高齢者の方々のくらしの困難の声

 本日は、集合住宅にお住いの地域の皆様の声を多数お聞きしました。長く住んでおられる方が多く、高齢化がすすんでいます。

 非課税世帯への物価対策給付金の手続きは、書類が届いている方は「もう出しましたよ」とのお返事が、ほどんどでしたが、他には「まだ来ていません」との声も多くあり。よく聞いてみると、息子さんや娘さんと同居している方々で、ご本人の年金は少なくても同居家族に一定の収入があり対象とならない場合でした。「一人一人にほしいですね~」と。ホントにそうです!

 また、ご家族が入院療養中の方や、自宅で介護中の方も多く、医療費や介護費用の負担や介護そのものにもご苦労の様子がこもごも。「自分は10月から、医療費が2倍になったよ。外来でも、薬をもらう時も値上りして、結構きついね」と。「介護保険料も高いからね。これで使う時に利用料が倍になるなんて嫌だね」と。本当にそのとおりです。

 それでも中には「ヘルパーさんに手伝ってもらい、お風呂場の荷物をかたずけ、入浴できるようになった」と喜びの近況報告も。ヘルパーさん、本当にありがとうございます。

 更に、住宅の家賃がもう少し安くならないかーとの声も何人もの方から伺いました。家賃は固定経費であり、節約はできません。年金が2カ月ごとに入金のため、毎月の家賃引き落としに間に合わず、遅れての入金になる方も。(その場合は若干延滞料金がかさみます)年金も下がり、他に収入がない高齢者の皆さんにとっては、家賃の固定経費の軽減はとても切実な要求だとしみじみ感じました。

 ニュースでは、出産一時金の増額にあてるため、75歳以上の医療保険料の上限を引き上げることも調整中と。子どもの出産という社会的な支援の構築を、なんで世代間の分断をあおるような形で行うのかーと悲しくなる。

 長引くコロナ、物価高の中、年金を減らし、医療や介護の負担を増やさないでくれ!との声を届けます。

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