2025.11.23
平和を築くため、戦争体験を次世代へ
11月23日(日)今こそ戦争体験を知ろう!一緒に語り合おう!〜高校生平和のつどい〜に参加しました。
全体会では、#日本原水爆被害者団体協議会 事務局次長の児玉三智子さんが、#被爆者から若い世代へ 私の被爆体験といま と題してお話。
広島に投下された原子爆弾は大切な人を奪い続け、被爆者であることで差別を受けてきた。人間の尊厳などない。こんなことは決してあってはならない。世界のどこにもあってはならない。
しかし、今、2025年6月、世界の核軍拡は進み、9か国(ロシア、フランス、イギリス、アメリカ、パキスタン、イスラエル、中国、北朝鮮、インド)が核兵器を保有し、中でもロシアは4310、アメリカが3700にのぼっている。
もし核兵器が使われたら、みなが被爆者になる。持っているということは、使われる可能性があるということ。つくるのも使うのも人間。なくすことができるのも人間。世界から核兵器をなくしていこうと呼びかけました。
分科会でほ、#東京大空襲 で親を亡くし、孤児として戦後を生きた吉田由美子さん(全国空襲被害者連絡協議会共同代表)のお話を聞きました。
孤児となり、辛い体験を重ねてきたが、学校の先生や同級生、近所の見守りにも支えられ生き抜くことができた。戦争は大切な人の命を奪うだけでなく、残された人の人生も変えてしまう。悲しみや辛さがずっと続く。人災である戦争はやってはいけない。
戦争は国と国がケンカすること。身近なところでも、人と人が話し合い仲良くすることが大事。もし、ケンカやいじめがあってもやりすぎたな「ごめんね」と謝れる勇気が平和をつくるとも話されました。
高校生や中学生の皆さんが挨拶の中で「直接の戦争体験を聴ける最後の世代」と自覚し、話を聞いて、自分なりに感じ、考え、隣の人、他の人と話をする。勇気を出して伝えることが二度と戦争させない。しない。平和を築く力になると語っていたことも心に響きました。


