北区環境審議会、王子駅前地区再開発計画の環境影響評価調査計画書が議題に。

2月17日(火)、北区環境審議会にて、王子駅前地区再開発計画の環境影響評価調査計画書が審議されました。

はじめに、事業者(住友不動産)より、事業内容の概略や環境影響評価項目の選定、および影響地域について等、以下、説明されました。

北区王子1丁目および、堀船1丁目に位置する計画地(約26000㎡)の商業地域、準工業地域において、東街区(東棟)に、住宅、駐車場など、西街区(西棟)に、住宅、商業、ホテル、事業所、駐車場の他、貫通道路、石神井川にかかる橋梁などの建設、および南口広場の整備を計画するもの。

令和9年度(2027年度)~令和15年度(2033年度)、供用予定時期は、東街区が令和15年度(2033年度)、西街区が令和16年度(2034年度)とする。

計画地はJR京浜東北線、東京メトロ南北線が乗り入れる王子駅に近接し、令和5年3月「王子駅周辺まちづくりガイドライン」の中で、王子駅まちづくりの整備計画の「先行実施地区」に位置づけられ、駅前にぎわい拠点の誘導、南口広場の再整備、北区役所新庁舎(予定)と連携した災害対応拠点の形成などの取り組みや、歩行者が快適さえを感じ、回遊性を高める「ウオーかブル・ガーデン」や「コネクティング・コア」に位置づけられている。

本事業では、中央口付近の広場機能を確保することで、ウオーカブルガーデンを実現し、飛鳥山公園からの景観に配慮し、駅前の高度利用により、人の移動の中心となる施設や機能を有した都市中心拠点、商業、業務、住宅、生活機能など複合施設拠点をめざす。

(本計画地と北区役所新庁舎予定をつなぐ歩行者動線(デッキ等)の整備、地下鉄駅をつなぐ地下動線のバリアフリー化、南北のまちをつなぐ貫通道路、南口駅前広場整備、王子駅中央口の顔となる歩行者ネットワーク改善と広場空間の整備)

 (駅前広場などの整備、自然環境と調和した居住、生活機能の整備、ライフスタイルの変化に対応する複合的な都市機能、王子駅周辺の観光の促進に資する交流拠点としてのホテル機能の整備)

(飛鳥山公園からの眺望を意識した空間、景観形成、四季の移ろいを感じさせられる立体的な緑環境の創出)

(災害対応力を高める機能、オープンスペース、一時滞在施設、防災備蓄倉庫の強化、避難ルートとしても機能するデッキの整備、木造住宅密集地域における防災性及び災害対応力の強化)

・工事中の大気汚染、騒音・振動、水質汚濁、土壌汚染、地盤、水循環、史跡・文化財、生物・生態系、自然とのふれあい、廃棄物を選定。

・工事の完了後は、大気汚染、騒音・振動、地盤、水循環、日影、電波障害、風環境、景観、廃棄物、温室効果ガスを選定。

西街区と東街区の高層棟の中心を結んだ中点から約800mの範囲として、

北区の王子1丁目、王子2丁目および3丁目および6丁目の一部。豊島1丁目、豊島2丁目および3丁目の一部。堀船1丁目、堀船2丁目および3丁目の一部。栄町の一部。王子本町1丁目および2丁目の一部。岸町1丁目の一部。滝野川1丁目および2丁目の一部。上中里2丁目および3丁目の一部。

(以下、テーマごとに要旨概略まとめ Q質問、A住友不動産の応答)

Q、各地域にどのような影響があるのか?これまでの実績で、景観以外の影響は?

A、各地域については、これからアセスして評価していきたい。高層建築物の影響の他、工事中は大気汚染、騒音・振動が大きい。建築後は、景観、風、日影、電波障害などがある。東京都の技術評価指針の基準にもとづき、アセスは実施する。

Q、高層建築物なので、風、日影、電波障害の影響あると思う。新庁舎のエントランス付近で転倒のリスクないのか?工事車両も騒音、振動の懸念、準備組合の情報など、区民にどう伝えていくのか?

