていくことが必要だと感じました。

TOP – 福岡市の認知症フレンドリーセンター公式ホームページです。 (fukuoka.lg.jp)

 

道東へ

最高気温26℃ 東京と10℃も違う涼しさの道東。

酷暑の日々からしばし解放され、大空、湿原、草原、湖、海、花、、、、

大自然の中で、自分と向き合う静かな時間を過ごすことができました。

失われた30年の姿

産後デイケアはあとほっと移転開設

東京都北区の「#産後デイケアはあとほっと」が王子2丁目へ移転し見学会へ伺いました。

同施設は北区の産後デイケア第1号。生後1ヵ月から6ヵ月までのママと赤ちゃんのためのサロンです。

この時期はママにとって孤軍奮闘とも感じられる時期。子どもが無事育っているのか?心配はつきず、、、、。赤ちゃんのお世話に追われ、心身ともに疲れてます。

ゆっくり休みたい。一人でお風呂に入ったり、ご飯を食べたい。誰かと話したい、、、

そんなママの思いを受けとめ、ケアしてくれる至福の場💓

10年前の開設以来、変わらぬ笑顔と包容力で迎えてくれるスタッフの皆様に心からの感謝です。

予約はHPフォームから。費用は2500円(ランチ代別) 毎週(月)(火)(水)(金)10時半~16時まで

http://hearthotmama.club/

赤ちゃん用ベット

今日はどんな日にしたいか?ママの希望を伺いながら、一日のスケジュールを決めます。

赤ちゃんのオムツ交換ほか

ママのアロマ足浴タイム~(^^)

お風呂やシャワーも一人でゆっくりタイム

子どもと離れて、ぐっすり眠ることができます(^^)

障害のある方の緊急一時、短期入所施設を視察

北区で障害を持ちながら生活する方の支援を担っている「就労・生活支援センター飛鳥晴山苑」に、

ながいともこ区議と伺いました。

同施設は、生活介護や就労継続支援などの日中活動や緊急一時、短期入所などの受け入れ人数が130名を越える都内最大規模の施設です。

とりわけ、障害のある方の高齢化や「親亡き後」をみすえ、生活体験の機会、緊急時の受け入れ対応のために14床を備え、24時間365日、受け入れフル稼働で尽力している実績をお伺いしました。

当事者、保護者の更なるご要望に応えていくためにも、専門的人材の確保や地域の体制づくりに区として力をいれていく必要を感じました。

緊急一時、短期入所のお部屋

H保健師との再会

ソロモン諸島、メキシコ、インドネシアなどで母子保健活動に奮闘しているH保健師が、日本で開かれる国際学会のため日本へ。H保健師も会員だった新医協のつながりなど10名が集まり歓迎会が開かれ、私も同席しました。

私とHさんは保健師学校の同窓で、前に会ったのは10年以上前。久しぶりの再会でしたが、Hさんの若々しさと、地域保健・公衆衛生にかける情熱に脱帽❣

日本での母子健康手帳を通じての親子の健康保持を、インドネシアでも拡げたいと現地スタッフと共に、都内自治体の乳幼児健診の視察も行い、満ち足りた様子でした。

連日の暑さで、憔悴していた私もパワーを頂き感謝です。人の出会いは本当に不思議(^^)

頂いたお土産 しおり?とハーブティ

東京都河川改修促進大会IN調布

東京河川改修促進連盟第62回総会及び促進大会(調布市グリーンホール会場)に、北区議会防災対策特別委員会のメンバーで参加しました。

先日のゲリラ豪雨でも、北区内において浸水被害が発生しました。

石神井川の水位も、短時間のうちに危険水位まで増水しましたが、浸水被害はまぬがれました。

上流にある白子川調整池の取水も功を奏したと考えられ、流域全体で水害を軽減させる「流域治水」の重要性を強く感じました。

大会決議では、河川整備の早期実現、内水氾濫に対する下水道整備、緑豊かな水辺環境、避難に資するソフト対策、 財源確保など豪雨災害から都民のいのちと暮らしを守る総合治水事業を推進することが示されました。

平和の女神像創建50周年記念式典

8月7日(水)、北とぴあつつじホールにて、平和の女神像総建50周年記念式典が行われました

 平和の女神像建立は、昭和47年の日中国交回復の年に、飛鳥山公園を日中友好・アジア平和確立記念の碑の建立地とするよう北区議会に請願が提出され、全会一致で採択。その後、平和の女神像建立へと発展し、彫刻家の北村西望氏が制作を快諾し、昭和49年に建立されたものとのこと。

 第1部の式典では、中国大使館公使の王琳参事官も参列され、大使館を代表して祝辞を述べられ、東京都北区と友好都市である北京市西城区からもメッセージが寄せられました。

 第2部は、語り継ぐ平和のメッセージと題し、平和の女神像建立までの経過と区と区民の平和の願いが紹介され、平和祈念コンサートとして、雅楽と古筝(こそう)の調べが会場に響きわたり、改めて、日中友好、アジアと世界の平和を祈念する時間となりました。

 

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