2025.10.17
2025年東京都日中友好議員連盟協議会訪中団報告2
10月15日(水)は、朝6時半にホテルを出発し、北京空港から、四川省成都市へ移動。
東京都日中友好協会は、成都市がパンダ生息の地であり、日本人に人気の三国志や四川料理をはじめ、サブカルチャーやポップカルチャーなど若者文化の中心でもあり、日中友好を促進するため、2022年に成都市対友協と交流覚書を結んだとのこと。その流れもあり今年の友好交流2つめの市は成都市に。
午後より、2300年前に作られた都江堰水利工事を視察。都江堰は水害を律し、成都市などで暮らす住民の飲料水をはじめ、工業、農業用水はすべてこの水利工事によって現在もなお安定的に提供されており、その工学のすばらしさから世界文化遺産に登録され、四川省人民の誇りともなっているものです。

ダムをつくってしまうと、上流へ船が移動できないため、ダム以外の方法による治水を考案。川の中に人工的に島をつくり、最初のくちばし部分で、水の流れを6対4に分散、更なる下流でも人口堰により水流を分散する方式。

その景観、水利工事にふれ、雄大な山々に囲まれた四川省の歴史と技術、人々の歩みに感動しました。
夜は、成都市対友協主催の交流会に参加しました。高校生の頃に日本へ交換留学したことをきっかけに、北京大学で日本語を学んだという、成都市職員さんがとても流暢な日本語で応対してくれました。
16日(木)午前中はパンダ繁殖基地センターや四川博物館を参観。
パンダ繁殖基地センターでは、なんと200頭以上を飼育しているとのこと!成都市はパンダ発祥の地ということで、まさにパンダ🐼の街。街中にいろいろな姿でパンダが装飾されています。
バンダの愛らしさは、どの国、どの世代にも共有されるもので、日本でも和歌山県や東京都などバンダを往来しての友好交流が重ねられています。人と人の交流はもちろん、バンダを通じても友好がはかられることを改めて実感しました。

ホテルルームでもパンダが歓迎(^^)
四川博物館では古代から発掘された土偶や置物の姿から、四川省の人々が笑顔で何事にも向き合う姿勢を大切にしていることを感じ、自身の学びにもなりました。特別展では人民勝利80周年企画も。
午後からは四川省で研究されているリニアモーターカーの試乗や産業団地で伸長している健康食品イノベーションセンターを参観させて頂きました。





健康食品研究開発センターの前で訪中団ショット。
夜は、四川省外事弁公室役員と懇談し、日中友好のきずなを拡げていくエールを交わしました。

17日(金)は、成都天府空港から成田空港へ移動。無事、日本へ帰国。
3日間という限られた期間でしたが、現在の中国の状況の一端を体感し学び、草の根からの確かな友好関係を築いていく大切さを実感した訪中となりました。この貴重な経験を今後の活動に活かしていきたいと思います。
最後に、訪中団実現に尽力頂いた中国大使館、北京市や成都市の外事弁および対友協の皆様、更には、日本の事務局であるNPO法人東京都日本中国友好協会の皆様、本当にお世話になりました。謝謝。
