3月8日、国際女性デー

「3月8日は、女であることを喜び、女をみくびる慣習や意識に闘い続けようと誓い合う日」と三井さん。会場には三井さんが世界各国を訪ね、集めてきたポスターも展示され、その内容を紹介しながら、おんなたちの闘いの歴史をたどりました。

講師の三井マリ子さんと。

ニューヨークで「労働時間の短縮、賃上げ、選挙権、児童労働の廃止」を求め、15000人の女たちが、「パンとバラ」のスローガンをかかげデモ行進をしたことにちなみます(パンは、賃金や労働条件など経済的安定を、バラは女性の尊厳と生活の向上を示す)

1910年、1911年と、デンマークで17ヵ国の女たちが集まり、国際社会主義労働女性会議が開催(女性が主体となり、女性の権利のための大集会)スローガンは、女性参政権、政治参加。

1975年、国連が女性デーを祝おうとなり、日本政府も腰をあげることに。

(この年、1歳の乳飲み子を抱える私が北区議会に初当選。市民派出身の方も含め、北区でも女性議員が4人から7人へ増え、北区男女共同参画推進ネットワークが超党派で結成されました)

と、皆が知っている女性への侮辱的な言葉を使ってアピール。挑み、プライドを持って立つ姿に圧倒されます。

たった一つのひと筆で差別は変えられる。インパクトあるポスターがネットでも拡散された。男女の賃金格差に怒り、経済の平等。同一価値労働、同一賃金を求めるもの。

北京女性会議から変わっていない。女性の貧困や女性への暴力の撲滅。教育、経済、政治への平等なアクセスを求める。

1986年、朝日新聞に、ノルウェーの首相は女性。閣僚18人中で女性は8人。女性比率40%という記事が掲載され、日本の政治の姿の違いに驚き。1989~1991年、ご自身がノルウェーに行き、実際の社会のあり様を観て、本当にびっくり❗したと。

当時、首相は小児科医で4人の母。首相を含め、閣僚19人中、女性は9人。47% 国会議員の36%、最大与党(労働党)は51%が女性。

1996年、ノルウエー・オーモット市を訪問。女性2人市長。女性議員は56%

2019年、棚からぼた餅はない。人権を迫害され差別されている人が闘って勝ちとってきている。選挙は個人ではなく、党の政策で闘う。選挙小屋があり、子どもからお年寄りまで集まり盛り上げる。

NGOセーブザチルドレンも手伝い、子ども選挙を実施している。選挙は民主主義の生きた教科書。政治をタブー視しない。

小5年、政党事務所をまわり取材。アンケート用紙も自分達で作成し、政党でヒヤリングして討論する。

高校生徒会主催で、政党代表を呼び討論会。選挙を真剣にとらえ会場は超満員。生徒自身もリアクションを示し、模擬投票も本番さながら、その結果を新聞、テレビが大きく報道する。

1946年、日本の国会議員比率は北欧より高かった。しかし、この80年。2024年、日本のジェンダーギャップ指数は118位にまで落ち込んでいる。

政党が名簿で、移民、難民、障害、若者と登載し、有権者は政党カードを選んで投票(書かない)、マイノリティでも議員になり、政策決定に参加できる。

人口の半分は女性。高齢社会は半分以上が女性。女性の権利を守ることは、ハンディのある人、貧しい人、少数者の人々の権利擁護につながるもの。

日本には、女性議員が一人もいない自治体がいまだ200以上ある。Lykke til❗頑張ろう‼️

半島の海の先は、北海道

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