2025.10.23
熊本県宇城市 eスポーツを活用した認知症対策
10月23日(木)、北区議会健康福祉委員会で熊本県宇城市で取り組んでいる「eスポーツを活用した高齢者の認知症対策について」視察しました。
平成17年、5つの自治体が合併してできた宇城市は今年20周年を迎えます。
当時の人口は6万人を超えていたが、現在は山間部や沿岸部の人口減少が進み、57000人に。高齢化率は約35%となり、デジタルを活用して地域課題を解消していこうと、宇城市小川支所移転改修に伴い、支所内に県内初の公設型デジタル複合施設「うきのば」を新設。(イオンモールの空きスペースを活用し、ふるさと納税やクラファンをいかしたため、一般財源を使っていない)
支所の中にあり、公設である安心感もあり、無料で誰もがPCなど活用し、スマホ教室、プログラミング講座、eスポーツ、ゲーム、VR体験などが楽しめる明るく開放感ある施設空間となっていました。
高齢者のほか、ファミリー層や長期休暇中は小中学生の利用ご多数あり、多世代に人気の施設となっているとのこと。
運営は、デザインや企画、eスポーツ、動画配信のプロである「地域おこし協力隊」の3名が担っており、市民への対応もとても丁寧と評判が良く、
特養ホームやシニアクラブへのeスポーツ出張サービスや学校との連携で子どもたちへのサービスも拡大予定。
お話を伺い、行政サービスのデジタル化に伴い、気軽にデジタルデバイドを解消する市民サービス拠点としても、また、eスポーツなどのツールを通じて、多世代に交流し、人と人が出会いつながる場としても貴重な空間となっていると感じました。
更に、子ども、若者の居場所空間としても大事の場になっていると感じ、
北区においても、新庁舎建設の際の区民ひろば空間の創出機能の一つとして、とりいれても良い要素ではないか〜と感じました。





