北区障害者計画改定にむけて

 10月15日、北区自立支援協議会に委員の一人として出席しました。

 今年度は、2021年~2026年度(R3~8年度)の北区障害者計画2021及び、2021年~2023年度(R3~5年度)の第6期北区障害者福祉計画・第2期北区障害児福祉計画改定にむけた検討の年にあたります。

 この間、北区は計画改定にむけ、障害者実態・意向調査を実施、障害者団体の代表委員と共に、相談支援・地域生活・権利擁護・就労支援の各部会を設置し、具体的な議論をすすめながら改定作業を行っています。

 本日の自立支援協議会では、計画の素案が担当事務局から説明され、各委員から以下、質疑が交わされました。

基幹相談支援センターの整備と、障害者自立生活支援室の関係は?」

精神障害の方が地域で安心して暮らせる地域包括システムの具体的なイメージは?」「65歳をこえると介護保険との連携が必要になるがどう取り組むのか」「コロナで、就労定着支援も仕事が減っていて不安を感じる」「テレワークが推奨されているが、家の中でいるとストレスやもめごとも増える。外での家族以外の社会的な活動は大事だ」「アウトリーチの本人、家族への支援は重要だ」

 「知的障害の方たちも、雇用はされていて給料は一定でているが、ほとんど仕事でお呼びがかからず、自分たちはどうでもいいと思っているのかと」「テレワークに対応できない人もいるのが課題」「離職になる人が増えてくるのではと不安」「高齢者の方々もひきこもりがち、障害者がつながりをつくって、地域で共に活動できるといいのでは」

 「重度の肢体不自由児・者への支援、通所で通えるところを増やしてほしい。また、支援の継続という点では、教育現場でサポートファイルさくらを作っている。障害福祉に活用してほしい」「重度障がいを支える親も高齢化している。感染のことも考えひきこもりがち、不安を抱えながら介護している。」「重度障害のGHや、日中活動の場である生活介護施設、緊急一時保護やショートスティの整備誘導をすすめる」

「災害時の避難、施設整備もすすめてほしい」「福祉避難所も整備し、避難の個別支援計画の作成をすすめる」

重度障がい児・医療的ケア児への対応について、自粛という形で排除になっていないか」「保育園でも看護師の体制を確保するなど、受け入れできるようにしてほしい」「今回の計画で医療的ケアを明記し、部会も設置して保育課とも連携し検討進めていく

 「24時間、重度訪問を受けている。コロナ禍もあり、発熱しただけで不安だ。緊急コーディネーターの存在、相談できる場を具体化してほしい」

 「福祉人材の確保が大きな課題。一緒にやってほしいが給料が低いこともある。北区としてはどう具体的にすすめるのか」「専門性を高める研修、働き甲斐のある職場の周知・広報、区でも何ができるのか検討進めていきたい」

 以上等々、大変、有意義な意見が交感されました。議会全体でも、障がい者施策はコロナ禍でも、優先的に取り組んでほしいとの声があがっています。切実な要求・課題を進められるよう、北区と共に頑張ります。

 

 

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