性の多様性理解・促進、ネットワークと区議との懇談会にかえて

 1月23日は、毎年恒例の北区男女共同参画推進ネットワークの皆さんと超党派区議との懇談会が予定されていました。テーマは、性の多様性理解・促進です。しかしながら、コロナ感染防止の観点から、今年は残念ながら中止に。

 そのかわり、議員・会派の意見をアンケートで応えることになり、私は以下の内容でお答えしました。

質問1、区民からの相談について

 当事者の方からのご相談は、私自身、それほど多くはありませんが、何人かの方から、自分自身の中の戸惑い、人に理解されない苦しさ、どう対応したらよいかなどお話をお聞かせ頂き、相談機関や医療機関などご案内させて頂いています。

質問2、区議会以外での活動について

 当事者の方のお話を伺える講演会や研修会に参加したり、同性婚訴訟の応援、本を読む、映画を観るなどのほか、レインボウパレードに毎年参加しています。

質問3、パートナーシップ制度についての考え、区での展望について

 自治体としてパートナーシップ制度を創設することは、多様性を持つ個人の存在そのものを社会的に認める人権の課題であり、区の姿勢を示し、区民理解を拡げる牽引力にもなるものだと認識しています。区民理解がすすんでから制定という段階的スタンスから、人権を尊重することを最優先に対応することが大事と考えます。行政の準備としては、当事者団体との協働、相談窓口開設、区民啓発、職員研修など、実践的には着実に進んできているので、来年度にも実施する区の決断を求めたいです。議会各会派の理解も機が熟してきていると認識しています。

北区男女協働参画推進ネットワークより頂いた資料
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