日本被団協にノーベル平和賞!日本政府は「核兵器禁止条約」の一日も早い批准を

 なんと、なんと嬉しいニュースでしょう!!(^^)

 ノルウエー・ノーベル賞委員会は、10月11日、今年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与すると発表したことです。

 被爆者の方々は「ふたたび被爆者をつくるな」「人類と核兵器は共存しない」と自らの痛切な体験である、核兵器による被爆の実相を語り、核兵器廃絶!核戦争NO!原爆被害に国家補償を!と、長年にわたりねばり強く取り組んでこられました。そして「核兵器禁止条約」の発効へと国際世論を動かし道を切り開いてきました。その活動が認められたものです。

 私自身も大学生の時に「人間をかえせ」という被爆映像で作成された映画に衝撃を受けました。一方で、アメリカやソ連(当時)を中心に非人道的な核兵器が増やされ続けている現実にも、矛盾と憤りを感じました。

 大学生協の友人と一緒に、核兵器をなくしていきたい!と、映画上映会の開催や被爆者の方のお話を聞いて学ぶこと、「ヒロシマ・ナガサキからの核兵器廃絶アピール署名」に取り組んだことが自分自身の平和運動のきっかけでもあります。ノーベル平和賞受賞の報道にふれ、被爆者ひとりひとりが背負ってきた人生の道のりを思い、目の奥がかっと熱くなりました。

 ひるがえって日本は、唯一の被爆国であるにもかかわらず、アメリカの核兵器の傘を優先し「核兵器禁止条約」への署名・批准を未だに行えていません。まさに今、日本政府の姿勢が問われます。政治を変えて、国際社会の中で、核兵器廃絶のリーダーシップがとれる国へと主権者の力で動かしたい。

地域の皆さんとの懇談会に、東京12区で活動中の田原聖子さんも参加。広島平和資料館に家族で足を運び、その子どもが平和ゼミナールでも学び、ニューヨークで開催された核兵器廃絶への国際集会へも参加したことを紹介しながら、自らの平和への思いも語りました。

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