2020.03.13
介護保険給付 計画と実績の乖離問題
本日は決算特別委員会の歳入・特別会計の集中審議。私は、介護保険の運営について質問しました。
わが会派は、この間、北区の介護認定が、他区に比べて要支援の割合が高いこと、介護保険給付費が、計画と実績で大きな乖離が生じていることが課題であると指摘してきました。
平成27~29年度の第6期介護保険計画では、初年度7億、2年目が17億、3年目が20億円と、3年間で約40億円の乖離が生じました
同様に、第7期計画の初年度、H30年度は19億円の乖離、執行率は93%となっており、2年目の今年度(令和元年度)はどのような見通しになるかとの質問に、「執行見込みは、9割前後」との回答でした。従って、今年度も、乖離は20億円前後になります。
北区はこの問題について、計画に実績が届かないのは、生活介護の伸びが少ない。有料老人ホーム入所の軽度者が多かったことや、通所介護などが2時間単位から1時間単位に変わったことなどを説明しています。
私は、認定が軽くでていないのか。介護サービスが十分届いているかどうか等、改めて北区の介護保険の運営を精査して頂くよう重ねて要望するとともに、
2年続けて、20億円前後、使わなかったということは、結果として、保険料を多く取りすぎているということになる。第7期の介護保険料は、基準額で73380円。保険料が高すぎる。負担が重いとの区民の声は本当に多く、来年度から改定作業が始まる、第8期の介護保険計画の中で、
必要な介護サービスを十分確保しつつ、適正な保険料にするために、準備基金も活用して、保険料の引き下げを図るべきだと質問しました。
北区は、3年間の推計を見ながら、基金については、適正な活用を図っていく旨、答えました。