決算委員会4日目、環境・産業経済・土木費

1、緑化、グリーンインフラについて

 R5年の「北区緑の実態調査」の結果では緑被率が18.26%と、残念ながら5年前より下がる結果に。北区の計画では、これを今年度は19%に、そして5年後には20%と1%増やし、長期目標として20%にすると示されている。はじめに、

(1)この長期目標とは何年後を指しているのか。北区の5年で1%増のペースでは、20%にするのに50年かかるのでは。緑化の推進に全力を尽くしてほしいが、環境課としてはどう取り組もうと考えているか。

(長期目標は理想の将来像。緑の創出につながる樹木保全の補助金や緑化計画では1000㎡以上の敷地における基準を設け下回らないよう指導。更に生垣、屋上緑化に取り組んでいる)

 OECD加盟国の緑被率の平均は50%、20%の目標も気候危機の時代の中で引き上げす姿勢が必要。今述べられてきた方針、取組みで緑被率が上がっていないのだから、もっと力をいれて取り組む必要ある。王子東地区の緑被率は13.7%であるが、飛鳥山の緑が入っての数値。仮に飛鳥山がなければ王子東地区の緑被率は10%にも届かないのでは。

(王子駅周辺ガイドラインでも飛鳥山からの緑の連続性をつくり、ウオーカブルガーデンとあわせ、飛鳥山と大規模につなげて水と緑の豊かさの創出に取り組む)

2、単身者などへの住宅支援について

(1)令和5年度から実施の住宅セーフティネット法にもとづく「住まい安心支援事業」について、上限4万円の家賃助成に寄与する2つの事業が予算化されたが、どのような状況であったかお聞かせください。

(UR豊島5丁目団地1戸に対し17件の応募。内訳は、単身9件。障害1件、ひとり親1件。堀船公社1戸はファミリー向けにて3件の応募。今年度は、UR王子5と豊島5がそれぞれ1戸で計2戸の募集となる。家主の改修費補助の方はすすんでいず実績はゼロ)

(2)なかなか戸数が増えない要因はどう考えるか。

(URやJKKの方は、都内の分譲価格が高騰するなか、賃貸物件として需要あり、空きが出てこない状況になっている中、何とか出してくれている。民間の家主さんの改修で提供の方は、民間の調査によると、住宅要配慮者の方へ住宅を貸すことの拒否感や、入居を認めても、死亡による心配が9割と回答されている)

(3)家主さんの抱えるハードルを解決する手立てが必要である。それと並行して、民間の家賃軽減住宅が大きく戸数が増えない現状では、本人への直接の家賃補助制度はどうしても必要ではないか。

(現在は、家主の抱えるリスクを軽減して戸数を増やしていくことに注力したい)

(1)赤羽北に続き、滝野川3丁目では、順次、入居となっているが、滝野川は入居数が140を超える規模。高齢化と人数も更に増えていく中で、孤立や日常の様々なトラブルあると側聞している。生活支援員の人数と質の確保、地域との連携などの取り組みが必要と考えるが取り組みについてお聞かせください。

(民間借上げ8棟を1棟に集約し143戸に。区営シルバーピアとしては、都内最大規模。平均年齢は80歳を超えている。孤立、孤独が課題。住宅前の公園や施設内の多目的室をいかし、入居者同士の交流や、地元自治会など地域との交流もはかっていきたい)

 あわせて、シルバーピアに日中常駐する生活支援員の人数と質の確保も要望しました。

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