2020.07.11
性虐待・ネグレクト、、困難を抱える子どもたちが求める支援とは
「子どもたちの声をもっと真ん中に!性虐待、ネグレクト、、、困難を抱えた子どもたちが求める支援とは」と題した、コラボ代表仁藤夢乃さんの講演会(JCPWithYouTOKYO主催)に参加。
コラボでは、家に居場所がない、困っている少女が暴力や搾取に行きつかなくてすむよう10代女性を支える活動を行っています。
2018年からは、厚労省のモデル事業で、新宿や渋谷でのアウトリーチ活動やつぼみカフェと称したバスカフェも実施。
コロナ禍で、3月以降は200人を越える相談になっていると。(これまでの半年分の相談)
児童買春や性暴力など、少女達が危険に取り込まれる前に、支援につながる必要があるが、行政の相談はアクセスしずらい。申請主義でなかなかつながらない。
また、コラボがアウトリーチ活動などでつながっても、行政の支援メニューは、受け皿が足りない。里親もハイティーンには対応できていない。婦人保護施設もハードルが高い。一時保護所、児童養護施設では子どもの人権が守られていない状況があるなど、
少女達主体の制度になっていない課題が指摘され、行政に携わるひとりとして、その改善を進めなければと改めて受けとめました。
少女達との関係、信頼を築くには、支援臭を消すこと。利用のハードルを下げること。支援する、される関係ではなく、運動を作っていく仲間としてみる。当事者としての運動を大切にするなど、
子どもが主役、対等な関係を大切に少女達と一緒に活動を進めてきたコラボの取り組みに深く学びました。