A、環境影響評価書案で住民説明会を今年中には予定している。

Q、アセスメントと工事の関係は?

A、アセスの手続き終わらないと、工事が始まらない。

Q、人口増や給排水の問題、どこまで公共とのすりあわせができている計画なのか?公共側が可能なのかあらかじめおさえられていないといけないのでは。

A、雨水やごみなど細かいものは協議。施設ボリュームは法人で考えてきた。

Q、飛鳥山公園からの眺望、2棟のビルはどう見えるのか?

A、151ページの地点で、眺望評価あり。

Q、景観、日影についての調査ポイント、石神井川や明治通り方面は必要ないのか?

A、印刷局もあり、東京都の基準では隣接していない。

Q、北東側、北区役所側の圧迫感があり、新庁舎エントランスにもポイントをつくるべきでは?

Q、風の影響は模型での実験とリアルは違うのでは?風の予測値は平均ではないと思うが、、、。樹木も10年待っていられない。対策もとってくれるのか?

A、ビル風の影響、事後調査も行う。予測と異なる予測を超えた場合は、改善必要。

Q、風の影響について、事業と並行して、新庁舎建設の工事もあるがどうか?

A、将来の模型に、新庁舎も入れて複合実験を行っていく。

Q、風について、北風が強くふくところにあたる。1つは、西棟・東棟の間。2つは、西棟と新幹線の間など。風実験のデータは、現地観測のものなのか?住民感覚は突風が問題。実験の時は平均になってしまう。南口にあるファーストタワーでも強い風が吹くので、その2倍の高さでとても心配だ。

A、基準では風土実験は、上空風を示している。できた後の事後については、被害があった場合は申し出てもらう。

Q、工事中の車両について、御社の工事と新庁舎の工事と工期が重なり、トータルに見ていく必要がある。考えているか?

A、新庁舎はまだ立つ状況がわからないので、会社としては加味するのは難しい。

Q、工事中の騒音、振動が問題。赤羽台でも近隣住民から苦情が多かった。

A、建設機器の配置で予測をたて、dBもわかるようにする。

Q、解体工事の対応検討は?解体工事中などシートで暗くなってしまうので、明るさや安全対策に配慮を求める。

A、アセスメントの対象になっている。アスベストについても適切に対応する。

Q、土壌汚染、印刷局ではヒ素も確認され、対策しながら工事している。廃棄物も現地調査すべきではないか。

A、日本製紙から資料は受け取っている。東京都の土壌汚染対策法で都の対応が決められている。それにもとづいて対応する。廃棄物については、解体量など事前資料で把握している。

Q、石神井川の水質汚濁、悪臭も評価に入れた方が良いのでは?

A、石神井川の悪臭、把握しているが、橋梁の建設で川の中に入ることはないのではと考えている。

Q、荒川氾濫で、浸水する地域。機械室が地下にあるのは良くないのでは。防災拠点としても機能させる。在宅避難が可能な場所でもある。再検討すべきでは。

A、今後検討していく。

Q、震災時にも生活できる防災性能を高めてもらう必要ある。

Q、飛鳥山は江戸文化、町民文化の中心だった。世界文化遺産をとの話も出ている。

Q、樹木も守るようにしてほしい。等の質疑応答が行われました。

Q、工事車両の出入りが、三角公園の出入り口。バス停もあり、工事中も、できてからも問題ではないか。区長意見で強調してほしい。

Q、三角公園の部分と貫通道路の地図が、建設後を反映していない指摘すべき。

植栽は大事なので、ぜひ入れてほしい。

景観の影響で、北とぴあ展望ロビーからのビューや、名主の滝公園再整備で、展望デッキも計画されている地点も加えるよう求める。

などの意見が出され、正副会長とも相談し、事務局で検討すると回答されました。

住友不動産提供資料より抜粋

王子駅周辺まちづくりガイドラインより

王子駅前地区計画地位置図 抜粋

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