2026.01.17
老いと演劇のワークショップ 認知症と今を楽しむヒント
1月17日(土)板橋区立文化会館で行われた、老いと演劇のワークショップ(認知症と今を楽しむヒント)に参加しました。
講座内容は、「演じる」というユニークな方法で、認知症の方の気持ちや 見ている世界を体験するワークショップです。講師は、劇作家・演出家・俳優であり介護福祉士の菅原直樹さん。
会場入りすると、30人ほどの参加者が、円陣のように並べられた椅子に座って待機していました。
初対面同士でもあり、最初は自分の身体を使っての遊びリテーション。簡単な動作や椅子取りゲーム仕様で、楽しくて緊張感が和らいだところで、
グループに分かれ、認知症の人と介護スタッフ役でのやりとりを実践。
認知症では、記憶や判断力が低下する症状がでたり、幻視や見当識障害が出ることもあるが、会話している時に、認知症の人の話を正すべきか否か。する方もされる方も幸せにはならないのでは?否定されると傷つく。論理や理屈ばかりではなく、感情に寄り添うことが必要ではないか~となげかけられ、
介護者が食事、排せつ入浴の声かけをし、認知症の方が自分のやりたいことを述べ、それに対し、介護者が「Yes and」~いいですね。とのっかり、面白いことを提案、追加する。とのコミュニケーションを実践。
自分の都合や言い分をいったん脇に置いて、認知症の方が見ている世界を尊重し、その世界を一緒に共有してみると、、、会話がはずみ、何だか楽しい気持ちになりました。
認知症になると、今までできていたことができなくなってしまう。そんな時、もうダメだ、、と悲しく、苦しくなるのか。人間なんてそんなもんだ、、、と受け入れるのか。違ってくるのでは?
人生は上り坂も下り坂もある。登りには登りの価値観。下りには下りの価値観がある。下っている時に登りの価値観をあてはめても否定されるだけではないのか。
認知症の人も介護者も気持ち良くコミュニケーションすることができ、結果的には徘徊、妄想、介護者への抵抗、攻撃的言動など、介護者を困らせる行動・心理症状を減らすことにつながってくる。
今、この瞬間を共に楽しむことができるのは希望ではないか。
ワークショップは本当に楽しく、まさにコミュニケ―ションのヒントを見つけることができました。

